- 作者: 渡邉美樹
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2012/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ガンが進行しているため、近いうちに命を終える可能性があると考えると、人生の終わりについて深く考えるようになります。
父は遺体供与を選択するので、灰として家族のもとに戻ってきることでしょう。その前には家族葬を行い、年金停止や不要なサービス解約などを済ませる必要がありますが、最終的には遺産を分割して共有します。
死ぬ側の視点
老衰で静かに逝くこと、交通事故や脳梗塞・心筋梗塞で突然亡くなること、そして長期間にわたる病気による苦しい死が考えられます。生への執着があれば、その痛みを耐え抜いても良いかもしれませんが、未完の目標がある人は地獄のような経験になるでしょう。
一方で、現在やるべきことは何もなく、生き続ける理由を探している人もいます。
死と宗教
死に直面すると多くの人が宗教的な考え方に傾くようです。生まれてきた目的や人生の意味、魂の行方などへの疑問が湧きますが、私は科学の進歩を長く生きながら追跡したいという欲求を持っています。
幼少期の富士通FM-7は「魔法の箱」と思えたものの、実際には単なるゲーム機程度で失敗しました。しかしパソコン通信を通じて人と繋がる楽しさを知り、現在ではスマホアプリでさまざまな機能を利用できるようになりました。
現代と未来
かつてはポケベルしかなかった携帯電話も進化し、LINEやその他のコミュニケーションツールが登場しました。テレビは白黒からカラーになり、録画装置のベータやVHSから全録機へ発展しています。
映画も劇場公開→ビデオレンタル→DVD/ブルーレイ→ネット配信と時代と共に変化し続けています。こうした進歩を目の当たりにすると、未来への期待が高まります。
生き方の二極
夢に向かって計画的に行動する「目標達成型」と、流れに任せて生きていく「天命追求型」があります。ワタミ創業者渡邉美樹氏は前者の典型例ですが、現在ではメディアから遠ざかっています。
いきあたりばたりで生きるタイプは後者に該当し、どちらが良い・悪いという判断はできません。しかし、夢に向かって努力している人は目標達成型の方が適しています。
死の前での意識
目標達成型の人々は自身の進捗を確認しながら逝きますが、天命追求型は人生全体を振り返り「よかった」「残念だった」と結論づけるでしょう。大切なのは、生まれてきて良かったと感じられるような生き方を選ぶことです。
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