脳のMRI検査を受ける前に知っておきたいポイント
私は手のしびれや耳鳴りが続いたため、これまでに脳のMRI検査を3回受けてきました。結果は「脳底動脈が変な経路になっている」「軽い脳梗塞が見つかっている」などでした。
症状があるので今後も定期的に脳MRIを受ける予定ですが、保険適用で費用は約1/3に抑えられます。ただし、症状ありきで検査しても動脈硬化の程度や小さな脳梗塞の進行状況を詳しく教えてくれる医師は少ないです。
これまでにMRIを脳・胸・腹部で10回以上受けてきましたが、診察をしてくれる医師は病巣が見つからなければ「問題なし」と終わることが多いです。以前、腹部MRIで大動脈にプラークがあるのを発見したのも、総合病院で撮った画像をホームドクターに持ち込んだおかげでした。
専門外の事象は診ないのが普通です。そこで、まともに脳ドックを受けることにしました。
脳ドックとは?
脳ドックはMRI/MRA検査と頸動脈エコーがセットになったシンプルなコースです。相場は2万〜3万円で、MRIは脳の断面画像を作り脳梗塞や腫瘍を検出し、MRAは脳血管のみを映し出して動脈瘤などを探します。
予約と当日の流れ
予約した時間に病院へ行くと、小さな歯医者のようなクリニックが目に入ります。受付はきちんとしており、スタッフも丁寧です。
頸動脈エコー(初めて)
まずは頸動脈エコーから始まりました。ベッドに仰向けになり、顎を天井に上げる姿勢で首にローションのようなものを塗り、左右の頸動脈を音波で撮影します。約5分で終了です。
MRI/MRA検査
次にMRI/MRAです。ベッドに仰向けになり頭を固定し、筒状の機械へ入ります。ここで気になる点は顔にマスクのようなものが装着されるタイプということでした。
- ヘッドホンはなく、代わりにマスクと肩の間を埋めるクッションで固定します。
- 閉所恐怖症がある人には不快感が強くなる場合があります。
私は軽い閉所恐怖症があり、呼吸が苦しくなりました。看護師さんに一度出て呼吸を整えてもらい、その後クッションの圧迫感を減らしてもらいました。30分程度で検査は終わり、結果は約2週間で郵送される予定です。
ポイントまとめ
- 脳ドックはMRI+MRA+頸動脈エコーのセットで、費用は約2万〜3万円。保険適用ならさらに安くなります。
- 「マスクタイプ」の機械を使用する施設では閉所恐怖症がある人に注意が必要です。事前に設備を確認しましょう。
- 最新型のMRIは閉所恐怖症でも快適に受けられることが多いので、総合病院での受診をおすすめします。
結果が届いたらまた詳細をご報告します。脳ドックを検討されている方は、以上のポイントを参考にしてみてください。