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グリシンで睡眠が改善できる?5日間〜2ヶ月の使用結果を解説

数年来続く睡眠障害とグリシンでの改善試験

私は長年にわたり入眠障害(3〜4時間しか眠れない)と中途覚醒(0時~4時に目が覚める)の両方を抱えていました。病院ではゾピクロン(アモバン)やゾルピデム(マイスリー)などの超短時間作用型睡眠導入剤を処方され、必要なときだけ服用していました。

しかし「長期的に薬に頼る」ことへの不安が強く、自己減量・増量を試みた結果、薬依存状態になってしまった経験があります。そこで、薬以外の方法で睡眠障害を改善できないかと検討し、非必須アミノ酸「グリシン」を使った自家実験に挑戦しました。

目次

1. グリナとグリシンとは?

調べていたところ、味の素が販売する「グリナ」に注目しました。成分はアミノ酸であり、体内でも合成できる非必須アミノ酸です。主成分のグリシンはエビやホタテなどの魚介類にも豊富に含まれています。

価格は月額7,000円以上と高価ですが、実際には1kgあたり約1,500円で購入できるため、コスト面では大幅に抑えられます。味の素製品は信頼性がある一方、安価なグリシンを自分で調整する方法もあります。

2. グリシンの購入と開封

Amazonから1kgパックを注文。翌日届き、重厚感のある袋に真っ白な粉が入っていました。計量スプーンは付属していませんでしたが、推定で小さじ1=3gです。

3. 白い粉を舐めてみる

味は砂糖に近く、甘みはほとんどありません。手触りはブドウ糖の粉末に似ており、料理にも使えるほど無臭・無味です。

4. コーヒーに混ぜて摂取する方法

デカフェコーヒー(ノンカフェイン)に小さじ1を加えて、1日2回(13:30と20:00)飲む設定で実験しました。甘みは砂糖1杯分程度で、苦味もほぼありません。

5. 一日目の結果

通常はアモバン半錠(7.5mg)を就寝前に服用し、3〜4時間しか眠れませんでした。グリシンデカフェを摂取した結果、23:00に就寝し、合計で約7時間の睡眠が得られました。ただし、2:00に一度目が覚め、6:00に二度寝しました。

6. 二日目の結果

グリシンを1回あたり約6g摂取したことが判明。外出時は携帯用に小分けし、16:00にデカフェで飲みましたが、頭痛(肩から目奥)とともに不快感が強くなり、22:00就寝後1:00に再度覚醒しました。

7. 三日目の結果

頭痛はロキソニンで緩和。レモンティーとジャスミンティーに小さじ1ずつを加えて摂取し、夜間の不快感は減少しました。睡眠時間は約4時間40分で、中途覚醒が2:30に起きました。

8. 四日目の結果

20:30にレモンティーへ小さじ1.5を加え、22:50就寝。朝は5:05に起床し、6時間連続で眠れました。中途覚醒は発生せず、睡眠の質が向上したと感じました。

9. 五日目の結果

同様にレモンティーへ小さじ1.5を加え、23:00就寝。朝は4:15起床し、睡眠時間は5時間15分でした。中途覚醒はなく、全体的に安定した睡眠が取れました。

10. 実験のまとめと考察

グリシンを摂取することで、入眠までの時間短縮・睡眠時間延長・中途覚醒減少という効果が確認できました。特に頭痛がある夜は、薬に頼らずともスムーズに就寝できた点が印象的です。

ただし、個人差がありますので、必ず医師と相談の上で実施してください。また、副作用(頭痛や不快感)も報告されているため、適切な用量を守ることが重要です。

睡眠障害に悩む方は、薬以外の選択肢としてグリシンのような非必須アミノ酸を試してみる価値があります。自分に合った方法を見つけて、快適な睡眠ライフを取り戻しましょう。

Categories: 健康
おーら:

View Comments (2)

  • 具体的情報にあふれる興味深い記事をありがとうございます。私は入眠に2時間くらいかかることがよくあるので、ここ2年くらいグリシン3gを寝る前にぬるま湯に溶かして飲んでいます。飲むと確かに風呂上がりのような弛緩したような感覚があり、30分くらいで入眠できているような気がします。しかし、最近朝起きた時の頭痛がひどく、どうも前夜グリシンを飲んだかどうかと相関があるような気がしています。グリシンの副作用かと思い検索してましたが、それより睡眠パターンの変化で何かほかの問題が見えてきたのかもしれないですね...。

    • コメントありがとうございます。
      最近はグリシンなくても寝られるようになりましたので実験は続けておりません。
      長年服用していたスタチン薬の副作用が突然色々現れるようになり睡眠障害の主な原因もこの薬の副作用だと薬を変えて飲んだりやめたりしているうちわかってきました。
      いくつかの薬を常用されている方は副作用の中に睡眠障害がないか処方箋薬局で薬剤師が確認できる説明書で確認するといいかもしれません。かかりつけ医なども思ったほど薬の副作用の知識までないですし薬剤師然りです。