前日に歩きすぎて3度寝したら、気づいたときにはもう8時。身支度を済ませ、三日間お世話になったパーク仙台をチェックアウトしました。
宿泊費は一泊4,000円で、仙台旅行の決定に直結するほどのお得感でした。室内は古いアパート風で綺麗とは言えませんが、仙台駅へ向かう前に街を散策しました。
観光地として魅力的な街だと感じたため、実際の居住エリアも見て回ることに。候補は、不動産情報サイト「SUUMO」のランキングを参考に、上位駅2つと気になる駅3つに絞りました。
時間があればもう一駅追加しようと思いました。仙台地下鉄の一日乗車券は平日840円、土日は640円とやや高めです。
総距離は短いのに料金が高く感じられましたが、地下鉄は新しくて快適でした。まずは泉中央駅へ向かいました。
所要時間は仙台駅から23分。北端まで行くにはそれほど時間を要しません。仙台駅では混雑で座席が無く、北仙台辺りで空いていると感じました。
まず西出口に出てみると…
裏側にはマツモトキヨシやコンビニが並び、ぐるっと回るとアリオとSELVAがあります。規模は小さめですが、人が集まりすぎずちょうど良い雰囲気です。
10時前なので人はまばらですが、大きな駐車場もあるため土日には混雑しそう。居住地のキャパが大きく感じました。
そして駅ビルがでかいです。
敷地面積ではARIOやSELVAよりも大きく、綺麗で便利な街だと実感しました。
駅の終点なのに座席があり、スターバックスを含む喫茶店も多いのがポイント。SUUMO調べでも人気ランキング3位に入っている街です。
11時頃の街の雰囲気を知りたかったのですが時間的に次の街へ移動しました。移動中に泉中央駅周辺のワンルーム相場を調べると、徒歩圏内で4.5〜5.5万円が目安です。
名古屋でも同じ規模・間取りならほぼ同価格でした。仙台の場合は安いワンルームマンションを購入した方が経済的かもしれませんが、中古マンションの情報は見つかりませんでした。
次に南北線で長町へ向かいました。駅から離れると3万円台、徒歩圏内だと5〜5.5万円が相場です。やはり高いですね。
それぞれの駅では階段を下る側にエスカレーターがあります。
南口から出た駅前には大きなビルが多く、見通しが悪いです。JR長町駅もあり、家賃が高くても仕方ないと感じました。
少し歩けば住宅街の雰囲気に変わります。西口にはイケアもあります。
家具を頻繁に買うことはないですが、食事が便利です。仙台駅に次ぐランキング2位で住むのに適したエリアといえるでしょう。
ただ個人的には泉中央の方が落ち着いていると感じました。調査を短めに切り上げ、駅前で遅めの朝食を摂りました。
次はネット情報から選んだ愛宕橋へ行きました。地下鉄内で相場を調べると5.5万円前後が相場です。
駅名はかすれて読めませんでした。
見渡すとここは仙台駅へ地下鉄で行くか車所有が前提だと思われます。
道路標識に「山形」と書いてあると、遠くから来た実感が湧きます。車を持っていないのでこの街は厳しいかもしれません。
せっかくなので愛宕橋まで散歩してみました。
おお、いい景色です。青葉城恋唄を歌いたくなるような風景でした。晴れていればもっと綺麗だったでしょう。
自然と街が共存していて、都会暮らしに疲れた人にはうってつけかもしれません。ただ商業施設はほぼ無く、駅前の24時間営業大衆食堂「半田屋」くらいです。
青葉通一番町駅へ行こうとマップを見ましたが、仙台駅周辺は家賃も高いためパス。
まとめると、泉中央駅が住むのに最適だと言えます。ただし家賃がかなり高いので、マンションを賃貸にする前提です。
仙台駅に戻るとサンダルの留め具に不満が出て、足が痛くなるほど歩きました。最後に薬師堂駅へ寄ろうと思いましたが、まだ仙台空港から関西国際空港へ飛び、リムジンバスで大阪駅へ行き、近鉄で名古屋まで戻る必要があります。
気が遠くなるようでした。そこで早めに空港へ向かい、遅めのランチを済ませてフライト時間まで休むことにしました。
関西国際空港のようにビジネスラウンジがランドサイドにあれば食事ができると思っていましたが、仙台空港はキャリア専用ラウンジ2つとカードラウンジ2つしかありません。カードラウンジは3階より1階の方が良いらしいです。
到着後、まずは食事を済ませました。洋食屋で牛タン煮込みシチュー(1080円)を注文しました。
空港レストランだと思っていたのですが、とても美味しかったです。ただ、牛タンはもっと安い部位でも同じ味が得られるかもしれません。
店員は面白くて、セットコーヒーをどうするか尋ねました。声が小さく、他のお客さんにも聞き返される中で怒った顔で説明していました。彼女はアホなのか東北気質なのか不思議です。
1階のカードラウンジを探すと見つからず、インフォメーションの女性に尋ねたところ、昨年なくなったと教えてくれました。仙台空港1階West sideのラウンジは既に無いのでご注意ください。
そこで評判があまり良くない3階のラウンジに入ることになりました。
1時間ごとにカード提示が必要です。出発まで3時間もあるので、カードラウンジは唯一の選択肢でした。
カードラウンジにはジュースとコーヒーのベンディングマシンがあり、狭い喫煙室もあります。パソコン付きデスク3席とフリーデスク8席が用意されており、思ったより便利です。
スマホやパソコンに給電できるのも嬉しいポイント。遅延情報が頻繁にアナウンスされました。1時間以上遅延すると大阪名古屋間は新幹線で帰らないといけません。
最悪の場合、新幹線で戻ることを決め、心静かに待ちました。
仙台移住については2日目のコメントでも触れましたが、夏に避暑地としては厳しいです。北海道や長野などの山間部以外では国内に避暑地はないように感じます。
京都・名古屋は盆地で暑いと聞きますが、真夏はどこでも35度を超えることがあります。都会が条件なら利便性を選ぶ方が多く、国内移住は難しいと言えます。
それでも私は仙台に来ました。街の魅力を期待以上に見つけることはできませんでした。食事や雰囲気、女性などです。
チェックイン時間になり、カウンターで手続きを終えて笹かま(260円)を食べて仙台を後にしました。
関空へは定刻通りに到着し、リムジンバスも大阪上本町駅に定刻で到着しました。
まだ往路の半分くらいです。新幹線を使わないため、家まで約4時間近くかかります。
最後は名古屋まで行き、新幹線に乗りたかったが、費用面で中部国際空港から仙台へ飛ぶケースと差が少なくなるので我慢しました。
旅の総費用をまとめました。
- 関空-仙台空港:12,300円
- 名古屋-関空等交通費:7,620円
- 三泊ホテル宿泊費:12,000円
- 合計:31,920円
4日間の食費は10,640円。旅をしていなくても食費はかかりますが、普段の約2倍です。半分を計上すると三泊四日の仙台旅行は37,240円でした。
8月末から9月にかけて繁忙期でもリーズナブルなビンボー旅行だったと言えるでしょう。ただし待ち時間を除いた総移動時間が片道6時間を超えている点もご注意ください。
View Comments (2)
記事拝見させて頂きました。
常々感じてたんですが、無理やり移住することになんか意味があるのかなってね。
自宅マンションがあって現金で1億円が丸々手元にある非常に恵まれた状態。
おーらさんの年齢から考えて馬鹿げたお金の使い方さえしなければ結構のんびりやっていけそうな気がしますけどね。
たまに2泊3日ぐらいでぶらっと旅にでたり気ままで素敵な生活じゃないですか。
自宅を賃貸に出して自分は違う場所で賃貸暮らしとか、半年はここ、それ以外はこっちとか、本当にそんなジプシーみたいな生活が楽しいのかな。
もちろん人それぞれですが・・・
コメントありがとうございます。
最初は寒いのが苦手なので冬は東南アジアにリタイアメントビザでと考え始めだったら暑い夏は北海道で避暑がいいなと。
だから夏はどこかの涼しい国内、冬は東南アジアで半移住を検討しようとこのブログを始めました。
ただ国内に夏涼しいところはなさそうなので福岡を候補に入れた時点で当初の目標が崩れています。。。
札幌、仙台が思っていたより涼しくないことを考えると夏は自宅、冬は東南アジアの半移住もありかと思っています。