インターネットでパスワード管理が面倒だと感じる方も多いでしょう。
しかし、同じパスワードを複数のサイトで使い回すと、ひとつだけ漏れたら全てのアカウントが危険にさらされます。
1. パスワードの共通化はリスクが高い
世界的に有名なパスワードリスト Darkweb 2017 Top100 を使わないでください。
まるで自宅の鍵を金庫にも同じものを使うような危険です。
2. パスワード管理アプリの活用
スマホに パスワード管理アプリ をインストールし、ログイン時に呼び出す習慣をつけましょう。
ただし、定期的に変更すると忘れやすくなるため、頻繁な変更は避けるのがコツです。
3. 二段階認証(2FA)で安全性アップ
二段階認証は「パスワード+追加情報」でログインを確実にします。主に プッシュ型 と プル型 の2種類があります。
- プッシュ型: SNSやメールで送られる通知をタップして承認する方式(例:Google 認証)
- プル型: アプリやウェブサイトからワンタイムパスワード(OTP)を取得し入力する方式(例:Authy、Microsoft Authenticator)
Google の2段階認証はスマホにポップアップが表示され、ログイン許可/拒否を選択できます。
注意点
- 端末のセキュリティロックをかけていないと通知を受信できず、危険です。
- 一度ログインしたデバイスは2FAが不要になる場合があります。定期的に確認しましょう。
4. 主なサービスでの設定方法(リンク付き)
以下のサイトでは二段階認証を設定できます。利用しているならぜひ有効化してください。
- Google アカウント
- Amazon
- Yahoo! メール
- Dropbox
- Apple ID
- 楽天銀行
- 住信SBIネットバンク
- セブン銀行
- ソニー銀行(リンクは省略)
- みずほ銀行
- 東京三菱UFJ銀行
- OCN
- dアカウント(docomo)
- AU
5. 楽天の二段階認証について
楽天はまだ正式な二段階認証を提供していません。ログインアラートのみで、通知が遅れる場合があります。
金融関連サービスでは早めに2FAを導入することをおすすめします。
6. まとめ
- 同じパスワードは使い回さない。
- パスワード管理アプリで一元管理。
- 可能な限り二段階認証を有効化し、端末のセキュリティロックも忘れずに。
安全と利便性はトレードオフですが、少し手間をかけるだけで大きくリスクを減らせます。ぜひ今日から設定してみてください!