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漂泊バイトのアプリを

札幌が雨ばかりなので部屋でぼーっとテレビを観ていたらちちんぷいぷいという番組が放送されており「漂泊バイト」の特集をしていた。

これまで観たことがないと思ったら同系列で地元だとゴゴスマの時間帯に被っている。

漂泊バイトについて日経新聞が取り上げその後あさチャンやちちんぷいぷいなどTBS系列で推しているのかよく特集をしている。

(TBS系列は同じネタを複数の番組で使いまわしするのが好きなようだ。最近だと健康番組で必ずオクラの特集をしている。何度観たことか。白いんげんで懲りたと思ったがそのうちまた同じ過ちを繰り返しそうだ)

都会での生活になじめず、将来に惑う20代、30代が全国の農村を渡り歩く人々が行うアルバイトを「漂泊バイト」と呼んでいる。

様々な事情を抱えながら人手不足の現場を支える「農業バイト」の数は3万人とも言われる。

漂泊バイトをする人は「農の旅人」とも呼ばれるようだ。

農家の高齢化により繁忙期に必要な農業パートさんが高齢化してやめてしまい後継がいないため代わりの労働力を担っている。

農家の人は繁忙期に人手が欲しい、農の旅人は気軽に旬で忙しい地域を年中旅をしながら働いて稼ぐということで利害が一致して成り立っている。

番組では農業人口を増やすために農業で十分な利益を上げられることを示して一年間働ける正社員として雇えるようにしたいという農家の言葉でまとめられていた。

農家そのものを減らないようにするのは国、自治体、JA、農家が長期的に考えていくべき課題だと思う。

一方で現状の労働力維持も必要で農の旅人の本人達には気軽に楽しく効率よく、農家にとっては確実に人手不足が解消できるようなマッチングの仕組みを考えるべきではないだろうか?

バイトル(乃木坂)、indeed(斎藤工)、タウンワーク(松本人志)みたいなあれ。

農の旅人のバイトルだ。

普通のバイトのマッチングと違うのは農家には旬(繁忙期)があるのでどこで何の農作が収穫できるか把握して一人一人の年間で日本縦断する経路を作り農家とマッチングさせないといけない。

そんなことが可能なのは農業の情報を把握しているJAくらいじゃなかろうか?

農家の寮などで農の旅人同士が次はどの地方へ出稼ぎに行けばいいか?と話し合って酒を飲みかわすのも楽しそう。

しかしバイトアプリみたく需要と供給でシステム化してしまえば年間マイルートみたいなもので、次は沖縄のサトウキビ農家だとか福島の米農家だとか静岡の茶畑農家だとか冬までの行先が決まっていれば安心して旅ができる。

もちろん今まで通り風来坊のように何も決めずに旅をしながら稼ぎ渡る人もありだろう。

そんなニーズにはシステムで既にルートは決まっているがマスキングされていて次どこに行くか分からないのもありだ。

それに番組では犯罪者等が逃亡で食いつなぐための温床にならないかという懸念に対してもシステム登録によって身分を明確にすれば雇う農家も安心できるし農業バイト履歴も閲覧できれば更に安心だ。

そして農家は農家で今年はバイトが来てくれるだろうか?と不安になることもなくなる。

バイトサイトのように農家の評価や農の旅人の評価を出来るようにしておけば能力の高い人や頑張る人は色を付けてもらうこともできるだろうし、農家は農家で風光明媚だとか食事がおいしいとか賃金がいいとか評判が良ければ人手が集まりやすくなるので賃金に見合わないブラック農家(*)みたいなものも消えるだろう。

(*)存在するのか知らない。

JAの意見箱みたいなものがあればこのアイディア送ろうと思ったのだがなかったので、もし関係者の方で面白いなと思ったら上層部に進言してみて(笑

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