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松山旅行記4日目

本日夕方にピーチで松山を離れる。

寝起きに不整脈が連発して少し青ざめた。

脈が跳ぶというより踊っている感じだった。

2年ぶりにホルター心電図でも受けるかな。

2日連続で酒を飲んだせいなのか、旅のストレスでも溜まったのか、わからない。

どちらにしろ松山からの遠出はやめておく。

もう行くあてもない。

ホテルをチェックアウトして外に出ると雨の予想だったが青空すら見える。

途中花屋の横のレンタサイクルを見つけるがここ2日で街中は見た。

どうしようとフラフラ大街道を歩く。

旅番組ならこのあたりで仕込みのイベントになるがリアルではそうもいかない。

うーん

梅津寺に行くか。

(ここで勘違い)

梅津寺まで往復720円で伊予鉄の1Dayチケットが700円だから1日乗車券買えば梅津寺から戻っても色々回れそう。

と調べもせずに解釈した。

イマイチ松山市の広さを理解しておらず梅津寺あたりは市内だろうと勝手に考えていた。

このチケット乗れるのは路面電車だけだった。

路面電車は1乗車が160円なので5回乗らないと元も取れない。

市内観光詰め込んでも5回乗るのは案外難しいと思う。

日付はスクラッチ式でお姉さんが親切に削ってくれたので払い戻しも無理か。

仕方がないので昨日行き損ねた坊っちゃんカラクリ時計に行きあとは適当に乗ったり降りたりしよう。

市内をうろついているなら初日の事故等でフライト時間に遅れる心配もない。

駅の目の前にあったが気が付かなかったらしい。

カラクリが動く時間でないのでさっさと戻りの電車に乗り込んだ。

経路図で一度も行っていない上方の路線に乗ってみるか。

松山市駅行きに乗り上一万駅で乗り換えた。

線路を跨いで反対路線に移動するかと思えばちゃんと連絡用地下道がある。

そして次に乗った電車はかなりレトロだ。

踏切でママに抱かれた赤ちゃんが路面電車に手を振りそれに応える車掌さん。

それをみていた乗客みんなニコニコしていた。

まあこの光景を見ただけでも今日は良しとしよう。

こちらの路線は下方の松山駅から道後温泉を結ぶ観光路線ではなく市民の足で生活路線になっている。

そして車間が細く建物スレスレを走ってミニチュア鉄道かと思えば普通サイズの駅があったり。

こんな電車に乗ることがないので楽しい。

お腹が空いたので松山市駅でグーグルで寿司屋を探すと外れた場所ばかりに誘導する。

松山市駅前に寿司屋ないのか?

仕方がないので500mも離れたお店に入った。

頼んだ寿司ランチ(900円)はアサリの味噌汁、茶碗蒸し、茄子の揚げ煮、寿司9貫でネタも肉厚で当たりなのはいいけど

駅前で食べたかったのに遠いところに誘導するのはヤメテ欲しい。

でもありえないコスパ。

ちなみにお店の名前は「いっかく」

お腹も膨れたのでまた路面電車の旅へ。

待つのが面倒なのでどこ行きかよく分からない電車に乗る。

路線1でさっきと反対回りかと思えば同じ路線の2周目だった。

ポイント転換で一時停止とかレトロ感満載でいい。

本町6で下車して本町1の経路に乗り換えて全線制覇しようかと考えたが待ちが長そうなのでやめて松山駅で下車。

1dayチケットのもとは取れていないが路面電車はお腹いっぱい。

まだピーチの受付時間まで1時間以上あるがカードラウンジで休めばいいと早めにリムジンバスで移動した。

しかし天気ばかりは変えようがない。

空港で2時間制限のカードラウンジに入り時間を潰す。

JALやANAなどは羽田のトラブルで多くの便が遅れているがピーチは予定通り。

一安心してチェックインを終えて保安検査をくぐってゲートに行ったら大混雑だ。

椅子が空いてない。

何事かと思えば2便が同じゲートで遅れている。

それでも短時間で搭乗させ関空の滑走路が混んでいても予定通りに到着した。

ピーチさん有能だ。

ターミナル2に到着していることを忘れてJR、JRと駅を探していたらターミナル1行きの連絡バスが最後数人でドアを閉めようとしていたので思わず飛び乗った。

空港のみどりの窓口が混んでいたので乗車券だけ買ってトビ乗ろうかと思ったがよく見ると混んでいるのは外国人窓口で日本人用はガラガラなので名古屋までの乗車券、JR特急券、新幹線の特急券を握りしめてはるかに飛び乗った。

JRさん窓口分けるなんて有能すぎる。

ここまでタイムラグなしの完璧な接続だ。

しかしそうは問屋が卸さず最後の最後に高槻駅で人身事故だ。

ただ今日は運がいいようで新大阪までは問題なく到着した。

おかげで23時前に家についた。

旅の総括として丸3日は長すぎだった。

自分のように観光地に10分も滞在できない人間であれば路面電車で効率よく回れば1日で十分だ。

ちゃんと計画を立てていれば3日もあれば宇和島や宮島観光もできそう。

ただ分刻みの計画はノルマ感が強くて無理だ。

最終日を除いて基本雨だったのでレンタサイクルに乗れなかったのが不満だった。

最後に1Dayチケットを買ってしまったのはご愛嬌。

これまで巡った国内都市の中では物価が安くてクオリティが高い。

とにかく松山市駅周辺や大街道あたりのランチの安さは目を見張った。

国内移住なら福岡、福岡言ってたけど外食中心だと松山の方がいいかも。

自動車のドライバーも歩いていると必ず優先してくれるし温和な性格がにじみ出てる。

歩きやすい。

それふつう?

いやいや名古屋では横断歩道で歩行者の鼻先をふつうに車が突っ切っていく…

これでは毎年事故死亡者数1位争いしていて当たり前だ。

移り住んだ頃この県民いかれてると思った。

あと駅がごみごみしてない。

そして松山は福岡並にコンパクトシティなのもいい。

コンパクトシティは売りにした方がいい。

自転車で十分生活できそう。

いい街だと思うけど海外に出かけるなら福岡、新千歳、セントレア、関空に近いほうがLCCの就航も多いし便利。

観光なのでスーパーはチェックしていなかった。

フェリーの旅について、

名門大洋フェリーとオレンジフェリーで構造の違いがイマイチわからなかった。

フェリーが金太郎飴状態なのはある程度仕方がないとしても太平洋フェリーとオレンジフェリーくらいの違いはあって欲しい。

もう一便どこかの会社のフェリーに乗ってみるつもりだがまた同じような構造、設備だったら飽きるんじゃないかと危惧している。

Categories: 旅行記
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