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熊野古道旅行記1日目

知人から熊野古道のハイキングに誘われたので即答で行くことにした。

大昔に会社の後輩が熊野古道付近出身と聞いてずっと行きたいと考えていた。

ただ名古屋から熊野古道って電車で行くと結構出費がかさむ。

LCCで北海道の方が安いし背中を押してくれないと行けなかったので渡りに船だった。

そして連れが調べておいてくれた南紀・熊野古道JRフリー切符なるものがあってお安くなる。

ぷらっとこだまとか観光フリーきっぷとか存在を知ってるか知らないかでは大きな違いになる。

普通に買えばバス移動を含め18000円くらいかかりそうなところフリーきっぷだと名古屋発で9780円だった。

日帰りで熊野古道を適当に歩いて帰ってきたかったが知人が三山は必須と主張するので1泊2日でタイムチャートを作った。

主張した本人は熊野古道のサンプルをベースにあーだこーだと考え2泊3日なんて長い日程を作ろうとしていたのでイチから作り1泊2日で完成させた。

ざっくりした計画はJR新宮駅から徒歩で熊野速玉大社、神倉神社を回り昼食を取ってバスで本宮大社に寄って新宮駅近くのホテルで1泊、2日目はJR那智駅からバスで大門坂から小口までトレッキングしてバスで新宮駅に戻り帰る。

リスクは最後の小口〜神丸〜新宮のバスが20分遅延するとJR特急が無くなるため連泊するかJRと近鉄を乗り継いで5時間かけて帰らなければならない。

といって1本前のバスだと17kmのトレッキングを3時間で負えないといけないので無理だ。

タイトなのは最後のバスだけなのでそれまでは大抵の遅れは何とかなりそうだ。

名古屋駅まで電車に乗るとガラガラの席の目の前に風邪引いたおっさんが座る、その後混んでくると風邪引いた学生が目の前に立つ包囲網ができるのは毎度安定の事象だ。

そろそろ誰か自分が風邪引きを近くに集める何かを放出していないか調べて欲しいものだ。

9月の頭にも伝染されたばかりなので飴舐めて唾液で喉を湿られせて伝染らないことを祈る。

(3日後きっちり風邪をうつされた)

名古屋駅で待ち合わせて8時頃のJR特急ワイドビュー南紀1号・紀伊勝浦行に乗り込んだ。

予定通り昼前に新宮駅に到着した。

速玉大社に向かう予定だったがマップで観光地らしい丹鶴城公園によってみた。

トイレと石碑があるだけで特に何もないので観光客もいなかった。

次に速玉大社へ。

熊野三山に連なる神社だ。

規模はそれ程大きくないようだ。

そして神倉神社へ向かう。

距離は600mだろうか。

入口で少し引いた。

階段が反り立っている。

登っていったが少し後ろに逸れると滑落しそうになる。

まじで怖い。

途中でお婆さんが進めなくなり家族がお参りして戻ってくるのを待っていた。

たしかにここはお年寄りや子供が登れる階段ではない。

何とかたどり着ける。

御神体が大きな岩らしい。

お参りして降りる事を考えるとテンションダウンするがたまたまお参りにきていた地元の方に登ってきたルートとは別の女坂がある事を教えてもらいそちらから降りた。

完全な山道になっているがそれでもあの切り立つ階段を下るよりは10倍危険が少ない。

その後新宮駅まで戻り駅近くのローソンイートインで休憩して大宮大社行きバスに乗った。

大宮大社までは1540円するので往復だけで3000円を超える。

JRフリーきっぷを入手するのは必須だ。

フリーきっぷが使えるのは熊野バスと龍神バスで同じ経路を走ってる奈良交通だと実費になるので注意が必要だ。

曲がりくねった山道を進み約1時間で大宮大社に到着する。

バス停は入口のすぐ近くなので楽でいい。

しかし鳥居からまた切り立つ階段。

だったが登っていくと神倉神社の階段に比べれば軽いものだった。

御神体のエリアは撮影禁止なので手前からパシャリ。

最後にバス停から徒歩5分の大鳥居を観て新宮駅に戻った。

宿泊するのはユーアイホテルで価格の割にいいホテルだった。

少し広めのビジネスホテルという感じだろう。

そして新宮駅近くの居酒屋ちょぼやでお刺身とビールのセット、ビールおかわりと串10本盛りを頼んで夕食にした。

連れは飲みたらないようでコンビニでアルコールを買いホテルに戻って少し付き合って飲んだが明日早めなのでさっさと寝た。

しかしこの時は退職後の旅行で最大の試練が待ち受けているとは思いもよらなかった。

Categories: 旅行記
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