インプラント手術のスケジュールと受けた感想と術後の痛み

以前被せ物をしていた奥歯の歯根が折れたため部分入れ歯を使っていた。

非常に噛みにくいので数年経過してインプラントを入れることにした。

2021/1よりインプラント手術を決めて4月にインプラント体を埋め込む手術をした。

顎の骨や歯茎を移植する大手術ではなく現状の骨と歯茎で埋め込む単純な方法だ。

検索しても患者目線のインプラントの感想が少ない。

そこで実際に手術してみてスケジュール感や費用、痛みの感想などを今後検討されている方への参考になればとシェアしたい。

今回はインプラント体(フィクスチャー・人工歯根)を埋め込むまでだ。

出典 ミズキデンタル第二オフィス

アパットメントと人工歯冠はインプラント体が定着してからになる。

スケジュールや痛みは歯茎や顎の状態、入れる場所、歯科医の治療方針、術式などによって個人差があるのであくまで参考程度にして頂きたい。

インプラント手術までのスケジュール

2021/1より被せものに違和感があり歯医者に通い始めた。(1番)

そこで近所の歯科で診てもらう。

根っこが折れて部分入れ歯をインプラントに変更することを考えている旨を伝えて2週間で3回通い検討した。(2番)

そしてインプラントを入れる方向で進めた。

他の被せもの(歯冠)も自費のジルコニアで治したほうがいいというおススメを受けたがこちらは保険治療にすることにした。

まず根っこが折れてインプラントを入れる予定の下奥歯の残った根っこの抜歯をした。(4番)

インプラントの嚙み合わせに関して、歯全体を整備して時間をかけて調整するか、上下の高さだけで調整するかで後者を選んだので上の被せものを外して根っこの治療をする。(5、6番)

インプラントを差し込む角度を決めるマウスピースのようなサージカルガイドを作成するためのCTを撮る。(7、8番)

出典 ワタナベ歯科

計4回撮ったので被爆放射線量大丈夫か?と思ってググったら歯科CTは比較的放射線量が少ない。

そして抜歯の傷が落ち着いてサージカルガイドが出来上がってインプラント手術となる。(9番)

その後は2カ月定着するのを待って、(10番)

閉じた歯茎を切り開いてアバットメントという土台を入れて上下に人工歯を装着して噛み合わせを調整する流れだ。(12、13番)

インプラント手術

手術の予約は3時間取っており最初は歯の掃除から。

掃除といっても歯の研磨だ。

できるだけ口内の細菌を減らして術後化膿などさせないためだろう。

20分後に手術になる。

まず麻酔薬を数分かけて打ち込んで10分位効きを待つ。

心拍が上がる薬が入っているからと医師から説明を受ける。

強めな麻酔薬なのか心臓が止まらないよう強心剤でも入っているのかな?

バクバクして1分くらいヤバイ感じがしたが治まった。

どうも歳をとってから麻酔が苦手になっている。

治療で使う椅子を倒しドラマでよく見る患部だけぱっくりと空いている全身を覆う手術シートをかけられる。

もちろん患部は口内だ。

そして口の周りには粘着剤がありシートが外れないようになっている。

医師と歯科衛生士はゴーグルにマスクに手術服を着用している。

途中で視界が塞がれてしっかり観察はできない。

何か口に異物がはめ込まれる。

おそらくサージカルガイドを装着している。

そして手術開始だ。

といっても覆われているので何をやっているか具体的には分からない。

小さな道路工事のようにガリガリと骨を削って何かを差し込んでを繰り返している。

もちろん麻酔が効いているので痛みはない。

歯を削る甲高い音でもなくゴリゴリという感じなので不快感もない。

そのゴリゴリも通常の治療の甲高いキーンという掘削音ではないので心地いいくらい。

これは楽勝!と思った。

しかし口をあけっぱなしは辛い。

顎が段々痛くなってくる。

麻酔がかかっていない側の唇も裂けそう。

通常の歯の治療だと長くて10分で十分で口をゆすぐたびに閉じることが出来る。

でも手術中は口をほぼ開けっ放し。

これがきつかった。

あとかなりの強さでインプラントを入れる骨に削っている時も何かを入れる時も押し込んでいるので無意識に押し返すので首も少し痛くなる。

削っては何かを入れて確認しを繰り返して最後にラチェットレンチのようなものでネジ込んでいた。

おそらくインプラントを埋めているんだろうと思っていた数分後に「装着が終わりました」という声がある。

実際はそこからまた10分くらいかけてインプラントを埋めた歯茎を釣り糸のようなもので縫合していた。

手術時間は1時間15分だった。

すぐにCTを撮って歯科医がインプラント体の角度や位置を確認して終了だった。

支払いをしてあとは家に帰って安静にしていた。

医師によると2日程度はジムなどの運動はやめてアルコールも控えて欲しいという事だ。

手術そのものは想像より大したことがなかった。

仰々しい手術着で手術シートをかけられ緊張したのが損した気分なくらい。

調べてみればそのはずで顎の骨が不足して他から移植するとか歯茎が足りずに移植する大手術ではなく単純に埋め込むだけのインプラント手術だったためだろう。

手術費用

インプラント本体(根っこの部分)を埋めただけの手術だがサージカルガイド作成とあわせて約30万円を支払った。

残り先の図解で支台部とジルコニアの人工歯冠で18万円なのでインプラント1本が50万円弱コースになる😭

当初サージカルガイドをつけなくても出来るといわれていたが何とか当クリニックでやって欲しいためのリップサービスのようでサージカルガイド無しでやる気は無かった。

そのあたり誤魔化して進めた感が否めない。

こちらもはっきり見積もりを取り直せといえばよかったのだが保険であるサージカルガイド無しで本当に大丈夫なのか不安で曖昧にしたのも事実だ。

実際に入る確度が隣の根っこに当たらないかとか変な方向に刺さらないように勘で出来るものでもなさそうだ。

若い医師なのでインプラントは両手程度の経験しかないらしい。

「医師の経験値が低い場合は患者が怖がるからできるだけ秘匿する」※ということわざがあるくらいだけど歯科衛生士さんから聞いてしまったのも見積もり直せなかった理由だ。

リセットしてインプラント手術に慣れているデンタルクリニックに飛び込むべきだったかもしれないがCTを何度か受けた後なのでまた一から放射線を浴びるのが嫌だったのと、どこのクリニックが安くて高品質かなんて分からないので諦めた。

サージカルガイドを使った結果、手術後の医師の評によると教科書のように綺麗に埋め込むことが出来たとのことだった。

そして骨もしっかりしているので定着も順調にいくはずと付け加えてくれた。

高い保険を支払って医師の経験値を上げただけの感もあるが自身の手術なので成功したのは喜ぶべきことだ。

※いま作ったことわざだけど一般的に医療業界では暗黙の了解の気がする

術後

麻酔から3〜4時間くらいすると効果が薄れ始める。

まず麻酔がかかっていた方の唇の端が裂けていたようで痛い。

それから術部が痛み出す。

抜歯した時と同じくらいの痛みかな?と高を括っていた。

あまかった。

痛みを定量化できないが感覚としては2〜3倍は痛い。

鎮痛剤を飲むのを躊躇して我慢していたら痛みが引いて抜歯と同じくらいの痛さまで下がってきたので強烈に痛いのは麻酔が切れた1〜2時間くらいだった。

それとも痛みにドーパミンが出てきて抑え込んだかな?

その後あまり我慢していても仕方がないと処方して貰ったロキソニンを飲んだ。

ロキソニンが効くとかなり痛みが消えたので今度はお腹が空いてきた。

現金な身体だ。

雑炊と豆腐と野菜スムージーの食事を摂って患部に触れないように歯磨きをする。

クリニックでうがい用の次亜塩素酸水を買っておいたのでそれで軽くクチュクチュする。

傷口にしみる〜

但し次亜塩素酸水のうがいは医療行為でもなくて水素水を飲むような扱いで未だ科学的根拠がない。

実際にクリニックで購入時に医療行為でない旨の説明が書かれた文書にサインをした。

それでも効果を検証したエビデンスがないだけである程度の殺菌効果はありそうな気がするのでインプラントが落ち着くまで使う。

そして食後に処方された抗生物質を飲んだ。

あと出血は患部の歯茎は早く止まったが手前の歯の歯茎から切開しておりそちらが中々止まらなかった。

ダラダラ流れ出る血がほぼ止まったのは手術から6時間経過した頃だった。

この頃になるとロキソニンが切れても痛みの方は引いて歯茎を軽く押されている程度の痛みになった。

今後どれくらい活動していいのかググると1ヶ月とか長いスパンで安静にしていた方がいいらしい。

2日間で普通にジムに通っていいって言われたよな。。

やっぱりネットの情報を信じて2週間くらい運動は控えよう。

夜になると頬が腫れ出した。

鏡ではわからないが触ればわかる程度だ。

親知らずを抜いたときもインプラントを入れる歯根を抜いたときも腫れることはなかった。

異物を入れたせいかと思ったが腫れているのはインプラントを入れたあたりではなく切開したその前の歯茎だ。

夕食も雑炊と柔らかい卵焼きにした。

痛みはさほどないが続けば熱が出そうだなと思いながら寝た。

2時間後痛みで目が覚める。

胃に負担をかけたくないので手持ちのカロナールを飲んで寝た。

やっぱり2時間後に痛みで目が覚めたがまたそのまま寝た。

2日目の翌日も腫れは引かないどころか大きくなる。

鏡で見ても半分だけおたふく風邪のようだ。。

今度はインプラントを入れたあたりが炎症を起こしているんだろう。

痛みも前日よりも強くなっている。

何とか耐えられる痛さとわかっているので日中は鎮痛剤の服用を避けた。

もちろん抗生物質は飲んでいる。

クリニックで消毒してもらう。

傷口の治りはいいらしい。

腫れはあるが痛みはさほどない。

昼と寝る前にカロナールを服用した。

寝たら3日目に腫れが半分くらいまで引いてきた。

但し痛みが更に前日より強くなる。

3日目が痛みのピークだった。

痛みが周りの歯にも飛び火しているようでインプラント側の歯全体が痛い。

傷の痛みではなくキリキリ、ズキズキと虫歯の痛みに近いがちょっと違う。

そしてたまに針で刺すような痛みも襲ってくる。

思考が停止する。

鎮痛剤を飲めば強い虫歯ほどキツくはないが痛みでイライラしてくる。

最初の頃の痛みが手術による切開などの抜歯に似た痛みで後半はインプラントと骨で生じている痛みだろうか。

歯の痛みで頭痛がしてきたのでカロナールを朝から服用していた。

4日目も同様な痛みが続いている。

ただ継続的な痛みが少し断続的になっている。

こう痛みが続くと疲れる。

だから不思議と鎮痛剤さえ飲んで寝ればなんとか睡眠は取れる。

5日目は体感で痛い時間帯が2〜3割まで下がっている。

痛みの程度も落ちているので例えば集中力の必要な仕事でもできそうだ。

更に弱くなった痛みがその後数日続いた。

腫れの方は手術から15時間くらいで大きくなり始めて24時間でピークを迎えて40時間で引き始めて72時間で一気に4割くらいまで萎み数日かけてじわじわ引いた。

結局何日目で完全に腫れが消えたかよくわからないが後半は毎日10パー引いていった感じだ。

痛みと腫れはあまり連動していなかった。

切開による痛みは翌日に引いたがインプラントを埋没した痛みがキリキリ、ズキズキ、チクチクと波の間隔はかわれどその後も少しずつ弱まりながら続く。

歯痛に派生して頭痛が起きるのは個人差あるだろう。

薬を服用していても結構辛かった。

インプラントのデメリットや承諾書に痛みがあると書かれていたのは正しい。

これ事前に聞いていないと怒ってる。

この頃にまたインプラント手術をやるか?と聞かれたらとりあえず自費の入れ歯が得意な歯科医を探して高級入れ歯で何とかできないか検討する、と答えたい。

痛みについては5日間の我慢でなんとかなったが骨や歯茎を移植してやるなんて自分には無理だ。

次は術後2週間後に行う歯茎を切開して縫いつけた抜糸から。

スポーツジムは手術10日後に再開した。

2週間するとインプラントを入れた事も忘れかける。

手術糸が縫ってある歯茎に舌に当たるとそういえば手術したんだと思い出すくらい。

従って体調が完全復活したのはこのあたり。

いま一度インプラントをやるか?と聞かれたらやると答えるw

今後

次は2カ月後に土台と歯冠を入れる。

その頃にまた経過をレポートしたい。

歯茎を糸で縫われているので違和感強いなぁと思いながら書き上げた。


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