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富山旅行記3日目 藤子不二雄A先生を偲んで

今日が最終日だ。

空港経由の旅行なら何かあったらいけないと早めに空港でゆっくりするが今回は高速バス旅なのでギリまでウロチョロするつもり。

15:25高岡駅発なので15時に高岡駅に居ればいい。

何となくで氷見方面に足を運ぶことにした。

高速バスもひみ番屋街発なのでそこから乗れば運賃と時間が節約できるが乗車は高岡駅にした。

行き当たりばったり旅の弊害なので仕方ない。

最後は高岡駅に戻って乗車しよう。

9時にホテルのロビーにあるキーボックスに鍵を返してチェックアウトする。

フロントのお姉さんお二人共ふんわりしたいい感じ。

部屋も小綺麗でベッドもチクチクせずコスパがいいホテルだった。

ありがとう!

そして高岡駅に向かう。

駅はJRだったので帰りに気がついたけど富山ー高岡間は「あいの風とやま鉄道」という第三セクターだった。

第三セクターは国鉄時代の赤字路線を切り捨てるための施策だったのに頑張ってよく生き残ってくれている。

国鉄の民営化は概ね成功だ。

でも郵政民営化はいかがなものだったのだろう?小泉純一郎さん

車内でグーグルマップを眺めていると先日永眠された藤子不二雄A先生の記念館がある。

メインストリートがマンガロードになっており彼のキャラクターの像が点在しているので見つけながらひみ番屋街でランチにしよう。

実はこの旅行の裏の目的は故藤子不二雄A先生の出身地の氷見に訪れることだった!

(と、さっき思いついたのは内緒だ。)

行き当たりばったりをさも遠謀深慮な計画の下で遂行したようにみせかけるのは得意だったが仕事じゃ無いので発動する必要もない。

まずは高岡駅で帰りの高速バスの停留所を7番と確認する。

時刻ギリギリでバス停が見つからずマジ焦った事が何度かある。

朝食にしようかと駅の周りを歩いてみた。

帰りに乗車予定の加越能バスセンターを見つけた。

手持ちのチケットのまま高岡駅のバス停ではなくひみ番屋から乗ってもいい事を確認して氷見にJRで移動した。

これで氷見の滞在時間が長くなればひみ番屋から乗れるし時間が余り高岡駅に戻ってもバスに乗れそうなので時間調整が容易になった。

高岡駅で荷物をロッカーに預けなくてよかった。

預けてしまったら必ず高岡駅に戻らないといけない。

氷見線の車内では忍者ハットリくんの声で観光アナウンスがあるが車両のノイズであまり聴き取れない。

あと工場を通る時にやたら臭い。

そして伏木駅と雨晴駅の間はレールの横が海のような海岸線ギリギリを走行するので車窓が楽しい。

氷見駅に到着して、

キャラクター像を見つけながらひみ番屋街まで2kmの道のりをゆく。

駅にレンタサイクルもあったが

この2日間カロリー過多なので歩くことにした。

A先生が描いたキャラクターがあちこちで像になっている。

カラクリ時計もあったが動く時間が何も書いてないので半ちょうどで動かないのを確認して諦めた。

シャッター街なのか時間が早かったのかお店は殆ど開いてない。

キャラクター街を抜けると普通の街並みが続きひみ番屋街らしき駐車場に到着する。

これは道の駅かな?

まずは目に入った足湯に向かって海を見ながらしばらく休憩した。

それにしても老化の動脈硬化でドンドン血管が浮いてきて気色悪くなるな、と思いながら浸かってた。

11時過ぎに朝昼兼用の食事にした。

寿司や海鮮や海鮮嫌いな人のためのフードコートやらお店が点在していて迷い出したらお店を選べない。

どこもメニューに観光料金が乗ってる。

面倒なので単価が安いかぶらやでイカ焼き(600円)と具なしのおにぎり(150円)を食べた。

軽めにしたつもりだったがお腹いっぱいだ。

名古屋へ向かうバス停は西の番屋③側に見つけた。

でも食事処とお土産屋しか無いのにここで3時間滞在するのも大変なので氷見駅に戻ろうと歩き出す。

少し歩いて電車の時刻をチェックするとあと6分で発車する。

戻って高岡大仏でも観ようと思ったけど2kmあるので走っても間に合わない。

次の電車は更に1時間後だ。

氷見駅と道の駅の真ん中あたりで立ち往生した。

うーん

氷見駅も何も無かったし道の駅も待てるところが無いよなぁ。

悩みながらとりあえず氷見駅に歩いていたら高岡駅行きの加越能バス停を発見した。

時刻表を見るとあと数分でやってくる。

乗ろうと思ったが財布は綺麗に1万円札1枚しか無いのでバス停前のお土産屋に飛び込み食べたい干物をパッと買い込んでバスに飛び乗る。

これで930円だったのでみやげもできた。

ハタハタは美味しかったがイカは塩分が洒落にならずイワシは臭いがキツすぎて未だに残りが冷凍庫にある。

車内でバス会社の路線図を探してグーグルマップを見比べ坂下町で降りるのが大仏に近くて都合がよさそう。

乗り込んだ路線バスは氷見市民病院ー高岡行きの新守山経由だったが、新守山経由以外の系統はかなりの大回りをするようだ。

下手すると次発のJRより遅かったかも。

約40分揺られて坂下町に到着した。

運賃は320円と不思議と電車より安い。

そして下車して坂下町の交差点曲がったらいきなり大仏様が見えた。

やっぱり運がいい。

高岡大佛様の身長は7.43mで輪っかの全高が15.85mなのでガンダムだとF91と同じくらいだ。

それより嬉しかったのは地獄絵に出会えたこと。

まさかここで2枚の地獄絵図に巡り会えるとはこれも仏様の思し召しだ。

そういえば福岡大仏でも地獄絵と出逢えたので大仏様に地獄絵はつきものなのか?

健康祈願しての帰り道なのに不正脈でしばらく心臓が暴れたので運を使い果たした気がする。

今日の帰り道は気をつけないといけない。

そのまま高岡駅へ徒歩で戻りうどんそばの今庄で天ぷらちゃんぽん450円を食べる。

ちゃんぽん麺でなくてウドンと蕎麦の両方入ってというちゃんぽんだった。

蕎麦は相変わらずプチプチ切れやすいが疲れていたのかうまかった。

あとは空き店舗を活用している休憩所にセブンの100円コーヒー持ち込んで1時間半のあいだ喫茶店代わりに読書をして高速バスで名古屋駅まで帰った。

ひるがの高原SAでやばいくらいお腹が減ったので揚げ餅150円を食べて飢えを凌いだ。

主食を小麦粉とお米に戻すと血糖値の振幅が大きくなるせいかお腹が減りやすいようだ。

2泊3日でかかった費用は、

交通費 12,240円

宿泊費他 8,330円

食費6食 7,693円

合計 28,263円

目的はまんだら遊苑で地獄を感じることだったが大仏で地獄絵2枚を観られたし無計画で主要な観光スポットはおさえられた運のいい旅行だった。

食費で5000円程度は贅沢費に回そう。

角打ちセットは今年のおいしかったものランキング候補かな。

高けりゃ何でも旨いに決まってるけれど千円で生ビールにあのおいしいおつまみ付きはあり得ない。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次はひとつ別の記事を経て地域ブロック割使った伊勢の一泊参りです。

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