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伊勢旅行記1日目 何とか旅費1万円でお参りに

伊勢旅行に出かけた。

県民割の範囲拡大版の地域ブロック割が開始されていたので利用する。

大雑把に説明すれば5000円で12000円分のクーポンを旅行に使える自治体のキャンペーンだ。

5月終了と思って駆け込み利用だがGOTOも復活しないし感染も落ち着いているので6月末まで延長したようだ。

条件として宿泊施設にワクチン3回接種の証明書かPCR検査の陰性証明提示が必要になる。

愛知県民だと隣接県と新潟、富山、福井、石川が対象だ。

和歌山か京都があればそちらへ行きたかった。

対象県だと新潟県が遠くていいが今は時期が悪く安い航空便が発着していない。

運賃で下手をすると海外に行けてしまう。

岐阜高山の街並みをウォーキングもいいかと思ったが往復料金がかさむ。

クルマで下道往復600kmも面倒だ。

本来1万円以上の宿泊で5千円の割引だが岐阜県のキャンペーンは8000円でも50%割が効く。

ただでさえわかりにくい地域ブロック割を一層分かりにくくしたポイント制度のeあいちよりわかりやすく安めな宿泊施設にも優しい設計は古田知事だ。

次に近場な静岡県浜松に鰻をと調べると幾つかホテルがプランを作っていた。

しかしホテル側の取り分がえげつなくない?と感じたので三重県伊勢市で松阪ステーキを食べる。

もとい、伊勢神宮へ一泊でお参りに行く事にした。

伊勢神宮へは何度かお参りしているが宿泊は確か初めて。

三重県に泊まるのは忘れたくらい昔だ。

旅費は1万円札1枚に抑えたい。

宿泊費5400円で夕朝食付きなのであとはクーポンでお昼2回を食べられれば交通費は4千円で残り千円でお土産でちょうどの計算だ。

五月晴れで天気は上々で夏日だが、

エアコン掃除で負傷をしたので完調ではない。

名古屋駅から10時に近鉄急行に乗って約2時間で伊勢市駅に向かう。

特急に乗っても20分程度短縮できるだけなので急行で十分だ。

平日なので車内も空いてて開放感もある。

ずっと読書に集中してしまい到着まで20分前で焦って本日の予定を決めた。

モデルコースは内宮90分、外宮60分と書いてあったので今日は外宮で明日に内宮を回ろう。

他に伊勢市周りでどこか巡るところがないかと探したが見当たらないので伊勢神宮一本で勝負だ。

駅に着いて、

ランチにしようとしてクーポンがチェックイン後しか入手できないことに気がつく。

いきなり千円ランチにはできない。

そこで伊勢うどん屋を探す。

この時点で1万円以下に抑えるのは無理っぽいと判明した。

伊勢うどんはいくつかお店があり、

うどん専門店で卵入り600円にした。

前回食べた内宮の伊勢うどんよりおいしかった。

あれは醤油辛くて今でも記憶にある。

こちらはちょうどいい醤油加減だったのか卵でマイルドになったのかな?

柔らかい博多うどんも好きなのでこの手のコシのないうどんは好物だ。

逆にコシの強い香川うどんも好きだ。

案内所で時間があるので2時間程度歩きたいと尋ねたら外宮はそれほど大きくないということだった。

ゆっくり回ろう。

まずは手水舎、風宮、多賀宮、下御井神社、土宮で土宮の奥に正宮だ。

次にせんぐう館休憩所へ戻り、

入口から火除橋、御厩、五丈殿、九丈殿、神楽殿と回って外に出る。

決して道に迷ったわけではない。

時間が有り余っているのでゆっくり回るだけ。

くどいようだが方向音痴だから迷ったわけではない。

参道の荘厳さはいつもお参りに行く内宮が上だ。

どちらかといえば庶民的で当時の町民などにより近いのが外宮だったのかな?

このルートでゆっくり回ってもまさか1時間もかからないとは。

弱った。

内宮は明日の予定だし今日お参りしてしまうと明日は直帰になる。

とりあえず近鉄伊勢市駅側に移動して泊まるホテルをチェックし、

ぎゅーとらという地元のスーパーに寄ってお福アイスマック139円とお茶58円を買って食べ歩きをしながら海の方を目指す。

このご当地アイスは見た目通り井村屋のあずきバーのようだがこちらの方が甘味が強くて薄味だ。

こし餡ベースなのでこちらの方が好み。

ただ値段を考えたらあずきバーでいいかなw

6回くらい踏切を行ったり来たりしながら宮川ラブリバー公園にやってきた。

間違えた海じゃなく川だった。

うーん、ただの河原だった。

運動のできる広場もあるようだがそれ以外は普通の河原。

グーグルマップの観光スポットで検索して出てきたが不発になるのはよくあること。

しゃーない、最寄りの小俣駅から伊勢市駅に戻ろうと思ったが最短距離の橋は歩道がない。

23号線を迂回すると伊勢市駅まで歩くのと変わらないので戻って途中の宮町駅から伊勢市駅へ戻った。

この駅は無人で切符販売もシャッターが降りて乗るためには交通系ICカードが必須だった。

観光客がこの駅の乗下車することはないのでそうなるか。

ここまで歩いて約2万歩だった。

伊勢市駅に到着しても4時なのでまたぎゅーとらに寄って買い物をしてホテルにチェックインした。

3回接種の証明書と免許証提示でクーポン2千円分と夕食と朝食券と部屋の鍵をもらう。

夕食は18時でお願いした。

夕食はステーキにワンドリンクもサービスだ😊

あとウェルカムコーヒーがあったのでせっかくなので一杯もらって部屋へ。

シングルにしては広めのいい部屋だ。

外観は少し古めだったが匂いも悪く無いし掃除も行き届いておりベッドもチクチクしない。

バスユニットは年季が入っているが掃除が行き届いている。

あと近鉄の駅が見下ろせるので鉄ちゃんにはいいかも。

欠点としてはホテルのWiFiが帯域パンクしているようで遅くて使えない。

旅行は安全を考えてテザリングのみなので問題ないがホテルWiFiを前提としている人だと厳しい。

客室との壁はまだ大丈夫そうだが年季の入ったホテルなのでドア周りの防音が弱いのか通路の声や物音がよく響く。

そういえば買い物ついでにぎゅーとらで物価チェックをしていた。

500mlペットボトル茶58円などCGC系商品は安かったがポテチが90円台とか全体的にこのあたりは少しお高めなのかな?

シャワーを浴びて一階のレストランへ

焼き加減はレアでワンドリンクは白ワインを注文した。

昔からレア好きなのはコックの腕の差が一番出にくいと思っているから。

そしてやはり松阪牛はうまい。

敏感な鼻でも臭みを感じない。

臭みの少なめな米国産に比べても肉質がなめらかで旨味が濃い。

安い肉ばかり食べていて違いがわかるのか?

といわれそうだが、松阪市には名古屋から仕事で月1回通って毎度ランチか夕食に松阪牛を食べていた。

当時5年以上は通ったはずなので結構な回数食べている。

和田金はさすがに大して足を運べなかったが牛銀のランチは当時リーズナブルだったし今は亡き和田金直営店の翠松閣のランチのコスパは最強で出張費+αで十分美味しかった。

松阪牛の単価も鰻登りなので簡単に口にできない。

昔懇意にしていた肉屋に仕事帰りに松阪の牛を適当な重さを買ってその肉屋のにいちゃんと近くの個人レストランに持ち込み焼いて貰って一緒に白ワインをボトルでがぶ飲みしながら居酒屋のように利用していた時期がある。

当時は松阪の牛のA5の100gがたしか千円以下で買えた記憶がある。

ブランド松阪牛(まつさかうし)ではなく「松阪の牛」で松阪地方でとれた牛というのが肝だ。

松阪牛と同じ品種を同じ地方で育成しているが松阪肉牛協会に加入していないのでブランドを名乗れないとかだったはず。

なんだか消防署の方からやってきました系に似ているが松阪で食べる松阪牛と遜色なく美味かったのは間違いない。

引っ越してからあの店には通ってないので今いくらで売ってるか知らんけどネットだと松阪牛のA5は100g3000円に乗る勢いだ。

今やスーパーで外国産牛100gが少し値上がりして178円でも高いなぁ〜と思う。

落差がものすごいが人それぞれ色々な時代があるし安いなりの楽しみ方もあるので食に貧しくなったとは感じていない。

そんなことを思い出しながらレストランで舌鼓を打ち部屋に戻って本麒麟を飲んで外を少し散歩して読書をして寝た。

Categories: 旅行記
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