クリニックもイオン化してしまったらどうだろう?

国の負担している医療費を減らすために大麻を解禁して財政支出を減らそうと提案した。

実現困難なのはわかっていながら日本の何がやばいかを指摘したブラックネタ記事だ。

医療利権が票田となり医療費ジャブジャブが政権の下支えになってしまっている現状で絵に描いた餅なのは否めない。

医療費負担が日本の未来に陰を落としていることを知って頂けたら幸いと記事にしただけ。

もう少し現実的な案として街のクリニックをイオン化してしまう方法を考えてみた。

イオンのビジネスモデルはご存知の通り主にテナント業だ。

大きな建物を作りその中に人気のあるお店を出店してもらいその賃貸収益で金を稼ぐ。

ネットで言えば楽天市場やヤフーショッピングも似たようなもの。

それを医療クリニックでやると競争市場の原理が働かないかと考えてみた。

実際にイオンやヨーカドーなどはお手軽によく通う眼科や歯科をモールに参画させているがあれはあくまでメガモールの中でたまたまクリニックが開業しているだけ。

そうではなく複数のクリニックが集まった大きな建物を市のハブ駅周辺に作り集合しているメリットを最大限に活かす。

大型病院のような建物に各種クリニックの内科や耳鼻咽喉科や眼科や整形外科や歯科など医師が個人経営で入居してもらい一見すると総合病院のようになる。

同じ科をいくつも入居させるかは検討の余地があるが競争原理が働いて切磋琢磨するかもしれん。

話を進めるためにとりあえずメガクリニックと名称付ける。

ある総合病院勤務の医師がクリニックを開業するということで場所探しに1年以上かけていた。

土地探しだけではなく知り合いのクリニックで経営も学んでいたようだが開業待ちだったのはやはり場所探しだった。

それほど新規開業の土地を見つけるのは難しいようでクリニックの業態は相も変わらず昔ながらの世襲が多く他の業態のような居抜き建物も見つからない。

結局でっかい建物を郊外の新興住宅街の外れに新築で建設して先月開業していた。

建物を見ただけでも億は下らない費用がかかっていそう。

それをこれから患者3割、保険組合&国から7割負担で回収していくわけだ。

これが大きな負担となり勤務医が独立するのは大変そうだ。

一方で親が医者で子も医者というクリニックも今でも散見している。

大先生、若先生みたいな呼び方で。

政治家の世襲は利害共にあるが医師の世襲なんて江戸時代なら医療技術の一子相伝ならまだしも大学病院が確立されている現在は百害あって一利なしにしか思えない。

これは元々腕のいい大先生に検査してもらい勝手に若先生に担当が変わり失敗した恨みがこもっている意見でもあるw

親が有能な町医者だったからといってそれが子に受け継がれるなんてガチャゲー引く確率じゃないか?

だからテナント型のメガクリニックがありおまけに補助などがあれば優秀な医師の開業の敷居が下がる。

メガクリニック法とか制定して税制なども含めて開業数年は減税するとか優遇措置を取れば入居需要も高まる。

優秀でやる気はあるがカネがない医師がクリニックを開業すればこれまでの金儲け主義の世襲クリニックは淘汰されていくという寸法だ。

もちろん市民の健康のためにというより金儲けを企んで参入してくる医師も多いだろうがクリニックの供給が一層増加するので今よりより良いサービスを提供しなければ生き残れない競争原理がこの世界にも働きやすくなる。

あと集合型にするメリットとして総合病院のように病院リソースと患者情報を一括管理してしまう。

先日腹が立ったのは総合病院で精密血液結果をもらい、その数日後にクリニックで受ける胃カメラの事前検査としてまた血液を採取が必要となったので、その血液検査結果を渡そうとしてもクリニックで取りたいということで渋々承諾した。

だいたいどこのクリニックでも前病院で検査した情報を持ち込んでもあーだこーだと理由をつけて自分の病院で検査し直したいという。

経験上ほぼどこのクリニックでも同じだ。

クリニックごとで医療フォーマットが違うためPCに取り込んで診察に使いにくいとかさまざまな理由もあるのかもしれないが思うに医療ポイント稼ぎの一環だろう。

儲けているクリニックは患者のため風に装い無駄なものをセットでつけてやらなくてもいいことをして医療ポイントを稼いでいる。

個人の医療情報の共有ができていれば全く無駄な医療費が個人と国保(実態は大半が税金)から支払われる必要もない。

癌を見つけてくれた病院と手術をした病院の大腸カメラも同じで自分の病院で同じ検査をしなきゃダメな体制になってしまっている。

検査だけではなく投薬も含めて世の中のこの手の無駄な医療ダブりは看過できないレベルだ。

胃カメラや大腸カメラで取ったポリープの生検を当たり前のようにやっているがあれだって大切そうで実は疑問符がつく。

いやいや生検は必須だろう?と思うかもしれないが浸潤していない表皮のポリープを取り切ってしまえばたとえ癌だろうが良性の腫瘍であろうがその後の治療が何かあるわけでもない。

自分のように毎年検査を受けるのが前提なら上皮細胞のポリープなら生検はいらんと思っている。

検査結果で治療方針に変化がないことをやる意味が思い当たらない。

もちろん知りたい人もいるだろうから本来は患者判断の自費オプションでいいわけだ。

そうすると誰もやりたがらないのでクリニックは収入源が減って困るのでセットになっている。

個人的な医療被経験の範囲は狭いので全容はわからないがセット販売はまだまだありそうだ。

このあたりも市場競争が働けば自ずとクリニックによって差別化される。

国が動けば医師会などの利権屋が動いて突破が難しい。

一方で運営会社が初診で各個人から同意書を貰ってメガクリニック内の医院全て共通化により医療費が安く出来ると説明すれば案外簡単に共通化ができる。

ヤブ医者でも経営が上手く儲かっているクリニックに行くと看護師さんが暇を持て余しているように見える。

有能なクリニックで少数でやっているところは人員不足がボトルネックになって患者がはけないクリニックもあるので同じ内科同士、眼科同士などで看護師さんの共通化もできる。

医療リソースバランシングも医療費削減につながるはずだ。

他にも検査装置や医療機器やワクチンや薬なども各クリニックで無駄に設置やストックしておく費用も減る。

総合病院不足で乱立するクリニック過多状態だと個々が必死に稼ごうと企むので無駄が多くなり国の財政を圧迫する。

そのクリニック過多を更に増やして需要過多にして淘汰させる荒療治がいい。

あとはメガクリニックを推進するために医師会にその利権(甘い汁)を渡してしまえば政治を動かす力は持っている。

医師会役職の管理会社への天下りとか一部資金の献金とか甘い汁を吸わせてやれば嬉々として推進してくれそう。(医療ドラマの観すぎかw)

個人の勝手な憶測だが当たらずとも遠からず。

その結果役に立たない医師はどこかの勤務医にでも戻り共通化で余計なコストが掛からなくなり国の医療負担も減っていく。

農村部にメガクリニックを作っても赤字になるので過疎地は今のまま診療所や内科クリニックなどが残っていけばいい。

資本主義の精神で経営していけば問題ない。

もちろん突破しないといけない医療利権や医療規制改革が必要だろうが都市部の医療体系を変革していくことが日本の明るい未来につながるのではないだろうか。

病気がちな人間なので日本の医療制度は助かっている面が多い。

しかしそのために国が傾いていき予算も取れず仕方なく今後の医療で本当に必要な部分が削られてしまっては本末転倒だ。

もしアメリカのように自由診療になってしまうと盲腸(*)切るのにも600万円かかる。

※正確には虫垂で盲腸切ったらいかんw

あんな方向に向かわず日本の国民皆保険による医療制度の良い部分だけを残して無駄を削いで違う道を歩んでいかなければ。

最近はなんでも黒船来航の規制突破で海外勢に持って行かれてしまっているのでその前にどこかの医療系企業さんか大手ドラッグストアさん、メガクリニック構想いかがでしょう?


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コメント

  1. ナオユキ より:

    クリニックモールに関しては10年以上前から大和ハウスが積極展開しています。
    若い勤務医に対して金融とセットでの提案も積極的にやっていますよ。
     https://www.daiwahouse.co.jp/architecture/seacrest/

    • おーら より:

      情報ありがとうございます😊
      ダイワハウスが若手勤務医への開業コンサルのようなことをやっているのは知りませんでした。勉強になりました。
      とてもいい取り組みだと思いますが本文の主張はクリニック過多による旧態依然経営の淘汰と医療情報共有による医療費削減なのでそのあたりにまでは影響は無さそうですね。でもこういう取り組みから何か変革が起きるとことを祈ってます。