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シャーロットの惨劇――ウクライナから逃れた若き女性の死と「報道しない自由」

2025年8月22日、ノースカロライナ州シャーロット。ロシアの戦火を逃れて家族と渡米した23歳のウクライナ人女性イリーナ・ザルツカが、通勤途中のライトレール車内で突如ナイフに襲われ命を落とした。犯行は見ず知らずの衝動的な殺人で白人であれば誰でもよかったようだ。容疑者は34歳のデカーロス・ブラウン・ジュニア。暴行や窃盗などの逮捕歴を重ね、司法の隙間をすり抜けてきた人物だった。

民主党市長の対応

事件が発生したシャーロットは、民主党のビオラ・ライルズ市長の下にある。市長は会見で「公共交通の安全性強化に全力を尽くす」と述べたが、具体的な責任や司法制度の欠陥には踏み込まなかった。長年放置されてきた治安問題を前に、形式的な声明に終わった印象は否めない。

保守メディアの怒り

Fox NewsやBreitbartなど保守メディアは、映像公開と同時に大々的に事件を報じた。

  • 「被害者は祖国を逃れてきたウクライナ人女性だった」
  • 「加害者は何度も逮捕されながら野放しにされた」
  • 「主流メディアは沈黙し、この現実を隠してきた」

これらの論調は、読者の強い共感と怒りを呼び起こした。

左派メディアの後追い

一方でCNNやNYTなど左派系メディアは、映像公開から数日経ってようやく事件を扱い始めた。しかも焦点は「精神疾患への対応」「保釈制度の問題」といった制度論にすり替えられていく。まるで加害者への“理解”を促すかのように、被害者の存在感は薄められてしまった。

「映像公開翌日には一切報じられなかった」という保守側の批判は誇張に聞こえるかもしれない。だが、実際に大手全国ネットが本格的に動いたのは数日後だった。事件直後から地域メディアが報じていたにもかかわらず、全国紙や大手テレビ局は重い腰を上げなかった事実は残る。

ここから見えるもの
  • 被害者よりも加害者への配慮を優先する左派メディアの姿勢
  • 「報道しない自由」によって、自分たちに不都合な治安の現実を覆い隠す構図
  • 炎上してから「制度の問題」にすり替え、自らの報道姿勢を正当化する保身

犠牲になったのは、未来ある若きウクライナ女性だ。

彼女の命よりも自分たちの立場を優先するような報道姿勢は、民主党系都市の治安問題を隠すどころか、むしろ国民の不信を強めている。

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