本日、国勢調査の書類配布員がやってきて「調査書類をポストに入れておきます」と言われました。
そうか、今年は国勢調査の年か――と気づいたのですが、同時に頭をよぎったのは「こういう大きなイベントに便乗した詐欺が必ず出てくる」ということです。
横浜市でも【国勢調査を装った詐欺や不審な連絡に注意してください】と呼びかけています。
QRコード入力の落とし穴
今回はオンライン回答をする予定ですが、調査書類に印刷されているQRコードを読み込む際は注意が必要です。
- QRコードからアクセスしたURLが「本物かどうか」を必ず確認する
- 不審に感じた場合は、AIやGoogle検索でURLを調べる
- 「.go.jp」ドメインであるか確認する(政府関係は原則これ)
「見た目がそれっぽい書類」や「本物そっくりのサイト」を作るのは、詐欺集団にとっては難しいことではありません。実際、年金や税金関連でも偽サイトが出回った事例があります。
だまされないためにできること
- 公式ページからアクセスする習慣を持つ
QRコードを使わずに、総務省や自治体の公式サイト経由で国勢調査のページに入るのが一番安全です。 - 個人情報を入力する前に一呼吸
生年月日や住所などを入力する直前に「このサイトは本当に公式か?」と自問してください。 - 不審な電話・訪問はすぐ相談
調査員を名乗る人物から金銭を要求されることは絶対にありません。少しでも怪しいと思ったら、自治体や警察に相談を。
性善説では生きられない時代
残念ながら「日本人は疑わない」という国民性を逆手にとる犯罪は増えています。国勢調査のような国を挙げた大規模イベントは、詐欺師にとって格好のチャンスです。
これはひとえに、グローバル化で犯罪の形が巧妙かつ国際的になっている影響でもあります。
「まさか自分が」と思わず、常に疑う姿勢を持つことが、今の時代を生き抜く防御策です。
👉 今年の国勢調査は「正しい手順」で、安全に回答しましょう。