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年賀状と虚礼の完全廃止――4年間で実現した変革の軌跡

年賀状のやめ方とその理由 ― 2014~2017 年間の実体験

スマホアプリが普及し始めた頃、LINE が登場しました。私は LINE の執行役員による基調講演を聞き、「これからはデジタルでコミュニケーションが主流になる」と確信し、年賀状の送付をやめることに決めました。

LINE vs. 年賀状 ― 世代別の傾向(2013 年調査)

出典:LINE公式サイト

  • 30代:LINE 50%、年賀状 30%
  • 40代・50代:LINE が多いと調査は示唆しているが、実際にはまだ年賀状の方が多いケースも。
  • 10代・20代:それぞれ22%、19%が年賀状を出さない。

60〜80代の主力世代は将来的に減少するため、年賀状の需要自体が徐々に縮小していくと予想されます。

私の年賀状廃止プロセス(2014〜2017)

2014 年

81 枚の年賀状を受け取りました。自らは一切送付せず、目上の人からもらったものだけ返礼しました。

2015 年

前年と同様に年賀状を出さず、届いた枚数は 36 枚へ減少。目上の人との関係がある場合のみ返送しました。

2016 年

受け取った年賀状は 9 枚に減り、返礼も行いませんでした。また、昼食時などで「年賀状をやめた」と軽く言及しました。

2017 年

完全廃止に至るまで 4 年かかったものの、現在は返信不要のダイレクトメール以外は届きません。遅れて到着することもほぼありません。

年賀状が経済に与える影響

年賀状は郵便局やプリンター会社にとって重要な収益源です。デジタル化が進む中、紙媒体の需要減少は業界全体に打撃を与えます。

コスト面

80 枚で 52 円/枚 → 合計 4,120 円。金額自体は大きくありませんが、作成時間と精神的負担を考えると大きなコストです。宛名書きや表紙の印刷だけでも半日以上かかるケースもあります。

心理的メリット

年末に「また年賀状を書く」といった脅迫観念から解放され、より楽しい時期を過ごせます。好きで書く人は別として、嫌々作業する方には特におすすめです。

まとめ:年賀状をやめるべき理由

  • デジタルコミュニケーションが主流になっている
    → LINE やメールで十分に連絡が取れる。
  • 紙媒体のコストと時間負担が大きい
    → 作業を減らすことで精神的余裕が増える。
  • 経済的影響は企業側にあるため、個人レベルでの判断は重要ではない。
    ただし、紙媒体を継続したい場合はぜひ続けてください。

もし年賀状作成が苦痛なら、やめてみる価値は十分にあります。年末年始をもっと楽しく過ごすために、一度見直してみませんか?

Categories: 退職準備
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