退職後35年間の人生設計:パワーポイントで作成したロードマップ
「退職するとパワーポイントを使う機会がなくなる」という思いから、35年間の生活プランをまとめてみました。以下では、年齢別に貯蓄・支出・年金受給を整理し、将来設計の参考にしていただければと思います。
1. 生活期間と人口動向
– 50歳〜85歳までの35年を想定。
– 85歳で2052年、当時は日本の人口が約1億人に迫る頃です。
人生は短く、仕事や生活設計も見直す必要があります。
2. 貯蓄と年間支出
- 50歳時点で貯蓄:8,000万円
- 年間生活費:330万円(毎年減少)
- 60歳で確定拠出年金を受給開始 → 支出に回し、貯蓄の減速化。
- 65歳から公的年金が始まり、更なる減速。
85歳時点で残り:710万円
このプランなら余裕を持って暮らせます。
3. 資産運用と住居計画
- 自家用車は現在の車を6年乗った後、軽スポーツカーに買い替え、さらに6〜8年使用予定。
- マンション:現状のまま賃貸に出し、夏季は札幌・仙台・福岡、冬季はタイでアパート暮らし。
70歳頃に海外半移住を終了し、地元へ戻る計画。 - 築57年のマンションは高齢期には医療施設や老人ホームへ移行する可能性あり。
物価上昇が緩やかであれば、この計画は実行可能です。
ただし、年金受給開始年齢に変更がある場合を考慮します。
4. 年金受給開始年齢のシナリオ別
① 65歳で年金開始(現状)
- 確定拠出年金はそのまま。
生活費を330万円に設定し、80歳以降は290万円へ変更。
85歳時点で貯蓄ゼロになる。
② 70歳で年金開始(仮設計)
- 生活費を330万円に設定すると80歳以降に貯蓄が底をつく。
290万円へ変更し、85歳時点でゼロ。 - この場合は70歳からの支出削減(≤290万円)が必須。
③ 75歳で年金開始(最悪ケース)
- 70歳から290万円、80歳以降は276万円に変更。
85歳時点で貯蓄ゼロ。 - 非常に危険なラインのため、年金開始年齢を引き上げない方が安全です。
5. 今後への提言
65歳で年金受給を始める設計は、15年間の余裕を確保できます。
もしも法改正で70歳以上に引き上げられた場合は、生活費を290万円以下に抑える必要があります。
皆さんもぜひ自分自身のロードマップを手書きでも作成し、将来設計を見直してみてください。
不安な点や相談したいことがあれば、いつでもご質問ください。