X

19年間勤務すると、満期に合わせて1年間の有給休暇が取得できる理由とは?

年次有給休暇(年休)の消化率をチェックしよう

みなさん、年次有給休暇(以下「年休」)は十分に消化できていますか?私自身、年度が終わると毎年13日を使い切ってしまうことが多く、ほぼ変わりません。

年休の基本ルール

  • 与えられた年に使わなかった年休は翌年へ持ち越せる。
  • しかし、翌年までに消化しないと「時効」になり無くなる。
  • 企業によっては就業規則で年休の買い取りを行うところもありますが、私の勤務先ではその制度はありません。

周囲でも多くの会社が年休を消化しきれずに時効で失われているケースがあります。毎年13日ずつ使わないと、19年間で合計247日(平日換算2016日)となり、まるで1年間全休暇を取れるような状態です。

年休の放置はどんな影響が?

年休を消化しないことは単に時間を浪費するだけではなく、以下のような副次的効果があります:

  • 会社への「贈与」として扱われるケースも。19年間で平均年収分を会社に渡す形になる。
  • サービス残業や代休取得が困難になり、仕事とプライベートのバランスが崩れる。

実際に起きたケース紹介

ある大企業で勤める知人は、十数年間のサービス残業時間を手帳に記録し、突然全額請求しました。その結果、会社から一括で支払われました。彼はその後同じレベルのポジションへ昇進していますが、このような行動は労働組合が強い企業で可能だったと言えます。

また別の有名企業では、社員が深夜まで残業し「自社ビルはサービス残業で建った」と愚痴をこぼす場面も。バブル期に比べ残業は減少傾向ですが、年休の消失やサービス残業は依然として問題です。

改善への取り組み

ある社員は上司の意向を無視し、3年間かけて実際の残業時間を大幅に削減するプロジェクトを成功させました。結果、人間らしい生活リズムが保たれ、会社への貢献も実感できるようになりました。

しかし、その人が退職するとケア担当者がいなくなり、徐々に残業時間は増え、本来の状態に戻ってしまう恐れがあります。

まとめ

  • 年休を計画的に消化し、時効で失わないようにすることが重要です。
  • 残業や代休については、会社の規定や労働組合と協議しながら適切に管理しましょう。
  • 個人だけでなく、チーム全体でワークライフバランスを見直すことが長期的な企業活性化につながります。

年次有給休暇は「使わないと無くなる」貴重な権利です。ぜひ計画的に消化し、充実した生活を送りましょう。

Categories: その他
おーら: