退職時に会社から必ず受け取っておきたい書類一覧
※早期再就職を目指す方は健康保険の任意延長申請で急ぎの書類は少なくなりますが、失業保険や国民年金・国民健康保険への加入手続きには必ず必要です。
書類 | いつ受け取る? | 何に使う? | 再発行は可能? |
---|---|---|---|
離職票 | 退職後10日前後(郵送) | 失業保険受給のため | ハローワークに相談で可能 |
雇用保険被保険者証書 | 退職前 | 失業保険受給のため | 可能 |
源泉徴収票 | 退職後1か月以内(法定) | 確定申告で必要 | 原則可能(倒産の場合は困難) |
退職金の源泉徴収票 | 退職後1か月以内(法定) | 確定申告で必要 | 原則可能(倒産の場合は困難) |
厚生年金基金加入員証 | 退職前 | 将来の厚生年金再加入時に必要 | 可能 |
厚生年金手帳 | 退職前 | 国民年金への種別変更手続きに必要 | 可能 |
健康保険・厚生年金 保険資格喪失連絡票 | 退職前 | 国民健康保険加入手続きに必要 | 年金事務所で可能な場合も |
退職証明書 | 退職日 | 転職先からの要求時や、離職票がない場合の代替に必要 | 2年以内なら可能 |
離職票
離職票は、雇用保険の失業給付(基本手当)を受ける際に必須です。退職後約10日前後に会社から渡されます。
- 事業主は「離職証明書」を請求されたら交付義務があります。10日程度経っても届かない場合は、速やかに確認してください。
- 離職票が無いと失業給付が受け取れません。遅れると給付日数が残っていても途中で打ち切られる恐れがあります。
- 離職票には退職理由・給与・出社日などが記載され、ハローワークはこの情報を基に支給額を決定します。
- 「離職票Ⅰ(カードタイプ)」と「離職票Ⅱ(賃金額付き)」があります。失業給付で重要なのは「離職票Ⅱ」です。
出典:ハローワーク
雇用保険被保険者証
会社に雇用されると発行される証明書で、雇用保険への加入を示します。正社員だけでなくパート・アルバイト・派遣社員も対象です。
- 在職中は会社が保管し、退職時に本人へ手渡されます。
- ハローワークで失業手当を受給する際に必要な書類の一つです。
- 1人につき1枚のみ発行され、被保険者番号は個別の専用番号です。
出典:ハローワーク
源泉徴収票(退職時)
会社が年度途中に退職した場合、年末調整は行われません。従って退職者自身が確定申告をする必要があります。
- 源泉税の還付を受けるにはこの票が必須です。
- 会社は退職時に発行します。
厚生年金基金加入員証
新規採用社員が持っている「厚生年金基金加入員証」の扱いです。資格取得届で再加入を行う際に同じ番号を使用します。
年金手帳
退職時は国民年金への第1号被保険者の資格取得届を提出してください。必要書類は以下です。
- 印鑑、本人・配偶者の年金手帳(または基礎年金番号通知書)
- 退職年月日が分かるもの(離職票・雇用保険被保険者証・退職証明書など。コピー可)
届け出先:市役所【保険年金課】または各振興事務所【振興課】
出典:郡上市
資格消失連絡票(保険喪失証明)
退職後に社会保険や国民健康保険に継続加入しない場合は、国民健康保険への加入手続きが必要です。以下の書類を持ってください。
- 社会保険資格喪失証明書(所定様式)
- 退職証明書・離職票・源泉徴収票(退職日記載のもの)
出典:相模原市
退職証明書
退職時に発行される公式証明書です。以下を必ず記載してください。
- 使用期間
- 業務内容
- 地位・役職
- 賃金
- 退職理由(解雇の場合はその理由も)
出典:秋田労働局