LOH症候群と総合失調症の治療経験:大学病院での診断・検査の実情
LOH症候群(ロングヘッド症候群)は、主に泌尿器科が担当する疾患ですが、症状は鬱、不整脈、呼吸不全など多岐にわたります。そのため、泌尿器科だけでは十分な診断・治療が難しく、総合内科や循環器内科と併用して受診するケースが増えています。
1. 大学病院での初診料と検査費用
私は不整脈の疑いで大学病院の循環器内科を受診しました。8時半前に到着し、診療申込用紙を記入する際に「紹介状なしの初診は5,400円(税込)」と注意書きがありました。
その場では検査費用を気にせず受診できると思っていたものの、大学病院であれば高額な心電図・ホルター心電図検査が必要になることを思い知らされました。初診料5,400円はもちろん、24時間モニタリング(ホルター)や追加検査を受けるとさらに費用がかさみます。
2. 循環器内科専門の個人病院へ転向
大学病院での高額な診療料に不安を感じ、近隣の循環器内科専門医を探しました。検索結果から「内科・外科・胃腸科・循環器科・小児科・整形外科・肛門科」など多くの診療科を併設する病院ではなく、心臓疾患に特化した個人病院を選びました。
病院は9時過ぎに到着し、朝はわずか5名の患者しかいませんでした。待ち時間が短く、診療室も清潔で安心感があります。しかし、看護師や受付スタッフが多すぎる印象を受けました。
3. 心電図・ホルター心電図検査の流れ
- 通常心電図(ECG): 眠っている状態で不整脈が出ないか確認。今回は正常でした。
- 24時間ホルター心電図: 5箇所の電極を装着し、機械は胸に貼り付けて服内に入れます。専用ベルトで固定します。
- 看護師による説明と指示: シャワー可否や水分摂取制限などの注意点を説明されましたが、実際にはシャワーOKでした(製品情報:日本コーデン)。
- 症状記録用紙の配布: 症状が出た時間と活動内容を記入してもらいます。
4. 費用明細と医療費相場
検査後に請求書を受け取り、合計5,830円でした。内訳は初診料が低く、ほぼ全額が心電図・ホルター検査の料金です。
- 心電図(ECG): 約1,000円
- 24時間ホルターモニタリング: 約4,500円
この金額でCTやMRI、血液検査フルオプションを受けることも可能です。患者数が少ないため点数が高めに設定されていると考えられます。
5. まとめ:診療機関選びのポイント
- 専門性: LOH症候群は多系統疾患。泌尿器科だけでなく、循環器内科や精神科も併せて受診する。
- 費用対効果: 大学病院の初診料・検査費用が高い場合は、専門医を持つ個人病院を選択。
- スタッフ配置: 患者数に見合った看護師や受付員の人数で効率的な診療体制を確保。
- 検査内容と費用の透明性: 事前に明細を確認し、必要な検査だけを選択。
LOH症候群は多面的な治療が求められるため、信頼できる専門医と適切な診療機関を選ぶことが重要です。今回の経験から、費用面やスタッフ配置に注意しながら最適な治療環境を見つける手助けになれば幸いです。