会社を辞めると、生活に関わるさまざまなリスクが増大します。
主に 経済・健康・長寿・事故・自律・天災・犯罪 の7つに分けて考え、それぞれの対策を整理しました。
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1.経済的リスク
退職すると収入が途絶えるため、最も大きなリスクは金銭面です。具体例と対策を以下に示します。
- 資産運用ミス:リスクの少ない投資で事前に回避し、生活が厳しくなる場合は早めに再調整
- 物価上昇・金利上昇:預金からハイリターン商品へ切り替え(軽減)
- 年金受給開始の遅延:受容しつつ、保険や投資で転嫁を検討
- 医療費増加:がん保険・介護保険に加入して転嫁
2.健康リスク
日常の食事管理と定期検診で予防し、早期発見がカギです。
- 栄養・塩分コントロール:血圧やコレステロールを安定
- 定期健診(血液検査、胃カメラなど):リスクの早期発見と軽減
3.長寿リスク
長生きはプラス要素ですが、経済的に負担が増す可能性があります。
- 年金だけでは生活保護より低いケースも:必要なら転嫁(保険・投資)
- 長寿による貧困リスクを軽減するため、早めに退職後の資産計画を立てることが重要です。
4.事故リスク
車・自転車による人身事故は任意保険で転嫁できます。以下のポイントに注意しましょう。
- 自動車保険:セゾンの「個人賠償無制限」がおすすめ
- 自転車事故補償:人身傷害補償特約を付加することでカバー範囲が拡大
- 保険変更時は保障内容を必ず確認(例:イーデザインの個人賠償不足)
5.自律リスク
自己管理ができなくなることで生じるリスクです。
- 酒・ギャンブル:現金を別資産へ移し、使える額を減らす
- 衝動買い対策:高価なアクセサリーは購入しない
- 問題が起きた際は不動産や非流動資産に変えてリスク回避
6.天災リスク
地震・火災・水没などを想定した対策です。
- 保険:地震保険・火災保険に加入(自宅とアパート両方)
- 災害袋の準備:緊急時に必要な物資を揃えておく
- 精神的リスク対策:PTSD予防として趣味やストレス発散法を持つ
7.犯罪リスク
発生確率は低いものの、被害に遭った場合は弁護士費用で転嫁できるケースもあります。
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このように退職後に直面するリスクを「回避」「軽減」「転嫁」「受容」の4つのアクションで整理し、具体的な対策を実行しておくことで、不安なく新しい生活へ踏み出せます。