T字カミソリの替刃を節約する方法 ― 2枚刃と5枚刃の比較で見つけたコストパフォーマンス
T字カミソリは日常使いに便利ですが、替刃代が年間3,000円ほどかかるため、より節約できる方法を探す価値があります。ここでは、2枚刃と5枚刃の性能・寿命・コストを比較し、実際に試した結果から得られた結論をご紹介します。
1. 代替案を検討する前に知っておくべきポイント
- 8枚入りで年間使用が可能なため、替刃の単価は約375円/枚(3000円 ÷ 8)です。
- 2枚刃と5枚刃では刃数だけでなく、切れ味や耐久性に差があります。
- コストを抑えるには「長持ち」する替刃を選ぶことが鍵です。
2. 2枚刃と5枚刃の性能比較
ジレットは2枚刃から5枚刃へアップグレードしています。価格は上昇傾向ですが、実際に剃れない刃を使うリスクもあるため、単純に高価な方が良いわけではありません。
2.1 刃の寿命とコスト
5枚刃は理論上2枚刃の2.5倍(=5/2)長持ちすると考えられます。しかし、実際には以下のような結果が出ています。
製品名 | 価格/10枚入り | 1枚単価 |
---|---|---|
ジレット フュージョン(5枚刃) | 3,160円 | 316円 |
ジレット センサーエクセル(2枚刃) | 1,150円 | 115円 |
1枚あたりの単価を比べると、2枚刃の方が圧倒的に安いです。5枚刃の方が長持ちするはずですが、実際には3/2程度の寿命しかありません。そのため、2枚刃の方がお得と言えます。
2.2 刃の性能比較
試した結果、以下のような違いが見られました。
- センサーエクセル(2枚刃) は固形潤滑剤が付いており、滑らかな剃り心地。カミソリ負けを防げます。
- 5枚刃 はザクザクとした切れ味で、硬い髭に強い。ただし朝の乾いた髭ではカミソリ負けが起きやすいです。
3. 替刃を長持ちさせる工夫
5枚刃の上下2枚だけを抜いて別の5枚刃に移植する実験があります。顕微鏡で確認すると、上下2枚はほとんど磨耗していないため、新品同様に切れ味が戻ることが報告されています。ただし、3枚刃との違いはあまり大きくなく、寿命も約1.5倍程度です。
4. 替刃の取り付け方法とホルダー
古い柄(ホルダー)が手元に無い場合、ジレットカスタムプラス3の使い捨てひげそりを利用すると便利です。5本入りで284円というコストパフォーマンスも高く、センサーエクセルの替刃と組み合わせることで安価に剃れます。
画像例:
左:元のホルダー、右:カスタムプラス3に取り付けたホルダー
5. 結論:年間約1,000円の節約は可能だが、5枚刃から2枚刃へ変更する必要はない
センサーエクセル(2枚刃)の方がコストパフォーマンスに優れ、切れ味も十分です。5枚刃を使い続けることで得られるメリットは限定的であり、特に朝の乾いた髭では逆に不便になるケースがあります。
したがって、T字カミソリを使用する場合は「2枚刃」を選びつつ、替刃の数を調整して年間1,000円程度の節約を目指す方が現実的です。
付録:ハノイでトランスファー中に拾った不思議なチケット
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次回は「夕食の生活コスト改善」についてもご紹介します。ぜひチェックしてください。