退職の日が明後日。
会社への手続きと最後の挨拶メール、PC・関連品、携帯電話、入館カード、鍵、保険証などの返却準備は済ませている。
今は驚くほど平常心でいる。
年次有給休暇を消化してから2か月近くが経過し、ここ数週間は業務に関する相談もほぼ無いため、まるで退職した状態と変わらない。最も大きな理由は、会社への未練が全くないからだ。
10年前ならまだやり甲斐を感じていた会社だったが、現在の社内にはそれに見合う仕事が残っていない。
経営は悪くなくIR活動で株価も高いものの、管理職の多くは「この会社はあと何年続くだろう?」と不安を抱えている。離職率は極端に高く、経営層の退社も目立つ。
こうした状況を書き綴れば取材を呼び込むかもしれないが、憎しみで辞めるわけではなく、社会人として最低限のルールを守っているだけ。
会社名は明らかにせず、退職エントリとして発信するつもりはない。
同僚や部下・先輩たちには感謝しており、社内の将来が心配だ。
「頑張ろう」という気持ちを抱けない会社になってしまったことが、退職前日に何とも感じさせない理由だと考えている。
退職金(CB)は一時金で受け取り、DCは指定管理会社に任せてリスクを事前回避。
健康保険組合の任意継続も可能だが、2年・3年で倒産することはないと見込んでいる。
現在の目標は7月のタイ旅行や未定のマレーシア旅行、その先にある半移住計画。
離職票を受け取った後は失業保険の申請、国民年金への手続き、投資した仮想通貨の動向にも注目している。
6月は不整脈が日1〜2回しか起こらないと気づかず、5月は何も感じていないと思っていたが、退職に関するストレスが蓄積していたことに今更気付く。
未だに気づいていないストレスもあるため、明日の最終日には心境に変化が生じるかもしれない。