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福岡・香港旅行記 4日目 〜 ジャッキー序列は?

朝起きると自宅が恋しい。

旅行でこんな気分にさせてくれる宿屋も貴重だ。

風邪が治ってきたようで嗅覚も戻ってきた。

すると部屋が臭う。

薄っすらと公園の便所のようなアンモニア臭が漂う。

嗅覚だけは異常にいいので宿泊施設が少しでも臭うのは困る。

博多のホテルは鼻が詰まっているのに臭ったから相当だろうがこの臭いとは種類が違う。

これで1泊8000円と思うと泣けてくる。

部屋にいるとテンションが下がるので朝食を食べに外に出た。

7時半過ぎだが今日はMRTが混んでる。

いつ混むのかよくわからない国だ。

下車したことがない銅羅湾駅で降りてみた。

そごうがある駅だ。

朝早いのかまだやっている店は少ない。

今朝はパンとコーヒーにしたい。

探し回って翠華というレストランで朝食セットを注文。

これで40ドルとそこそこコスパはいい。

赤色のはトマトベースのスープにマカロニが大量に入っていた。

あまりおいしいものではなかった。

スクランブルエッグは塩味がほとんどしない。

この二つの特徴は香港のどこで朝食を取っても同じらしい。

1時間程レストランでゆっくりして宿泊施設のメイクアップのタグをドアに出すのを忘れていたので一旦北角に戻った。

気の使い過ぎかもしれないけどシーツとタオルを変えてくれないと洒落にならない。

そしてまたMRTを乗り継ぎ次は旺角駅に移動した。

位置はフカヒレを探した油麻地の北になる。

旺角駅からデパートの新世紀広場(MOKO)をまわっているとなぜか忍者という習字が貼ってあり忍者のレゴが展示されている。

名古屋にレゴランドが出来た記念かな。

そこから外に出て金魚がいっぱい売っている金魚通り?やネイザンロードをうろついた。

前日の疲れの蓄積から足がパンパンになってきたのでどこかで休みたかったが休める場所が見つからない。

ついでに香港はトイレが見つからないので自然と水分摂取も減って危ない。

タイはペットボトル持っている人が多かったがタイより蒸し蒸しする香港なのにまず見かけない。

これは街にトイレが少ないのが原因なのだろうか。

タイでトイレに困ったらデパートに駆け込めばいいが香港では規模の大きめなMOKOにすら見当たらない。

ネットで調べると日本のデパートであるそごうには設置されているらしい。

ここまでの旅で一般人が入れるトイレを見つけたのはフェリーの駅の中とSKY100くらいかも。

あと公園もある。

MRTの駅にトイレが最低ひとつはあるようだが日本のように案内の立札が一切無いので見つけるのに苦労する。

休憩しようとスターバックスをマップで調べて行ってみると複合ビルの二階にあったが席数が少なくパソコン開いたり真剣に話し込んでいて空いていない。

他のスタバも席数が少ない店舗が多い。

諦めてMRTで移動した。

MOKO直結の駅から電車に乗ろうとすると経路の駅に見覚えのないものばかり。

どこだここ?

旺角駅ではなく旺角東駅だった。

2つの駅は目と鼻の先だが間違えると路線が変わってしまう。

そこから南下して紅磡駅で降りてみるがでかい道路が見えるだけなのでふらつくのはやめて尖東駅に移動した。

ジャッキーチェンなどの手形があるガーデン・オブ・スターに立ち寄る。

LAのチャイニーズシアターのように地面ではなくパネルになって人の高さに展示されている。

ここは人が少なくて静かだ。

中国人は香港のスターなど興味がないのかもしれない。

眺めていて手形の後ろの似顔絵のパネルの序列が気になった。

中心から左右に並べていくと

  1. ブルース・リー
  2. アンディ・ラウ
  3. マイケル・ホイ
  4. トニー・レオン
  5. サモ・ハン・キンポー
  6. チャウ・シンチー
  7. ジャッキー・チェン

が香港スターの序列らしい。

ブルース・リーがトップなのは分かるが同世代には馴染みのあるミスターBooのマイケル・ホイやトニー・レオンよりアンディ・ラウの方が格上なのか?

日本だと知名度1位のジャッキーは香港ではこの位置なんだと考えながらボーっとしていた。

浜風で心地いい場所で人も少なくおすすめだ。

三時過ぎだが旺角駅周辺で買い食いをしていたのでお腹が空かない。

次は金鐘駅へ移動した。

尖沙咀駅経由だったが昨日より人が多くて先が見えないほど。

マカオのフェリー、香港島のフェリー、大きなバスターミナル、重慶マンション、海港城、海に関連する観光地など観光客が集中するものが多いためだ。

金鐘駅から次は香港公園に行こうと歩いていたら足裏と腰が痛くなってきた。

万一ぎっくり腰になると帰国できないので歩くのを中止してバスに乗る。

金鐘から北角行きだった。

北角エリアまで4.1ドルしかかからない。

途中で停留所を降りて出来るだけ歩かずに街を見てバスに乗るを繰り返した。

それでも300円かかっていない。

オープントップバスよりこっちの方が涼しいし止まるところが多く気軽に乗り降りできるので楽しい。

香港へ貧乏旅行する方は是非CITY BUSの経路を下調べして街をまわる計画を作るといい。

普通のバスを乗り継いで香港島と九龍島をうまく回ればコスパ最強だ。

2階の一番前に座れれば運転が荒くて前のバスギリギリに止めるのでオープントップバスよりもスリルがあるし涼しいので快適。

ただ地元民と観光客が頻繁に利用し経路によってはラッシュになるのでお子さん連れは厳しいかも。

そして17時前に北角に戻って小辣椒というローカル店に入った。

ここも前日行きたくても満席で入れなかったところ。

辣子蝦(唐辛子海老)128ドルと又ジュースと間違えてビールを頼んだ。

やっと香港に来て満足な食事ができた。

唐辛子、にんにくチップ、木の実、ネギの山に海老が埋まっているのだが見た目ほど辛くなくておいしい。

あと空芯菜と牛肉の炒め物のようなものを食べて満足した。

青島(チンタオ)ビールは日本のビールより少し薄めな感じがするけど飲みやすい。

比較するのは変だけど日本の第三の発泡酒と同じ価格で味は発泡酒よりも美味しいのでビール天国だ。

支払いは200ドルでお釣りがあった。

酒が入り調子に乗ってきたのでこのあと夜の街に消えたので自主規制。

物価を考えると異常に安かった。

帰国当日。 ようやくこの狭い宿屋ともお別れ。 もう来ないと思うと少し愛着が...湧かない湧かない 笑 さて空港までの戻り方をどうするか...
おーら: