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税務署からの呼び出しを受けたら知っておくべき対処法とポイント

茶封筒の来訪

郵便受信箱を確認すると、税務署から「茶封筒」が届いていました。
e‑TAX の案内通知よりは早く到着したため、何か重要な連絡があると感じました。

出署命令の内容

封を開けると、平成27年度(2015年)の所得税申告について確認するため、日時指定で来署してくださいという書類でした。
 

文章は丁寧に書かれていますが、明らかに「出署命令書」です。何か大きな問題があるのではないかと不安になりました。

疑問点を整理

税務署が数千円程度の申告漏れで出署させるとは思えません。記載されていた収入は10万円ほどだったので、申告していなかった可能性を考えました。

過去の確定申告書を確認したところ、平成27年度分はすでに提出済みで、入金証明も添付されていました。
自分で申告していることがわかり、安心しましたが、10万円程度の申告漏れでこんなに大きくなるのでしょうか。

税務署へ電話

出署日程は約1ヶ月先でした。そこで、スケジュールを早めてもらうために税務署に連絡しました。

  • 電話で内容を確認したところ、10万円の申告漏れではないかと疑っているようです。
  • 手元に申告書があることを伝えると、担当者は端末を叩きながら「確かにありますね」と言い、誰かに確認に行きました。

しばらくして、税金の記入項目が間違っていたという回答でした。簡単に説明すると、総合課税対象だったのを分離課税で申告してしまったため、差額が発生したとのことです。

累進課税の仕組み上、収入が増えると総合課税の方が高くなる場合があります。その差額は約1万円でした。説明に5分ほどかかりました。

対応策

「すぐに納付しますので請求書を送ってください」と即答しました。延滞金は不要と言われ、出署は不要になりました。

ただし、正確な計算が必要とのことで、電話で再確認すると、翌々日に修正申告書と払込用紙が郵送されました。数日後に届き、氏名・住所・捺印をしてコンビニで支払いを完了しました。

税務署の対応について

10年ほど前に所得税が数千円不足した際は、税務署から「いいです」と言われて納付しませんでした。今回のように1万円程度の追徴課税を調べるまで、税務署は大きな脱税には注力するものの、小額の違反もチェックしていると感じました。

担当者は年配で手続きがやや遅く、事務作業に不慣れだったようです。細かい税金を確認し始めているため、もし脛に傷がある方は早めに修正申告を行うことをおすすめします。悪質なケースでは延滞金込みで大きく請求される可能性があります。

Categories: その他
おーら:

View Comments (2)

  • めちゃくちゃ面白い話でした。
    税金については、いろいろと気を使いますよね。しかし最近の税務署は、なかなかせこくなっていますね。

    • コメントありがとうございます。
      気がついていない申告忘れってありそうですから税務署は来年一杯までは怖いですw