風邪を引きながら乗る太平洋フェリーでの旅:準備から実際の体験まで
11月下旬はスケジュールが詰まっていたため、安い航空便が確保できず、12月に予定していたマレーシア旅行を年末に延期。結局、太平洋フェリーで名古屋港から仙台港経由で苫小牧へ行くことになりました。
旅程の概要
- 出発地:名古屋港(金城ふ頭)
- 乗り継ぎ:仙台港
- 最終目的地:苫小牧港(2泊)
- 帰路:千歳空港→中部空港(空路)
フェリーでの滞在は2泊。到着日にそのまま千歳空港から中部空港へ戻るプランです。
費用と予約情報
総額は約3万円弱。名古屋→苫小牧フェリーは一等洋室インサイド(フルパック5食付き)で21,400円、帰りのエアアジアは座席指定で5,300円です。
船内物価は安いもののコンビニより高め。チョコレート2板とティセット、ドリップコーヒー5パックを持参しました。
防寒対策と荷物整理
苫小牧では最低気温が-1℃、雨の予報。船酔いに備えてアネトンの酔止薬を購入。防寒着はセーター・厚手シャツ・ユニクロライトダウンで量が多く、真空パックで詰め込みました。
タオルはバスタオルは持たずミズノスイムタオルとフェイスタオルのみ。
Wi-Fiと通信費用
太平洋フェリーでは24時間980円でWi‑Fiが利用可能ですが、海外SIMより高額です。ソフトバンクの衛星通信を使用するため速度は劣りますが、必要な動画・音楽は事前にタブレットへダウンロードしました。
48時間利用ではなく、出航翌日の10時から翌日10時まで24時間利用で980円節約。
名古屋港でのフェリー乗り場
金城ふ頭にある太平洋フェリーの受付ビルは看板がなく、入り口は隣接するビルと同じ。16:30から受付開始。予約画面を印刷して持参し、クレジットカード提出後に搭乗券と食事券を受け取りました。
6デッキのセミスイート近くの窓なし1等室でしたが、乗船前にインフォメーションでアウトサイドへのアップグレード(3,100円)を申し込み。19時にチェンジ可能と伝えられました。
実際に入った部屋はインサイドの1等室。トイレ・洗面所・シャワーが完備され、収納も十分です。
船内食事:レストランタヒチ
早朝のため客数は少なく、バイキング形式。メニューにはメバル、フライドポテト、ハンバーグ、焼きそば、カレー、手作り豆腐など多彩。生ビール(620円)を飲みながら食事。
料理はそれなりに美味しく、特に黒蜜のわらび餅が印象的でした。
船内での過ごし方
乗船後はインフォメーションへ移動し、アップグレードを受けました。新しい客室は5デッキで広く、ベッド横にリビングスペースがあります。
Wi‑Fiは出航40分程度でソフトバンクが使用不可となり、2時間後に再びLTEで接続可能になりました。ドコモは3Gで継続中でしたが、22時の消灯で圏外に。
船酔い対策と休息
乗船初期から細かい揺れを感じましたが、客室の位置によって揺れ方は異なるようです。夜間は甲板へ出て海を眺め、大風呂に入る計画も立てました。
翌日はタブレットでダウンロードした動画や音楽を楽しみ、23時に睡眠薬を服用して就寝しました。
まとめ
- 風邪が治らないままでのフェリー旅行は事前準備と防寒対策が鍵。
- Wi‑Fi利用は高額だが、必要なコンテンツは事前にダウンロードで対応可。
- 船酔いを避けるために薬の用意とアップグレードによる揺れ軽減も重要。
太平洋フェリーでの旅は、スケジュールや予算が限られていても十分楽しめます。次回はもっと快適な準備をしてみたいと思います。