朝起きたら、風邪の症状が少し悪化していた。喉が痛く、時折咳も出る。腰から背中にかけて痛みがあり、熱はない。手持ちの薬は残りわずかなどのヌールスプレーと万能鎮痛剤ロキソニンだけだ。風邪対策に不安を感じつつも、まだ動けるので今のうちに必要な薬を揃えようと思った。
まず総合感冒薬とトローチを購入することにした。以下はその時の状況を記録したものだ。
Google翻訳は便利だが、長文を翻訳すると誤訳しやすい。できるだけセンテンスを短く切るのがコツだと考えている。このメモを薬剤師に見せれば理解してもらえると思う。ただ、グーグルで検索すると日本語を分かってくれる薬剤師もいるようだ。バンコクには「ブレズ薬局」という、日本語が通じる店舗が2軒ある。
– プロンポンとトンローの間にあるフジスーパー4号店内
– アソーク駅近辺(初めて滞在したホテルの近く)
遅めの朝食を取った後、歩いているとスクートからアップグレードオファーが通知された。身体が弱っている時に「アップグレードしませんか?」というタイミングは良いものだ。
スクートBizの最低入札価格は9000円だった。ストレッチシートを4000円ほど払っていたので、前回より少し安めだった。できれば1万円から4000円引きで6000円が納得感あると感じたが、結局エカマイ駅に到着した。
駅ビルを覗くと気になっていたケンタッキーのカップケーキセットを頼んだ。
小さなカップケーキはコーヒーとセットで49バーツ。タイコーヒーは糖分が豊富で、カップケーキはふわふわ卵の味がしておいしかった。日本でも発売されると嬉しい。
(為替の影響もあるが)タイのファーストフードは日本より割高だ。そこでもケンタくんは庶民的な価格設定で、オリジナル2ピース+ドリンクが119バーツだった。これは日本の半値以下だ。現在、日本より安いと感じるのはケンタくんと「かつや」だけ。
アソークを降りてブレズ薬局に到着した。
奥の方には日本人がパソコンを使っている様子。応対は薬剤師というより通訳のおじさんのようだった。総合感冒薬とトローチを頼んだが、熱・鼻・抗生物質の薬をバラバラで430バーツ。普通のタイ薬局なら風邪薬3日分で100〜150バーツ程度が相場なので、通訳料に300バーツ取られた感じ。
購入した薬を調べてみると…
– トローチ:右側にStrepsils(はちみつレモン味)というブランド。フルルビプロフェンという日本ではあまり聞かない鎮痛剤を使用。禁忌は潰瘍・肝障害・高血圧・血小板機能低下。ロキソニンに近い効能だと考えられる。
– 抗生物質:セフロキシム(第二世代セフェム系)。日本のクラリスロマイシンやジスロマックとは異なる。蕁麻疹が怖く、抗生物質は初期段階では不要だと感じた。
– 解熱薬:GOFEN(中身はイブプロフェン)=日本で言うエスタック・イブ。ロキソニンより弱いように思われるので飲むことにした。
– 鼻水・鼻詰まり用:NASIFED。プソイドエフェドリンが含まれ、麻薬の原料らしい。一般販売は多く、日本では入手できない。
風邪薬を買う際は、ネイティブ対応の薬局やコンビニで購入する方が安心だと実感した。日本語が通じると助かり、割高でも覚えておく価値はある。
その後、プロンポン駅で移住者と待ち合わせし、エンポリアムに到着した。
中は高級ショッピングセンターのようで、トイレも日本の百貨店では見られないほど綺麗。香水の匂いが漂っており、一度足を踏み入れるだけでも価値があると感じた。
アソークでビールを飲みながら移住者から情報収集。7年近くバンコクに滞在している人だった。驚くべき情報はなかったものの、物価への敏感さは高い。バンコクの住宅相場は上昇傾向で、月1万バーツではスクンビット線近辺以外は厳しいという。
その日、私はアカスリ&オイルマッサージに行くことになった。90分で980バーツ+チップ200バーツ。バーツが不足していたので、少し節約したいと考えていた。担当者は美しい女性で、施術は真っ裸で行われた。風邪をひいている上にアルコールも飲んでいるため心配だったが、部屋の温度やお湯は適切で、肌への刺激は少なかった。
オイルマッサージは本業のお店らしいので、前回より格段に上手く感じた。リピート確定だと感じるほど満足感があった。スペシャルを頼まれた際には、代わりに頭のスパを提案され、少し短時間で済ませることができた。
風邪の症状は一時的に軽減したように思えたものの、すぐに喉痛が戻ってきた。移住者と中華料理店でビール数杯を飲み、2時間ほど過ごして別れた。
メモを取らなかったため、重要情報はほぼ消えてしまった。ただし覚えていることは次の二つだけだ。
- 10年ビザは取得が難しい
- ビザランは厳しくなっており、2回以上はもう無理
2017年に発表されたタイの10年ビザの昨年度実績はチェンマイで0件、バンコクで1件と報告されている。新規に60歳以上の健康保険に加入することが難しいという声もある。詳細は以下のリンクを参照。
Health insurance provided by Thai company, Outpatient coverage minimum 40,000 baht, Inpatient coverage not less than 100,000 thousand baht.
出典PattayaOne
ビザランは3回または4回と書かれているが、昨年は3往復目で入国拒否の実績が多かった。2往復で通過できるかは不明であり、自身で申請してみないと分からない。
風邪薬を飲む際にアルコールが禁忌だったようなので、エカマイに戻り駅ビルを覗くとツルハがあった。
ここで風邪薬を買えばよかった。駅ビル内のミネラルウォーターはトップバリューが入っており、惣菜も安く売られていた。バンコクでは高価なサンドイッチも低価格で販売されていることに気づかず、後悔した。
エカマイ最後の宿泊で財布に余裕がないと実感し、両替を再検討する必要性を感じた。帰国後は過剰支出を振り返り、次回は計画的に使うことを心掛ける。
風邪が悪化しないよう祈りつつ、ツナサンドとバナナを食べ、水を大量に飲み、十分な睡眠を取ることにした。明日はホテルへの移動日で、唯一まともなホテルに泊まる予定だ。
以下は移動した駅の画像である。
View Comments (4)
おーらさん
毎日楽しく拝見させてもらっています。
昨日のコメントの返事ありがとうございます。
すでに帰国され風邪も治っているようで良かったです。^^
*はいくらお金あっても足りませんよね。。^^;
田舎だとお金使わないかもしれないですが、そのぶん不便になるかもですが。。
タイのビザは軍事政権になってどんどん厳しくなってますよねえ。
でも、観光ビザや、ノービザ延長や隣国に空路で移動して
過ごしてる人たちもいるので、やっぱりタイは魅力的なようでw
ちなみにタイランドエリートビザとかもありますよ。
http://thailandelite.rporter.co.th
ハードルは高いですが、おーらさんなら行けるのではないでしょうか?
これからもブログを楽しみにしております。
しげさん毎度コメント&心遣いありがとうございます。
ロングスティする場所(最寄り駅)は重要ですよね。
そのあたりもどこかでまとめるつもりです。
色々な国に行ったわけではないですがタイは短期滞在を繰り返すのには
ホント過ごし易いいい国なので大してお金を運んできてくれない人が多ければ
入国が厳しくなるんでしょうね。
エリートカードは200万バーツという数字を見たときに思考が停止して
それ以上チェックすることをやめましたが特典は素晴らしいですよね。
気になっているのは旅行中にチェックしていた掲示板でポツポツ売りに出ている
2005年以前の旧条件の永年タイプのエリートカードです。
700万円する20年の新条件だと価値は年々減っていきますが旧条件なら
使わなくなったら買値で売れるゴルフ会員権のように扱えるのではないかと
考えています。(再譲渡が何回に設定されているかにもよりますが)
面白いネタをありがとうございました。どこかで検討してみたいと思います。
クレジットカード付帯の保険は使われなかったんですか?
キャッシュレスだし無料だし良いところだらけなのに。
タイで病気になったら薬局で薬を買うより、即病院に行った方が良いと思いますけど。
サムライコボリさんコメントありがとうございます。
ホントその通りで病気の保険でクレジットカード2枚持っていったのでした。
でも風邪で保険を使うという意識がありませんでした。
病院行けばいい記事のネタになったのにw
次回タイで風邪を引いたら使ってみます。引かないに限りますが。