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無職生活5年経過で感想(後編)

退職して5年が経過した。

次の節目は10年にしようかとも考えたがそれまでブログをやっているかわからないので当面続けよう。

前半はフリーフォームで旅行中に書き後半はいつものように心境の変化を残しておく。

久々の海外旅行を終えたためかわからないが後半はスラスラ出てきた。

前回同様に9項目とまとめで構成している。

時間感覚

リタイア生活で時が早く進めばもったいないし、あまりにゆっくり進めばつまらない。

これまで通り程々な速度で進んでいくのが嬉しい。

今年の記憶に残るイベントを思い返してみると例えば沖縄をレンタカーで走ったのが4月で3ヶ月前だが更に昔のような気がしている。

でもその前に出かけた何もしない沖縄旅行は6ヶ月も前のような気はしない。

1週間で考えると旅行とそれ以外のメリハリの差がありすぎ今日が何曜日かすらわからなくなることがある。

但しそれは言葉のアヤでゴミ捨ての曜日やジムに行く日を決めているので実際には絶対に間違えることはない。

日々必ず何かやっているので暇で時間が過ぎるのが遅いと感じることはない。

しかし内容を濃くして印象に残ることをやっていかないと旅行の趣味をやめたら1週間があっという間で1年が長く感じる日がなボーッと生きているご老体への仲間入りだ。

ストレス(健康)

ここ3ヶ月は極度の健康体だ。

これだけ調子がいいのは珍しい。

ブログの健康カテゴリーの通り常に何かの疾病と闘っていたが今は何も起きていない。

ベトナム旅行から帰ったあとなどは顕著でそのまま数日後にまた海外行こうかと考えたほど元気だ。

まるで電球のフィラメントが焼き切れそうで最期の力で真っ赤に燃えているよう。(←変なフラグ立てるな、変なフラグをw

そうではなく海外に2年半もいけなかったフラストレーションが解消されたおかげだろう。

海外旅行だけではなく、安眠が出来ているとか、高脂血症治療薬を中止とか、人工甘味料をやめたとか、ビートセイバーなどで運動量が増加しているとか、テレビというくだらないものを一切観なくなったとか、食生活を少し質素にしたとか、血圧計を計りまくり時間帯によっては130を超えていても気にしなくなったとか色々な理由が複合して今の調子が具現していると思っている。

気軽に健康はココロとカラダのバランスとか言うが決まった事をやっていれば何とかなるなら誰でもその通りにやっている。

健康にマニュアルなんて存在せず試行錯誤して自分に合ったバランスを見つけないと維持できないということがよくわかった。

プロスポーツ選手が好調とスランプを繰り返すのと一緒で一度ゾーンに入ってもまたスランプに陥ってジタバタして這い上がるを死ぬまで繰り返すしかない。

金銭面

5年間無職生活が想定内の支出でつつがなくやってこれたのが自信となっている。

毎年300万円なので5年で1500万円の予算に対して退職後からの総支出は1431万円だった。

毎年黒字会計だったので1300万円程度で200万円も浮いていてこの際に家電でも全て買い換えるかと言いたいところだが案外使っていた。

それでもこれを3倍に積み上げればそこそこ手持ちも残ってセーフティゾーンに辿り着く。

円安や海外物価高騰で輸入材料の上昇が色々なモノの値段を押し上げているが、食費に関しては魚の頻度や牛肉の頻度を下げればこのご時世でも節約できると分かったし2倍くらいなら許容範囲だ。

実際に自炊メインで食材を高いものから安めなものへ移していけば食費は下がるくらいだ。

たまにご馳走を食べメリハリをつければいい。

秋頃には本格的にロシアの侵略戦争の影響が出ると言われているので不透明感があるが騒いだところでどうしようもない。

海外旅行で円安は痛いが年6回行くとしたら5回とか4回に減らせばなんとかなる。

通院費も落ち着いているのであとは大半を占める10割負担の各種検査をどの程度の間隔に広げてコストを抑えるかがポイントだろう。

怖いのは燃料高騰による固定費の光熱費と輸入部材高によるマンションがらみの諸経費の上昇だ。

生き甲斐

生き甲斐を敢えて捻り出すとすればこの世界が変化していく様を末永く見守り続けたい

だろうか?

生き甲斐なんてこの1年間頭に浮かんだこともないので心身共に大丈夫だ。

夏冬の移住

癌の手術後に落ち着いたら移住を再考するつもりだったがコロナ禍で自宅の住み心地をよくしているうちに周りも再開発され、かなり便利になったので移住は当面ない。

特に海外はどこも円安な上に経済成長の物価高が続いるので検討してる人も大変だろう。

影響の輪と関心の輪

影響の輪に寄っている。

周囲への関心が薄れている。

テクノロジーと政治以外の世界・経済・スポーツ・エンタメのニュースすらスルーしていることが多い。

何もしない岸田政権に変わり政治の関心も無くなっている。

コロナ鬱やワイドショーにかじりついていた頃と比べると極端だ。

もう少し周囲にも関心を持たないと。

関心の輪度は5段階の1だ。

2には上げたい。

マンネリ度

毎日色々なことをして遊んでいるのでマンネリ度を感じない。

しかし何をやっているのか記憶にすら残っていない。

もう少し何かに打ち込んでみるのも必要か。

マンネリ度は5段階の1だ。

ネガティブ度

自分の場合は体調さえよければネガティブ度はほとんど上がらない。

Twitterで愚痴のような書き込みが減っている。

ある意味自身のネガティブバロメーターのような存在だ。

敢えて保守色が強いツイートをしているのは政治が何もせずじっと放置しているのを危険視しているから。

日々の興味はないが危険視はしている。

国政選挙に投票に行くのと同じようにネットで声を上げておくのは大切だ。

数年後に岸田政権が民主党政権の二の舞いの人災だったということにならないよう国民として声を上げることくらいはしたい。

まとめ

昨今は無職の凶悪な犯罪が多い。

無職で暇だと碌なことを考えず一度堕ちると自力で悪いスパイラルから抜け出せ無くなり異常な状態が異常と判断できなくなると考えていた頃もあった。

だからそれを避けるため無我の境地が大切だと。

要は仕事をしていた頃は下らない事を考える余裕がないので変な気は起きなかった。

大切なのは仕事の代わりになる打ち込めるモノを作ること。

ただ現実には目的達成型ではなく飽きっぽい性格、もとい目的を手放し天命を生きているので難しい。

(ネガティブをポジティブに言い換えるフレーズなので気に入っているw)

最近いい言葉を聞いた。

「他人の話を鵜呑みにせずに一生懸命に考える」

これはとある故人への賛辞で「検討をする」の対極にある言葉に受け止めた。

情報が溢れミスリードやベクトルのある意見や扇動が溢れているこの世の中では当たり前のようで難しい。

自分の意見をググってどこからかコピペで持ってきている人も多い世の中だ。

少し前にGoogleにより対応力を低下させられているとどこかで書いたが思考力すら低下させられている。

でも色々な意見を知り思考停止せず自分自身が一生懸命考えた結論なら世の真理でなくても納得できる。

そのためにも本を読みたい。

一時期は図書館に通っていたがコロナ禍のせいか最近は情報収集を動画やネットで片付けることが多くなった。

気がついたら1年は通っていない。

読んでいるのはなろう小説ばかりなので偏ってしまう。

元ゴールドマンサックス社員で日本で国宝クラスの美術品修繕会社を経営しているイギリス人のデービットアトキンソンの古いネット記事がたまたま目に入った。

この人の会社は少し前にマスコミに何か裏に意図があってか叩かれていたようだが7年も前に興味深いことを提言している。

日本人の高度経済成長の原動力は国民が優秀だったというより人口の多さが決め手という。

日本の成長は残業大国のおかげという労働力の密度がものをいう自身の主張に近い。

経営者が甘えているとか日本の職場の効率の悪さはまさに一致した意見だ。

自身の中にも僅かながら自己承認欲求が残っていたと気がついたのが嬉しい。

そしてこれからの日本の強みは多様性と言及しているのには目から鱗だった。

日本のマスコミに、多様性=LGBT と刷り込まれ続けて我が国は多様性の後進国とミスリードさせられていた。

テレビ業界の行末で記述した通り日本人の作るYoutube動画は言語の壁さえ乗り越えれば世界を席巻できると感じたのも彼の言う通り日本人の文化や芸術や趣味の広さによる多様性たる所以だ。

外国人視点でしか気がつかないこともある。

一方で思考は多様性の対極の画一性を求める傾向がある。

できるだけ人と同じが良いという不思議な国民性だ。

学校でも職場でも一般社会でも色々なところでよく聞いた「心を一つにして」勝ち抜きましょうとかこの難局を乗り切りましょうというのはまさに日本独自の理念ではないだろうか?

思考の多様化が進んだら「心をひとつ」なんて絶対に無理だ。

日本は欧米に比べてLGBTへの認識は遅れているかもしれないが代わりに文化や芸術や趣味への多様性を見出している。

国民がいいと思うなら日本風に取り込んでいける間口の広さがある国なので強要し性急にグローバル化の名の下に欧米から輸入されている外来種をマネをする必要もない。

本をもっと読まねば。

2034も図書館で見つけたら読もう。

Amerikaの話もこの手の情報無しで自力で書いた内容にしてはいいと手前味噌に思うが素人考えよりリアリティがありそう。

この本は日本のレフトサイドマスコミには不都合が多いのかほとんど紹介されていないが海外ではベストセラーになっている。

ただアメリカとして中国のサイバー攻撃の反撃は必ず核があるとプロパガンダ利用しているような気もする。

前述の通り政治やメディアのテーマについては関心が薄くなっている。

国際情勢には今後も目を向けたいが国内は当面は詰まらない政治が続くので次のテーマは教育かな?

自身もまさに日教組の自虐史観教育の被害者でありその闇と、修身や道徳教育という光を日本が失った意義を今一度振り返ってみたい。

とにかく色々本を読もう。

あとリタイアすると陥りがちな

人生の幸せとは?

で結論としてよく目にする記事で、

ハーバード大学が75年にわたり742人の人生を追いかけて研究し続けている「人は何が幸せか」について。金・富・健康ではなく「同じ志をもつコミュニティで頼り頼られ(支えあって)生きること」と結論づけた。

出典 ロバートウォールデンガー講演

確かに茶飲み友達とつながり話や論議をしている時が今の幸せというお年寄りも多い。

それがマジョリティなのだろう。

でも幸せの定義こそ人それぞれに存在している。

そして生活様式も物事の価値基準も当時と今とでは変化している。

学者が他人の幸せをひとくくりで結論づけるのはいかがなものかと。

むかし武田鉄矢が演じた坂本金八は授業で桜中学3年B組の生徒たちに、「人という字は、人と人とが支え合っている姿を表したもの」と説いていた。

そしてその後に武田鉄矢は「人という字はよく調べたら、あれは自立している人の姿を横から見たものだった。うそついてました」と白状している。

価値観も人の数だけある。

同一人物の価値観ですら時と共に移り変わる。

何が正解で何が間違いという答えなどない。

今は世の中の変化を見届けるのが面白い。

一生懸命考え納得していくことが大切だと思いに至る。

でも哲学的で面倒な方向にハマらないようにしたい。

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