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謎の下腹部・陰嚢痛との戦いパート4

マックスの痛みからは落ち着いたものの痛みは続いている。

なんとかドーナツ型の前立腺炎クッションを椅子に敷いて20分程度なら座れるようになってきた。

尾てい骨痛では全く役に立たなかったが捨てずに残しておいてよかった。

立位と椅子と立ち膝とベッドで横になるという体勢で生活ができる。

それでも少し歩いたり自転車のサドルにまたがると痛みが再上昇するので買い物も近所のコンビニで済ませていた。

しかしとにかく物価が高すぎるし欲しいものが無さすぎる。

通っていたスーパーにいきたい。

そこでドーナツクッションをクルマのシートに敷いて足を突っ張る感じで腰を浮かせ気味でなら運転できるので自転車で出掛けていたスーパーに通えるようになった。

ただ体力的な問題もあり運転時間は10分が限界だ。

これでお盆休み中も自宅療養状態でなんとか過ごしていた。

後半に持病の通院の日がやってきてパスするか出かけるか考えて出かけることにした。

注射1本打つだけでここ数年は自律神経失調の症状も出ていないのでパスしてもよかったが多重症状なんて最悪だ。

実際にこの頃には低音難聴が再発していたがもうどうでもいいと放置していた。

何せ低音難聴の治療直後の激痛なので利尿剤かステロイドがなんらかの影響を与えている可能性が高いので今は飲みたくない。

しかし自律神経失調症はヤバい。

痛みとダブルだと精神が保つか不安だ。

いつものように体調確認で救命に運ばれた云々を説明したところ仰向けや立位で触診をして

「これ尿管結石がなければ右の精索静脈瘤だな、普通は左にできるんだけど右が痛い人もたまにいる。触診した限り睾丸に瘤はないけどこれはそう」

治療は?

「ない」

まじか。

最後に近所のホームドクターと相談して某総合病院に精密検査に行く予定と話をするとあそこでは多分何もわからないぞ、これは難しいからウニャウニャとか言われてしまう。

失意で帰宅した。

それから家でググって精索静脈瘤を調べると手術という手段があることを知り主治医に相談してその手術をしている泌尿器科の紹介状を書いてもらう。

主治医は某総合病院を推してくれたが泌尿器科の重鎮のような医師があそこではわからんぞ、だったし個人的にも脳外科以外がイマイチな印象がある総合病院だ。

主治医もわかっていて最近はビル建て替えてかなり頑張っているといっていたがやはり自分の調査能力を信じてこれらより泌尿器科の評判が高そうな精索静脈瘤の手術を行なっている病院を選んで紹介状を書いてもらった。

それでも嫌な顔せずに書いてくれる主治医は素晴らしい。

そして数日後に紹介状を持ってその総合病院に出かけた。

結局その場では精索静脈瘤に詳しい医師は担当してくれず若手医師のスクリーニングを受けて3週間待ちとなった。

9月中旬まで症状に変化無しの生活を続けていた。

専門の医師の外来が週1なので仕方がないがこれは堪えた。

痛いのを我慢し続けてようやく診察をしてもらえることになったが精索静脈瘤では無いという結論だった。

先述のベテラン医師を真っ向から否定するわけなので後輩の泌尿器科医らしく自分の15年の経験上と付け加えていた。

狭い世界なのでお互いの医師は知り合いだ。

精索静脈瘤と診断できないものを手術できないという回答でセルニルトンを処方してくれた。

ググって調べると前立腺炎の治療薬だ。

まあ効かんな。

実際に医師も不定愁訴っぽい印象を持っているようで痛みを気にするなと再三言っていたので寝ていて朝立ちで激痛が来て飛び起きるといっていたら黙っていた。

寝ていて痛みで飛び起きるようなのが精神的な痛みなわけがないw

だから何も処方しないわけにもいかんから気休め程度に処方したんだろう。

総合病院の泌尿器科トップでも名古屋だとこのあたりが限界か。。。

ヒントはいくつか貰った気がするので帰宅してネットで情報を探しまくってようやくこの痛みの深淵に近いところまで辿り着いた。

精索周辺の神経変性が影響して陰嚢痛を引き起こしている論文を見つける。

末梢神経繊維の切断などにより神経軸索が腫大しその後に萎縮することにより断片化するというワーラー変性が要因らしい。

その論文を元に治療している病院を探すと国内では東京にたったひとりだけいるようだ。

最初に精索静脈瘤だと言ったベテラン医師はこのあたりも泌尿器学会などで聞いていて知っていたが愛知では治せる医師がいないという意味で治療は無いと言い切ったのかもしれない。

著名な医師にかかっているはずだが医師同士の情報交換しないようで同業者が誰も知らんとか残念で仕方がない。

若しくは知っているがプライドから他の医師に患者を持っていかれるのが嫌なのだろうか?

なお治療法としては精索静脈瘤は逆流静脈だけを見つけて結紮(結んで止めてしまう)する手術をするがそれに加えて神経を遮断(切断)して痛みを治療もしくは軽減させる。

これに相違ない。

何せ場所は確実に精索静脈に沿って痛い。

早速予約しようと考えたが拠点がない東京で手術して2泊3日はちと辛い。

何かあったらどうしようもないし痛みはそれまで待ってくれない。

どうしようか悩んであまり役に立たなかった泌尿器の医師がくれた気休めの薬で連想してふと思いつく。

そういえば気休めと思って飲んだらめちゃくちゃ効いた薬あったなぁ。

そしてこれも考えてみれば神経疼痛だよな?

だったら尾てい骨の神経疼痛で神薬と崇めて飲んでいたリリカ様が効くのではないかと考えた。

リリカ(プレガバリン)は整形外科での治療薬なので内科や泌尿器科が思いつかないのは仕方がない。

といって泌尿器科の守備範囲である精索周辺の問題で整形外科で診てもらうのもおかしい。

だから試した人がいないのだろう。

でも炎症系の痛みではなく尾てい骨と同じ神経疼痛なら効かない理由がない。

これが理系の理論だ。

精索静脈瘤を否定された晩からリリカだけを3日連続で飲んでダメなら今回貰った気休め薬を飲みつつさっさと予約して東京で受診してこよう。

つづく

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