前回のレビューから約2週間経過し、Xiaomi Redmi Note4を継続使用して気付いた点と評価変化を再整理します。
- バッテリー
元々はバッテリーファンデーションの良いスマホでしたが、Mate7より減りが速く感じます。日常利用で1日50%残量を維持し2日目以降継ぎ足し充電が必要です。急速充放電サイクルの負担は避けられず、長期使用で劣化が加速する懸念があります。
- ブラウザ動作
メイン利用のGoogle Chromeバージョン54では文字表示異常が発生します。英数字が重なって視認性を損ないます。同様問題はVernee Apollo LiteやFreetel REIでも報告されており、中華製端末に特有の現象と思われます。現在はバージョン46で運用し自動更新停止していますが、タブ開閉時の不便さは残ります。
- パフォーマンス
初期評価時と比べて動作安定性が向上しました。ブラウザ表示速度・キー入力レスポンス・タスク切り替え全てが滑らかです。1年以上使用したMate7との比較では、CPU処理能力の高さを実感できます。
- 画面特性
発色はMate7やiPhone6より若干控えめですが、フォント表示に優れ文字がくっきり見えます。解像度1080x1920ppi(401ppi)のディスプレイは、繊細な画像表現でもシャープさを保ちます。
- 文字入力精度
Netflixパスワード設定時にトラブルが発生しました。iPad mini4やPCでは成功でしたが、Redmi Note4では想定通りの文字認識ができず再設定が必要でした。Chromeの表示問題と相互作用がある可能性も考えられます。
- 総合評価
3000mAhクラススマホ比でバッテリー性能は上位です。当時のハイエンドモデルMate7(約4万円)の半額以下(2.2万円)というコストパフォーマンスは依然優れています。Chrome表示問題は稀発現象ですが、他のブラウザ使用で回避可能でしょう。
海外移住利用者向けに技術適合マークなし端末として活用する場合、約1年程度の使用期間なら性能維持が可能です。中華スマホ市場の進化速度を考慮すると、毎年新モデルへの更新サイクルも有効な選択肢です。キャリア機種との比較では初期投資差はありますが、長期的なコスト積算でバランスが取れる場合もあります。