41歳で発症したLOH症候群(男性更年期障害)の原因と考えられるのはプロペシア

LOH症候群が発症して8年経過した。

これまでの経過で発症の原因となったであろう育毛剤について考えてみた。

若年性脱毛症

若い頃から抜け毛が多くて気になっていた。

でも毛の量が異常に多かったのでハゲるよりも生える量の方が多かった。

体毛は標準より少し多め。

どちらかといえば精力も強め。

おそらく男性ホルモンは人より多かったはず。

それでLOH症候群になるなんて思いもよらない。

しかし今考えれば思い当たるフシある。

ミノキシジル

2008年頃の40歳位にて髪を洗うと抜け毛が半端なかったのでリアップが発表される前ネットで見つけたロゲインを使い始めた。

ロゲインはリアップと同じミノキシジルを配合した医者も認める薄毛に有効な塗り薬。

いまどきはAGA治療薬としても有名。

当時はミノキシジルのAGA治療なんてなくて、アートネイチャーやアデランスは頭皮の血行促進による育毛なんて原始的な方法で儲けてた時代。

ミノキシジルは血管拡張薬で高血圧の経口薬としてファイザーが開発した。

この薬を飲んでいた人に毛が生えてきたということで塗り薬として海外ではロゲイン、国内ではリアップとして販売されている。

実際にロゲインを使った人ならわかるが毎日頭を洗って塗ると痒みが強くフケのようにロゲインの乾燥したものが肩に落ちるので汚い。

だから毎日塗るから平日は夜塗って朝シャンしてと頑張っていたが3ヶ月程で使用をやめた。

プロペシア

そして当時から塗り薬ではなく経口薬で発毛の有効性が認められていたプロペシアがあった。

成分はフィナステリドで前立腺肥大症や前立腺癌の抑制作用を持つ。

ハゲの人は勉強して知っていると思うが男性の抜け毛はテストステロンが頭部にたまった酵素5αリダクターゼに反応してジヒドロテストステロンになりこれが毛根の成長を阻害するという原理だ。

フィナステリドがジヒドロステロン生成を抑制し抜け毛を防いで育毛となる。

(今は更に強力なデュタステリドがあるようだが当時はなかった。)

ミノキシジルのように何故か発毛に効いちゃったと違い原理がはっきりしているので喜んで2008年の同時期より使用してみた。

確かに抜け毛がかなり減り有効性を確認できた。

しかし副作用が現れた。

フィナステリドで有名なのは勃起不全。

起こったのは射精不全。

結構強いものだったがそれでも7ヶ月この薬を飲み続けていた。

この頑張って使ってしまったのがのちに大きく影響してしまったのではないかと考えている。

流石に副作用がシャレにならなかったので8ヶ月目で辞めた。

LOH発症

そしてLOH症候群になったのはプロペシアの使用開始から1年半後だ。

LOH症候群の原因は遊離テストステロンが何らかの理由で低下する。

一般的にはストレスと言われているがその頃はどちらかといえば仕事もプライベートも悪くない時期だった。

今考えればそれよりも育毛薬が影響していたのではないかと疑っている。

フィナステリドの効果はテストステロンと酵素5αリダクターゼが合成するジヒドロテストステロンを抑制すること。

もちろん医学的にフィナステリドがLOH症候群と因果関係があると証明されたわけではないしそのような論文や記事を見たことはない。

しかし自分の場合勃起不全さえ起きていたので育毛剤が真っ黒に近いグレーだ。

医師には当時ストレス性のLOH症候群だと診断されていた。

もしかしたらプロペシアを飲まなくてもいつか発症する体質だったかもしれない。

だがこの薬を飲んで突然あがり症になりその後LOH症候群になっているわけなのでストレスと育毛剤が複合して何かしら影響を与えてしまったのは間違いない。

ロゲインに含まれているミノキシジルもしばらく塗布していたがこちらは血管拡張薬でホルモンに反応するとは考え難い。

フィナステリドがLOH症候群を早めたと考えるのが自然だろう。

多くの薄毛にフィナステリドやデュタステリドは有効かもしれない。

しかし今後男性更年期が発症して薄めの人なら医師は男性ホルモンを下げる副作用がある経口育毛剤の使用経歴がないか、勃起不全や乳房が膨れる症状が出ていなかったか調べてデータを集めて欲しい。