東アジア4都市を18項目で移住しやすさを比較する

これまで退職後はバンコクかクアラルンプールでバンコクを移住先に決めていたがデータに基づき4都市の中でどこがいいのかを考えてみた。

データ元はソースに記載の通り。

赤字は4都市の中で有利だと判断した項目となっている。

比較対象はバンコク、クアラルンプール、セブ、バリの4都市

項目は生活に影響する数字特徴を挙げた。

あくまでネットで確認しただけなので正式な数字、内容はそれぞれ調べて頂きたい。

現実はまた違うこともあるだろう。

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ビザ取得

まず長期ビザが取れないとお話が進まない。

ワーキングビザや就学ビザなら取れるがリタイアメントやロングステイビザは取りやすい、取りにくい、無理と分類できる。

上記以外はリタイアメント移住に対する特典はないようなので消えてしまう。

カンボジアあたりはワーキングビザを仕事がなくて取れてしまう情報があったがいつ基準通り厳しくなって締め出されるかわからないので正式な手続きに限定したい。

東南アジアのビザで有名なのはマレーシアのMM2H。

金さえあれば年齢制限など関係なく10年単位で移住できてしまう神ビザだ。

ただ用意する費用は50万リンギット(約1500万円)と安くはない。

更に月30万円程度の収入も必要なので年金収入だけでは苦しい。

フィリピンだとマレーシアより敷居が低く35歳以上の制限があるが50歳未満で600万円の預金、50歳以上240万円の預金があれば移住できる。

インドネシアの条件は収入15万円、家賃5万円でいいが55歳以上という条件がつく。

一方2016年に条件が変わったのがタイ。

以前は50歳以上で80万バーツをタイの銀行に預ければ1年更新のビザが入手できたが今年からマレーシアのMM2H同様に対抗したのか10年更新となった。

ただし預ける金額が300万バーツに跳ね上がっている。

約1000万円なのでこちらもマレーシアのビザの条件に近づけたようだ。

年齢条件はお金で解決できないのでマレーシア、フィリピンが比較的容易でインドネシアは55歳までタイは50歳まで待たないと移住は困難になる。

もちろん若ければ語学留学と称して就学ビザや現地で仕事のめどがあればワーキングビザでも移住できる。

人口、面積

人口は多けりゃ多いほどいいわけでもないが都市の規模の目安になる。

少なければ少ないで寂しいので程々がいい。

老後はコンパクトシティがポイント。

クアラルンプールは岐阜県高山市に札幌市の人口を詰め込んだ感じ。

書いていてもさっぱりイメージがつかめない(笑

バンコクは香川県をもう一回り小さくして大阪府の人口を詰め込む。

こっちはかなりひしめいているのがイメージできる。

セブは京都府のサイズに人口を少し増やした感じでバリは三重県のサイズに人口2倍にした感じ。

わかりにくい、、、人口比面積でも算出した方がよかったか。

1平方キロメートルあたりの人口密度

バンコク 5251人

クアラルンプール 6995人

セブ 671人

バリ 730人

東京23区 15073人

こうやって比較すると東京がいかにゴミゴミしているかよくわかる。

なのでバンコクやクアラルンプールは東京近郊の都市と変わらない感じだろう。

セブとバリは日本の田舎の人口密度とイメージすればよさそう。

一食、タクシー、航空運賃

食事とタクシーは現地物価で航空運賃は日本と往復するときに安い方がいいのでいれてみた。

食費はどこも現地食を食べれば安い。特に安いのがバンコクとバリで日本の1/5位でクアラルンプールとセブが1/3位。

タクシーはどこも現地語が話せない日本人だとボッタクられそうだがバリが極端に安くて他は横並びだった。

航空運賃はLCC使えばかなり安くなるが比較のためにANAの運賃で統一したところセブ、バリが安くてクアラルンプールが高かった。

消費税

クアラルンプールは無税。他は大体10パーセント前後となっている。

結構消費税は馬鹿にならないのでクアラルンプールは有利かな。

家賃

これはピンキリなので本来は比較できない。都内だって調布に住むか吉祥寺に住むか千歳烏山に住むか新丸子に住むかによって家賃は違う。

5つの都市だって同じ。

それにオートロック完備とかコンドミニアムはプール付きとかになったりするので条件が異なる。

今回は高めのマンションタイプを探して家賃を記載してみた。

探せば半値でも見つかりそうだが比較するにはいいかもしれない。

あと日本語のホームページで不動産屋で調査したので現地で探せばもっとやすくなる。

家賃はバンコク、クアラルンプール、セブ、バリの順だがセブとバリは逆かもしれない。

どの都市でもいい物件を探すことが重要だろう。

フリーSIM

今やインフラといえるスマホの回線。

毎年のように価格が更新されていそうだが4都市とも日本よりは安いようだ。

あとは品質だ。

これはデータでも何でもなく個人的な見解だが仕事でインドネシアの回線がよく切れる事は知っている。

フィリピンもあまりよくないと聞くのでそれなりに安定しているのはバンコクとクアラルンプールだろうか。

医療

医療技術は欧米が進んでいるとしてアジアの中で日本はトップクラス。

医療費についても国家予算を湯水のようにつぎ込んでいるから安い。

移住の最大の不安はこの医療。

4ヶ国ではタイとマレーシアが頭抜けて、フィリピンとインドネシアはもし在住中に大病したら諦めようぐらいに考えておいたほうがいいだろうか。

日本食店舗数

当たり前だが海外で日本料理を食べようとすれば国内より高くつく。

その国の料理を好んで食べられるようにならないと移住は厳しい。

ただ、たまには日本料理食べたいので、店舗が多い方が選択肢が広がる。

店舗数はバンコクが圧倒。

国内の下手な地方都市より多いのではないか。

クアラルンプールも結構あるようだ。

さすが日本食。

自動車、バイク保有率

どれだけ自家用車とバイクを保有しているかで豊かさと交通事情をはかれそうだ。

マレーシアは合わせて70%を超えており圧倒的な数字だ。

続きタイ、インドネシア、フィリピンの順。

トイレ

日本のトイレは公共も自宅も世界的に見て清潔だろう。

不清潔な国の台所並だと思われる。

旅行のホテルなら多くの場合は日本のトイレと変わらないが生活するとなると異なる。

トイレが不満で日本へ逃げ帰ってくる可能性だってある。

4つの都市も日本と比較してはかわいそうだが紙を使わず水で洗浄文化のようだ。

フィリピンが紙文化のようだが便座がないトイレが多いらしい。

和式ならなんとかなるが洋式便座なしの中腰維持はかなりつらそうだ。

一定の住居であればおそらくウォシュレットがついているのでいいと思うがそれでも何十年も紙で拭いているので慣れるのには時間がかかりそうだ。

宗教

仏教やキリスト教はさほど生活に影響はなさそう。

エチケットの概念のない中国人ならいざ知らず日本人なら普通に生活していれば問題ないはず。

イスラム教だって東南アジアであればおとなしいから気にするほどではないが断食(ラマダン)はある。

だから断食期間が異教徒の我々に断食を強要されることは無いらしいが外食産業の多くは店を閉じるらしい。

公用語

基本現地語だがマレーシアとフィリピンでは英語が通じる。

まともに英語を話す事はできないがそれでも現地語でコミュニケーションを取るよりは楽。

まとめ

年食ったら医療が重要だが、心筋梗塞や脳梗塞になったら日本にいたって危険なのでセンシティブになる必要もない気もする。

例えば50〜70歳までは東南アジアで、70歳を超えたら日本で生活を考えればセブもバリもありかも。

イスラム圏のラマダンだって6月〜7月なので冬は東南アジアの夏は札幌なら避けされる。

トイレは前述の通りある程度の住居を借りれば清潔だろうし、セブにだって便座もあるだろう。

人口密度が低いところに移住する位なら国内の田舎の方がいいのでセブ、バリは厳しい。

そして最後は車社会かそうでないかで政府がコンパクトシティ推進しているバンコクとなる。

車社会が嬉しい人はクアラルンプールかな。

あくまでデータとネット情報なので早めに1か月でも滞在しないといけない。

退職はできそうだが親が闘病しているのでそちらが終わるまでは一週間程度しか海外に行けないか。

あーパスポート切れてたの思い出した。

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