贅沢を相対的なものと感じる瞬間

ここ1年朝食はパンだ。

それも1斤80円の5枚切りを1枚だけなので1日あたり16円で済んでいる。

以前はガストや喫茶店のモーニング、牛丼屋の朝食セットを食べていた。

退職直後はガストでモーニングの一番安いセットを頼み昼までニュースをみたり株をチェックしたりブログを書いたりするのが日課になっていた。

それから節約でパンにしたわけではなく冬朝から外出するのが嫌で食パン買ってきて食べるようになる。

とにかく寒さはダメなのだ。

食パンも当初は200円くらいのを準備していたが賞味期限まで食べきれないので冷凍保存した。

すると高いパンなんかもったいないわけでスーパーで一番安いのを買うように変遷した。

これがここ1年食費が下がっている要因のひとつ。

そして台風一過のある朝久々に外に出た。

晴れてはいないが気温27度、湿度78%と乾燥肌の寒がりには絶好の環境だ。

自転車を飛ばしてミスドに入店して340円のモーニングセットを注文する。

そしてスピーカーからは懐かしのノーランズ のI’m in the mood for dancingが流れてくる。

いい感じ。

非日常を味わうために旅行が好きなのだが案外日常の中でも味わえる非日常。

非日常が自分の中では贅沢だ。

毎朝外食していた頃は感じる事が出来なかった。

そして毎日ミスドのモーニングだったらこれが日常になってしまう。

自転車で20km以上近所をポタリングしていても海外や遠い地方で観光のため自転車を借りて走り回るのと変わらない。

非日常はわざわざ外国に行かなくても案外どこにでも落ちていると気がついた今日この頃。


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