機密書類の廃棄に融解サービスを利用した

部屋の整理整頓も佳境を迎えている。

冷蔵庫横の整理から始まり全部屋の整理整頓&模様替えが完了した。

ここまで延べ日数は28日だ。

倉庫のマトリョーシカな段ボール群がとにかく大変だった。

下手をすると1/3の作業時間は段ボール片付けに費やしたかもしれない。

開けても開けても中から段ボールが出てくると夢に出てきそうだ。

残っている作業はあと3つだ。

  • 浴室の大掃除
  • 不要書籍の処分
  • 全衣類の整理と処分

キッチン棚やクローゼットや天井の押し入れなど細々とした整理で当初の目標はひとまず完了になる。

年内いっぱいかかるとかかると思っていたが案外早く終わる。

そしてもうひとつ問題なモノがあった。

それは3年前に辞めた会社の書類だ。

どうでもいいような書類なら普通に古紙で廃棄すればいい。

問題なのは機密文書だ。

退職する前に使っていた機密書類は事務所でシュレッダーか機密廃棄処理をした。

しかし10年以上前の書類が自宅倉庫の奥深くに眠っていたのには気がつかない。

さすがにそんな古い書類が残っているなんてわからん。

でも大丈夫だ。

こんな時のために家庭用電動シュレッダーがある。

自宅でも簡単に機密文書を捨てられるように置いてある。

裁断しようと久々に電源を入れてみる。

しかし壊れていた。(-_-)

順回転はしないが逆回転はするのでおそらく紙を入れた時のセンサーが逝ってしまった。

役立たずな。

頭にきて壊れたシュレッダーも廃棄した。

かき集めると段ボール110サイズに2箱分の書類が出てきた。

そこから機密書類を分別すると1箱になる。

10年以上前の書類なので情報価値としてはないに等しいが機密情報扱いであることに変わりはない。

さてどうする?

機密管理には厳しい企業なので適当に捨てて出元が見つかれば損害賠償訴訟を受けそう。

それ以前にお世話になった会社なので飛ぶ鳥跡を濁さずきっちり片づけたい。

でも既に飛んだ後なので少し違うか。

後輩に連絡して事務所に送りつけて処分してもらってもよかったが退職して3年後に突然書類を返送するというのは事情を知らない人にとっては変な疑惑を呼びかねない。

1枚1枚手で読めない程に破って少しずつ燃えるごみで出してもいいが途方もない時間がかかりそうだ。

そこで個人が使える機密書類廃棄サービスが無いか調べてみる。

大きく分けると2つの方法がある

1.開封せず段ボール箱ごと大型シュレッダーにかけるサービス

2.開封せず紙が溶ける溶液で段ボール箱ごと溶解するサービス

溶解サービスとは大げさで高額になりそうな気がするが段ボール紙など再生紙を作るときの通常プロセスなので案外安い。

その通常の再生紙を作るための溶解するまでのプロセスに鍵のかかる倉庫で保管するプロセスを追加しただけなのが機密文書溶解サービスだ。

元々お金を払って古紙を回収していたものが機密書類の廃棄サービスとして有償化出来るので廃棄サービス業者によってはかなりリーズナブルな価格で提供している。

個人が利用できる有名なところでは、

ワラケンセキュリティパック21

融解サービスで愛知県からの引き取りだと1箱の最安が4360円になる。

融解サービスの多くがホッチキス程度ならつけたままでも廃棄できるのがいい。

かなりお高めだが引き取り費用を含んでいるので運ぶ足がなければ検討の余地はある。

ヤマト運輸グループも似たようなサービスを1890円とお安く提供しているが個人向けはなさそうだ。

シュレッダーのサービスでは

デルエフスポットプランライトサービスがヤフーショッピングで注文できてお安い。

110サイズを引き取り未開封のまま細断するオプションを付けて2168円だ。

ワラケンもデルエフもどちらも郵便局員か運送会社が回収してくれる。

クルマで持ち込めばもっと安いところは無いかと探した。

愛知県だと古紙協同組合があるのでこの中で機密書類の定置式破砕、移動式裁断のいずれかに〇がついている近所の業者に電話した。

しかし企業相手のようで個人の持ち込みだと4000円以上かかるようだ。

これならデルエフの方が安い。

持ち込んで安いところはないか?

古紙組合登録業者を上から片っ端に電話して個人の1箱持ち込み廃棄価格を確認した。

そのうちひとつが個人でも60kgまでなら1200円で廃棄してくれるようだ。

ここにしよう。

倉庫の混み具合で持ち込んでいい日とダメな日があるので当日確認して欲しいという事だったので翌日電話して持ち込んだ。

個人の場合は1箱迄なら重量無関係で税込み1100円でいいということでお安く機密廃棄が出来た。

ガソリン代と電話代込みでもデルエフより安い。

数週間後に融解したことを証明するその名も融解証明書が発行送付される。

何かあった時にはエビデンスとして使えそうと考えたが流失した書類そのものを本当に融解したかなんて証明できないので意味がない気もする。

それでも機密保護の努力の形跡は残る。

個人で機密文書を大量に抱えて困っている人などいないと思うが退職してから会社の資料を家の奥底に眠らせていたことに気がつき廃棄したいなら融解処理やシュレッダーサービスはおすすめだ。

あと大量に貯まった年賀状や他人の住所が記入された手紙や書類を終活で処分したい場合に利用するのもいいのではないだろうか。


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