しまなみ海道旅行記1日目

7月にGoToキャンペーンを利用して愛媛県に飛んで今治から尾道へ移動してしまなみ海道を自転車で走る旅に出かけた。

当時愛知はコロナ感染者数が1桁で横腹で愛媛、広島もほぼゼロだった。

それでも東京が100名を超えて拡大しはじめていたのでひとりでヒソカにいきたかった。

しかしオンライン飲み会で口を滑らせたのが失敗だった。

自転車に興味がなさそうな人まで酔ってオレもオレもと名乗りを挙げるので断っていたが若干名は自転車好きで断りきれなかった。

連れがもしコロナに感染ってたら避けようがないし自分が感染していたら濃厚接触者を作ってしまう。

それでもできるだけソーシャルディスタンスを空けて連れにも必ずマスクを着用、定期的な消毒で行動するしかない。

多くの年寄りは夢中になるとマスクを顎の下につけて大きな声で話まくるとか容易に防疫が疎かになるので特に注意が必要だ。

宿泊は松山と尾道に一泊ずつ。

通常はLCCと適当にHotels.comなどで予約をするが今回はGoToキャンペーンの還元を受けるため割高なパッケージツアーを利用した。

パッケージといっても航空券と宿泊がセットになっているだけのフリープランだ。

オンラインの準備ができておらず開始直後で還元方法も対象代理店もはっきりしていなかった時期なのでとにかく大手旅行会社がいいだろうと考えた。

2日目は今治宿泊にしようと提案したがひとり尾道宿泊がいいと強硬だったので尾道になる。

暇があれば日に50〜100km走ってる自転車好きなので今治で公営自転車を借りて尾道で乗り捨て1日でしまなみ海道を走破する算段だったようだ。

しかしツアー予約後に公営のレンタサイクルを確認したところ今治側は予約が一杯で尾道側でなんとか残り少ない自転車を確保した。

その結果、宿泊地と尾道側でしか借りれなかったレンタサイクルが旅程の足枷になった。

自転車でしまなみを走るのがメインのはずが高速バスでしまなみ海道を往復するとか公共交通機関の移動ばかりで何のするのかよく分からない計画が出来上がった。

松山で観光して1泊して早朝に松山駅から今治駅までJRで移動する。

そこから高速バスと路線バスを乗り継ぎ尾道まで移動して自転車を借りて今治方面の行けるところまで走ってUターンして尾道まで戻る。

一泊して翌日ちょっと尾道回って同じように公共交通機関で松山戻って帰宅という強行ツアーだ。

予約日からキャンセル料も発生するので気軽に日程変更もできないので行くしかない。

しまなみ海道がある愛媛と中国地方の天候が読めず何度か10日前天気で調整したが直近では結局3日とも雨の予想になっていた。

旅程も天候もままならない。

荷物は最悪ロッカーに入れず背負ってることになるので可能な限り軽量化した。

持っていくガジェット類はスマホとジンバルカメラのみ。

結果3.6kgとなった。

おそらくこれまでの旅行の最軽量の荷物だ。

それでも何十キロ自転車で走ると肩や背中が痛くなるのでどこかで預かってもらう。

これは浜名湖を走った時に学習した。

8時のフライトなので5時起きで中部空港へ出発した。

朝早いのに電車に人が多い。

さすがに連休中だ。

思ったよりマスク装着率が低いのが気になる。

それも杞憂で空港方面に進むにつれて装着率は100%になっていた。

観光客はそれなりに気をつけてるか周りの目を気にしているんだろう。

いつでも行けるのに連休旅行は自分でもアホかと思っているが前述の連れと日程調整がつかなかったので仕方がない。

以前も日程調整がつかず春休みにタイに行ったことがある。

繁忙期で旅費が高くて失敗だった。

今回元の旅費は高いが還元でLCC利用より若干安くなるはず。

でもひとりでいくならキャンペーン利用で連休を外せたので今後は酔っ払っても旅行の話題は口を滑らせないようにしようと心に決めた。

中部空港のラウンジでビールを飲みたい人に付き合って1杯だけ飲んでギリで搭乗する。

おープロペラ機だ。

国内だと昔函館に行った時以来だ。

客が少ないからジェットからプロペラに振り替えたのかな?

ほぼ満席だった。

全員マスクはしているが席は空けないんだ。

スマホを機内モードにしたがcocoaアプリのためにBluetoothをオンにしたかったが電波のひとつなので諦めた。

機内はどう考えたって三密なのでこのあたりのルールを明確にして欲しいところ。

プロペラ機はジェットとはまた違った振動で耳に響いてあまり好きではない。

空港には予定通り到着して松山上陸だ。

昨年に松山は訪れているので個人的には特にやることもない。

朝早かったのでモーニング(703円)を松山駅前で食べて連れにつきあいリフト(520円)に乗り松山城(520円)に登った。

リフトの入口にもお城の入口にも検温所が設置されていた。

観光名所にある検温所って本当に37.5度以上の人をちゃんと追い返せているか少し心配だ。

そして鯛めし1680円(税別)を食べた。

この松山城のリフト近くで営業していた鯛めし屋は旨かった。

鯛がぷりぷりだ。

前回食べた鯛めしもそこそこ美味しかったがこちらはもっと旨く感じた。

連れが評価が低い危なそうな店をネットで見つけてそこへ行こうと言ってきたのを断固回避してこちらに入店したがみんな美味しいと喜んでいた。

付け合わせの貝の和え物もまたおいしかった。

連れが従業員に店に貼ってある地図を指差し地理について尋ねていたが聞き取れないようで困っていた。

オーダー時にイントネーションが違ったので違うので外国の人に聞いてもわからんよと連れに伝えた。

マスクをしているので気がつかなかったようだ。

中国人観光客対応で中国語を話せる人を雇っているのだろうが今は逆に大変だろう。

ランチを終えて連れが坂の上の雲記念館に行きたいという。

さすがに2回観る程のコンテンツもないのでその間は別行動にしようと提案したら全員で道後温泉行きの前倒しとなった。

道後温泉で前回も登った急な坂の神社に登る。

前回登った時は日本一急な階段じゃないかと降りで腰が引けたが今回は大して急だと感じなかった。

それは熊野古道旅行で神倉神社の切り立つ階段を経験したからだろう。

あれに比べるとこちらはひょこひょこあがって滑らないように気をつけながらポンポン降りられた。

あとは温泉に入ってホテルにチェックインした。

全員の分の宿泊証明のブランク用紙を印刷し持っていったのでホテルに記入してもらった。

GoToキャンペーンの35%還元で必要だ。

連れに何よりもビール好きがいるので激安の居酒屋でビールを数杯飲んだ。

地元の人も何組かいたけれど1時間も滞在せず帰っていく人が多かった。

我々も1時間ちょっとでホテルに戻って寝た。

メインは明日だ。


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