利用制限△のCランクで電池劣化86%の中古iPhone8買ってみた

某ショップにてiPhone SE第2世代のキャリア版のSIMロック解除済み未使用品が数百個単位で大量入荷されていたので急激にiPhoneが欲しくなった。

いつかはiPhoneに戻りたいがまだ半年前に買ったAndroid端末をメイン機で不満なく使っている。

それにアップルストアのアプリをほとんど使用していない。

グーグルアプリからの移行とか再カストマイズとか似たアプリを探すのが面倒になり諦めてしまい高いおもちゃと化しそう。

でもiPadは初代が発売されてからずっと使っているのでiOSのスマホがあるとiCloud経由で写真の共有とか加工は楽でいい。

例えばブログのような殴り書き程度でいちいちパソコンを持ち出したくもない。

そこでいまさらながらタイトルの通り中古のCランクでネットワーク利用制限△のiPhone8を買ってみた。

付属品は箱も含め一切なしの本体のみでプチプチに包まれているパッケージだった。

まあ1万2800円だったのでiPod touch第7世代の中古の同グレードと価格変わらんのでスマホとしてダメならiPod touchだと思って使おう。

もしメインで使いたくなったらアップルに持ち込みバッテリー交換してもらっても合計2万円かからないというコストが魅力だ。

ただ最初から2万以上円払ってiPhone8の上玉の中古を買うくらいならリセールバリューも考慮してSE第二世代の未使用品を4万円で買った方がいい。

あくまで最低価格でiPhoneを使いたい。

更に安い7も選択肢だったがiOSサポートが1年長い方がいい。

ネットワーク利用制限△はご存知の方もいるかもしれないが主にローンで購入して完済前に売却した残債の残っているスマホだ。

前所有者が手放した後もローンを返し続ければいいが焦げつくと遠隔操作で携帯回線使用が止められてしまうリスキーな端末だ。

そのためショップによっては利用制限がかかる可能性のある端末に赤ロム保証をつけて携帯回線が使えなくなったら同等品か全額返金をする仕組みがある。

今回永年保証対象で購入した。

購入したショップの実績だと携帯回線が使えなくなる赤ロムになる確率は0.1%もないとのこと。

それでも突然電話回線経由のネットワークが使えなくなるので旅行中はSIMを差し替えて使える代替機を持っていたい。

価格差は2〜3千円程度なので本体価格が3、4万円の中古端末を買うならやめた方がいいが1.3万円と1.5万円の差は大きいので安いサブ機用なら狙っていきたい。

自分の場合はメイン端末がなくても一緒にモバイルルーターを持ち歩き運悪く突然死が起きたらSIMをルーターに移してWiFi接続で急場を凌ぐ事もできる。

電話は使わないので大丈夫だがSMSが使えないのは影響がありそう。

セキュリティ関連が不安だが2段階認証は大半をアプリ版に切り替えた。

SMS通知を普段使っているのは一部のサービスだが数日なら使わなくても影響はない。

そして今回中古iPhoneを買ったのはリハビリみたいなもの。

iPhone6まで使っていたが社用で電話と会社アプリ専用だった。

その前のiPhone5はプライベート用だったがキャリアの回線プランがパケット費用天井なしだったのでモバイル通信切って電話専用でAndroid がイーモバやWiMAX接続でメイン端末だった。

iPhoneがメインだったのはiPhone4Sまでさかのぼらないといけない。

その間に中華スマホ5台とAQUOSとARROWSの計7台のAndroidを使ってきた。

(一部)

だから今後iPhoneに出戻りして問題ないかの試金石としたい。

当時はjailbrake(脱獄)して使えるアプリやシステムツール揃えてようやく一丁前のスマホというイメージが強い。

一方でiPadは初代からブラウザ専用として使い続けておりiOS14は脱獄しなくても充分使いやすくなっているとわかっているがスマホとしてはわからないことも多い。

戻りたいと考えた頃には端末サポートを得るために目玉が飛び出そうな月額料金を支払うか一括で最低でも8万円で10万円オーバーが当たり前の高級機時代に突入していて手が出なかった。

一方でAndroidは某国政府へ個人情報垂れ流すかも知れないセキュリティリスクさえ諦めれば中華スマホが2〜3万円台で必要十分なスペックの機種が見つかる。

MVNOキャリアの間でMNPをすれば多少の値引きさえつく。

国産Android端末もなんとか生き延びて最近若干コスパも上がってきた。

だから節約生活ではiPhoneに戻れない。

そこに光が差したのは去年発売のiPhoneSE第2世代だ。

定価5〜6万円と使っていた当時の価格帯でiPhoneはリセールバリューがいいのでケースをつけて綺麗に使えば中華スマホよりランニングコストが安くなる。

廉価版iPhoneのラインナップが継続すれば使っていくこともできそうだ。

もちろんアップルだって個人情報については内部で何をしているかわかったものではない。

それでもFBIから捜査のためにセキュリティ解除の依頼があっても全て突っぱねて建前を見せているので党や開放軍と癒着企業と言われて何も答えないメーカーよりはマシだ。

試金石として中古CランクのiPhone8を買った。

まず外観とバッテリーのへたり具合をチェックした。

外観は想像よりいい。

中古品は、

未使用品> Aランク> Bランク>Cランク>ジャンク

の順でモノがいい。

ジャンク手前のCランクなのでもっと傷だらけで下手すると液晶画面に擦り傷があるとか裏や横が欠けているようなボロさじゃないかと思っていた。

実際にはリンゴマークあたりに細かく何かがぶつかったような傷が無数にあったのと前面にうっすらと傷が上と下の2箇所ある程度で他は綺麗だ。

リンゴマークに大量の小さな傷はケースなしの裸族さんでモバイルSuicaで通勤・通学をしていたと思われる。

裸族の割に丁寧に扱っていた。

液晶のドット抜けもCランク落ちの要因だが見当たらないし画面焼けもない。

ボタン類の押しにくさもないし多用するホームボタンのダブルクリックはしっかり押さないと反応が悪いがなんとか使える。

(この時点でホームボタンは物理キーだと思い込んでいたがiPhone8はタッチセンサーに専用バイブをつけたモデルだった)

ショップによってはジャンクに近いCランクとか逆にBランクに近いCランクとか選別に差がありそうだが大手ショップだと相場が高めな代わりにまともな中古を置いている。

通販で買うより絶対現地で現物を見て買った方が確実だ。

次はネットワーク利用制限がついているか。

購入した中古のキャリアによってドコモKDDIソフトバンクのサイトでIMEIかMEIDを入力すれば確認できる。

IMEIやMEIDはiPhoneなら*#06#に電話すると表示される。

結果はもちろん△だった。

前オーナーがローン返し終われば○になるだろう。

少し安いのだから仕方ない。

最後はバッテリーのへたり具合をチェックした。

タイトルの通りバッテリー最大容量(劣化具合)は86%だった。

あえて残債が残っているのを選んだのはiPhone8は発売されて約4年経つがローン残なら少なくとも2年以内に購入されている比較的新しい商品になる。

だから運がよければ買ってすぐに傷つけてCに落ちているだけでバッテリー最大容量が90%以上ある端末を掴めるのではという取らぬ狸の皮算用を期待した。

しかし残念ながら1年半くらいガッツリ使っている感じだ。

80%割ったらバッテリー交換と言われているのであまり長くは持たない。

チェックはここまでにしてiPadの設定をそのまま引き継いでスマホに必要なアプリも片っ端からダウンロードして現行スマホを引き出しに入れて1週間ほどiPhone8をメインで使ってみた。

昔はいっぱいあった特殊なアプリは今や使っていないので移行はそれほど大変ではないが全てセットアップするのに半日かかった。

面倒だったのがパスワード管理ソフトでAndroidのみのアプリを使い続けて平文にてエクスポートする機能もなかったので全て手入力だ😭

ネットワーク経由で保管するパスワード管理ソフトは怖いのでオフラインソフトからオフラインソフトの移行なので仕方がないか。

ちなみにアプリも信用してないのでパスワードはa********@6**Uみたいにマスクして書いている。

マスクの場所は固定で全パスワードデータを奪られたとしても類推できないようにしている。

他にはiPhoneの話題じゃないけどアプリの再インストールでたまたまYahoo天気の雨雲通知をオンにしたけどあれすごい😊

雨雲が来るとスマホに通知があって10分くらいで土砂降りになった。

バッテリーの減りは消耗通りで寝起きで充電器から外して動画を1時間半観てメールを少しチェックして家計簿アプリなどを少し動かして寝る頃には10%を切っていた。

AQUOS SENSE4でこれくらいの使用だったらバッテリーゲージはまだ70〜80%だ。

家で過ごして朝100%から寝るまでほぼ放置で70%なので待ち受け1時間で2%減る計算だ。

元々1821mAhしかないバッテリーで更に86%まで消耗しているくせによく頑張っている。

SENSE4が新品で4570mAhでこのiPhone8の実質容量は1560mAhしかないので約1/3だ。

バッテリーのもちが悪くて定評のあるRakuten miniかJellyPROのバッテリーと大差がない。

これらミニ軍団より画面サイズが大きいので不利だがレビューを見る限りiPhone8の方が持つようだ。

iOSとハードウェアの待ち受け時間の省電力能力は見事だ。

使っていた頃もモバイル通信オフのWiFi運用で起きたバッテリードレイン現象は別にして、待ち受け時間はバッテリーが減らない印象だったのでジョブスの基本設計が優秀なんだろう。

そして使い勝手がいい。

日本人男子の平均以下の片手で全て操作できる4.7インチというサイズはスマホの正解だと感じる。

小型で詰まっているのでずっしり感じるがケースつけてフィルム貼っても175gしかないので手首に負担がかからない。

ジョブス亡き今、Androidの方が先を進んでいる気がするが安定感や使い勝手の細かい気配りはiOSに一日の長がある。

例えばiPadを横に置いているだけで設定を簡単に引き継いで起動できたり、

データ使用量が設定の表示とahamoアプリの表示が勝手に連携してるとか、

文字入力のインターフェースは秀逸であり、

(例えば空白長押しで指を滑らせるとカーソルが自由に移動できる)

オートメーションが簡単に設定できて、

(家から出かけると自動的にWiFiをオフにして自宅に帰るとWiFiをオンにするオートメーション)

違う垢で同じパスワードを使っていると警告をしてくれる親切設計で、

新パスワード入力しようとすれば呪文のようなパスを提案してくるとかは余計だけど、

Androidから移行すると子供やお年寄りでも使えそうで至れりつくせりだ。

欠点はmicro SDカードスロットが無いので写真を保存して引き抜きPCに移動させるということができない。

しかしひとつ前のOneplus7もDual SIMでmicroSD無し運用なので同じだったしiPadで共有できるのでクレカやパスワードをカメラで撮るとか危険なことをしなければいい。

同じくMicroSD絡みで手持ちMP3の音楽をiTunesなしでiPhoneに入れるのが面倒なのも困りもの。

最近はSpotify無料バージョンで音楽聴いてる事が多いのでmp3の新規更新はないので影響が少ないか。

動画もオフラインでは観なくなった。

ただ海外旅行のフライト等のためオフラインで映画など動画を大量に持って行く時は紐付きにして移さないといけないのでAndroidより面倒だ。

あとAndroidのおサイフケータイは気がついたらガッツリ使っているのでAPPLE PAYでモバイルSuicaが使えるのは助かる。

でもWAONが無いの辛い。

最近nanacoは不要だがイオン系のWAONは欲しい。

Edyは近所だとQuicPayで代用できる。

でも楽天経済圏に片足突っ込んでいるのでどうかなと思ったが使ってみれば非接触型のポストペイって最強じゃないか!

チャージ不要だからクレカと同じように必要な分だけ引き落とされる。

プリペイドの電子マネーってあっちのカードにはお金がいっぱい入っていてもこっち別途チャージしなきゃいけないとかバランスよくないしやめようと思ったら使い切らないといけないとか面倒だ。

でもポストペイならそんな心配は不要だ。

楽天カードも登録できるのでポイント還元もある。

もちろん楽天Payの方が二度おいしいけどQRコード決済好きじゃないし対応店舗少ないしメインの電子マネーはQuicPayにしよう。

最近やたらネットCMで観る堂安選手のVISAタッチと同じような仕組みを昔からやってたわけだ。

知らんかった。

SoCはA11と古いけど倍くらい速いはずのA12積んだiPadと普段使いで違いは無い。

ベンチマークはメイン機のAQUOS SENSE4とほぼ同じantutu結果でiOSのおかげでヌルヌル動くし視差効果をオフにすればまだ数年戦えそう。

嫌われ者のライトニングケーブルだがiPad mini5とiPadと共用しているのでアップル製品が2台以上あれば気にならないかな。

そしてこの中古iPhoneの一番いいのは逆にリセールバリューが無いこと。

例えばもし10万円のiPhoneを買ってしまうと3年間使ってできるだけ高く売って次の買い替えの足しや頭金にしようと考える。

まるでクルマみたいだがそのせいで貴金属や高級アクセサリーの扱いになってしまい更には高いケースをつけてガラスフィルムを貼って重くしてツールとしての価値を下げる。

スマホなんて雑に扱えてナンボだ。

中古で安く買っているし次売却したところで高くて数千円なら壊れてもいいくらいの感覚で使える。

百均の軽いケースを買って滑り止め代わりに使っている。

iPhone系は百均などでもグッズが揃えられるのもいい。

あとはOSサポートがいつまで続くか。

噂だと2024年のiOSリリースまでなのであと3年使えそうで早めに切れたとして2023年としても2年使える。(あくまで予想)

そんなこんなで1週間も使っていたらAndroidに戻る気を失った。

ただ今は旅行や外出が少ないので日中充電しなくてもバッテリーが持つが出かけるようになったら容量不足がネックになる。

アップルに持ち込んで交換してもらうか自分でバッテリーを交換したくなってきた。

ブログ的には自力交換だけど巷で販売されている交換バッテリーに地雷が多そうなのでアップル持ち込みが無難か?

(この記事アップ時にはバッテリーを自力交換済み。その話はまたいずれ)

それに新品のバッテリーに替えても旅行中のスマホ起動時間は尋常じゃないので旅行中だけAQUOSのお世話になるか。

iPhone SE3世代がもしサイドボタンに指紋認証がついて画面が大きくなるのなら買いたい。

いや、画面は大きくせず背面指紋認証で4.7インチに筐体を合わせて小さくして価格据え置きで出して欲しい。

背面指紋認証は頑なに作る気はないしiPhone12miniが商業的に失敗なのでこれ以下のサイズなんて作らないだろうな。


おすすめ記事

ためになる記事だと思ったらシェアおねげえします

フォローする