海外旅行の準備 毎日が日曜の計画の仕方

6月に久々に海外旅行へでかける。

7月以降の方がLCCの再開や就航が増えたりするので有利だが7月にブロック割の全国版が始まる発表があった。

7月は国内旅行で可能な限り有効活用したい。

8月は昨年も一昨年もコロナのピークがあったので同様に感染者が増加してGOTO途中打ち切りなんてことも視野に入れる。

我が国の検討士様は新事業は検討だけで終わるが補助などを打ち切るのだけは即断で得意だから。

そこで6月にパッパと計画して予約して数日後に海外に出かけることにした。

ちょうど計画をしているのでこれまで何度か出かけたスキルを活かした計画や段取りをシェアしたい。

当たり前の事ばかりででもっといいやり方がある!といわれる方もいるかもしれないがそこはそれで初心者さん向けなので温かく見守っていただければ。

まずは行き先を決める。

これは流石に最初に決めるが自分が思い浮かべた行きたい場所ではない。

コロナ禍前のLCCが安い時期であればスカイスキャナーで日本発で行き先はブランクにして相場を見ながらどこの国のどこの空港発着が安いか並べて順繰りに選んでいた。

但し今は検疫によって入国しやすさに大きな差がある。

観光開国していない国は未だに到着早々に長期間ホテル隔離になってしまう。

そこで出来るだけ簡単に入国できる国であるベトナムにした。

感染が東南アジアの中でも特に落ち着いているのもポイントだ。

従ってベトナムの旅行の計画がサンプルとなる。

もちろん皆さんはご自分でお好きな国を選んでいただきたい。

ベトナムに決めて都市はニャチャンとダナンへと移動したかったが、

出典 ベトナム王

出入国が完全にフリーではなく帰国前にベトナムでPCR検査を受けないといけないため大都市のホーチミンかハノイから帰国することが前提になる。

ちなみにベトナムへの入国は2022/6現在は接種証明も陰性証明も医療保険加入証明書も不要だ。

久々の海外旅行の初っ端にベトナムを選んだのはこの入国の容易さが主な理由だった。

観光をいち早く開国したタイはこの時点ではまだ海外医療保健加入の証明書持参が必須だった。

カード会社から証明書を取り寄せればいいがすぐ出かけたいので間に合わない。

ベトナムのスタンスとしては証明書はチェックしない、でも医療保険に入っていないとコロナに罹った場合ベトナムでは高額な医療費が発生するので支払い額1万ドル以上の保険に必ず加入してやってきてね〜という感じだ。

ベトナム入国後、新型コロナウイルス感染症にり患し、医療機関での治療が必要となる場合には、高額の医療費を請求される恐れがあります。また、当地の病院では英語や日本語は通じません。あらかじめ、新型コロナウイルス感染症及びベトナムをカバーしている「旅行保険」及び「医療サービス(医療通訳、相談、緊急搬送等)」に加入することをご検討下さい。
 なお,観光目的での入国に際しては,越観光文化省からの指示により,新型コロナウイルスの治療費をカバーするため最低10,000USD以上の保険加入が要件とされています。

引用 在ベトナム日本大使館

自身の場合は自動付帯のゴールドカードが2枚あるので海外医療保険として合計500万円程度は補償される。

自動付帯とは何もしなくても携帯していれば保険が効く。

一方で利用付帯の場合はカード会社が決めた旅費をカード支払いしていることが前提になる。

例えば楽天ゴールドカードは少し前に改悪があり使い勝手が悪くなった。

保険が有効となるには、日本を出国する以前に 『募集型企画旅行の料金』 に該当する代金を 利用条件のある楽天カード で支払っていることが条件になります。

ツアーではなく個人旅行で保険を使うのは難しい。

手持ちは楽天プレミアムなので自動付帯で関係ない。

このあたりは手持ちのカードの海外保険をよく確認して必要であれば計画時に海外医療保険に加入しよう。

さて次に調べるのはフライトの日程と価格だ。

最寄り空港は中部国際空港なのでまずはスカイスキャナーで相場を調べる。

名古屋発ベトナム着 往復 6月でチェックする。

毎日が日曜日なのでこの時点で期間を指定する必要はなくざっくり6月として相場を知る。

6-7万円が相場のように見えるが実際に予約画面まで進めると往路がベトナム航空で復路がベトジェットとJALの東京経由乗り継ぎで8万円台が最安だ。

往復共に直行便だと13万円が相場になる😭

高すぎ〜

東南アジアならLCCで往復5万円以下にしたい。

というわけなので次は関空か成田や羽田で調べる。

例えば関空から4万円で往復できれば名古屋と関空間の費用に1万円かかってもアリだ。

但し往路が午前便や復路が夜便だと空港周辺で1泊や場合によっては2泊しないといけないので出発時刻と到着時刻が重要になる。

大阪発ベトナム着をスカイスキャナで調べてみる。

もし高ければ次は東京発着で。

相場はかなり安い。

LCCの就航がありそうだ。

画面を先に進めるとLCCのベトジェットが予約できる。

次に発着時間を調べるために適当に何度か日付を変えて入力してみる。

ハノイもホーチミンも毎日同時刻でこの1便のようだ。

発着時間がコロコロ変わるよりはスケジュールしやすい。

帰国時は朝なので当日そのまま名古屋に戻れるが出発の9:20や9:30だと間に合わすためには自宅からクルマで関空へ出かけるしかない。

ただ関空の安い駐車場はよく分からない(*)ので高速バスで大阪で前泊にしよう。

*以前関空から少し離れた駅付近の安い駐車場に停める技みたいな記事を書いた気がするが今回は久々の海外なので無理はやめる。

これで主な交通機関が決まった。

名古屋→(高速バス)大阪で1泊→関空→ハノイかホーチミン→関空→(新幹線)→名古屋

次にハノイかホーチミンかでざっと調べるとベトナム最大都市ホーチミンの方が病院が多そうなのでホーチミンにする。

でもせっかく出かけるならホーチミンでは面白くないのでビーチを探す。

当初はニャチャンだったがダナンのビーチでゆっくりして観光は近所のホイアンで古い街並みを観るという予定にした。

というわけでホーチミンで都市観光、ダナンのビーチリゾートでゆっくり、ホイアンで観光、ホーチミンに戻り帰国としたいところだがPCR検査を受けて通常はおそらく翌日結果なので後半のホーチミンには2泊以上しないといけない。

すると大阪からホーチミン空港に飛んでそのままダナンに行きたくなる。

そこでベトナム国内線をスカイスキャナで調べてみる。

大阪からホーチミンが13:00着なので16:30発なら余裕をもって乗り換えられる。

到着が予定時間通りなら15:30発でも間に合いそうだが経由便チケットではないので遅延した場合に航空会社が乗り継ぎを保証してくれるわけではない。

退職したての頃にマレーシア旅行で連れがゆっくりチェックインしてフライトに間に合わず当日にネット予約したこともあり、ベトジェットのホームページなら当日予約も出来そう。

しかしベトナム初上陸なので念のためにホーチミン→ダナンの便は事前に確保する。

ホーチミンの空港でSIMを手に入れそのまま国内線に乗り当日のダナンの到着時刻は18時頃になる。

タクシーは出来る限り使いたくないので近くがいい。

というわけでダナンでどのあたりに宿泊するかは「ダナン エリア」でググれば観光エリアがどの辺りか掴める。

ざっくり市街地エリアとミーケビーチエリアとホアヒンエリアに分かれるようだ。

空港に着いたら市街地エリアで2泊してその後ミーケビーチエリアで3泊してホアヒンへはどこかで日帰り観光にしよう。

これで5泊する、そしてホーチミンでは検査のため2泊しよう。

帰国前の現地PCR検査結果のタイムラグを24時間としてベトナム出国の72時間前から0時間の間に検査して結果をもらう必要がある。

復路の帰国がAM1時発なので6泊8日の旅となる。

あ、+大阪1泊なので7泊9日だな。

1日目 名古屋→大阪ホテル宿泊

2日目 大阪→関空→ホーチミン→ダナン市街地ホテル

3日目 ダナン市街地ホテル

4日目 ビーチエリアホテル

5日目 ビーチエリアホテル

6日目 ビーチエリアホテル

7日目 ダナン→ホーチミン→PCR検査→ホーチミンホテル

8日目 ホーチミンホテル→PCR受取→空港

9日目 空港→関空→名古屋

ホテルはまず適当にどこでもいいので予約サイトで自分の予算と場所を選んで絞り込む。

Hotels.comを使っているが予約サイトは評価が分かるなら別にどこでもいい。

評価はサイトごとに傾向が違うかもしれないが経験上☆8以上はあった方がいい。

3-4ホテル選んだらグーグルマップで位置を確認する。

これが実は一番重要だ。

選んだのは

SEAHOUSE HOSTEL

AVORA HOTEL

VANDA HOTEL

Seahorse Hostel and Bar by HAVI

の4つだ。

このあたりは写真のインスピレーションで旅を繰り返していれば安くていいホテルが見つけられるようになる。

SEAHOUSE HOSTELという名前に騙されていけないのはちゃんとした個室もあって4千円前後で立地もよく評価も高い。

立地としてポツンとホテルが立っている場所は危険だし川周辺が栄えていそうならあまり遠いところは避けたい。

観光スポットと検索して名所がある近くを選ぶのもいい。

公共交通機関があるなら駅から離れていないことも大切だがベトナムはハノイやホーチミンで建設中だが今のところはタクシーやバスが主な交通機関のようだ。

今回はリバーサイドで大聖堂やハン市場に近くドラゴン橋も見えそうなAVORA HOTELを予約する。

同様にミーケビーチエリアでもホテルを決めてホーチミンのホテルも決める。

あとはPCR検査の場所を調べてホテルを決めて予約して帰国に必要なMySOSアプリをインストールでもしておけばよさそう。

PCR検査はググっていたら今回搭乗予定のベトジェットで無料PCR検査のバウチャーを貰えるようなのでこれを使うか?

残念ながら当記事公開時点ではベトジェットのPCR無料サービスは終了してるようです。詳しくはベトジェットにご確認ください。

ただ検査が受けられるのと証明書が帰国時に使えるかは別の話で国内でも検査は無料だけど証明書を撮ろうとするとクリニックの医者へのお布施で1.5万円かかってしまう。

計画から数日後で出発を予定しているが途中で安くて安心な検査をホーチミンの病院で見つけよう。

あとPCR検査と受け取りの日程を土日にならないように調整したい。

ベトジェットのバウチャーで受診できる対象病院を見るとThứ 2 – CN(月ー日)がいくつかあるが平日の方が確実だろう。

そしてベトナムのPCR検査を調べていて大きく予定変更することになる。

ベトジェットのバウチャーではハノイよりホーチミンの方が病院が多いが日本大使館によるPCR検査の情報があるのはハノイばかりだ。

都市の大きさより首都であることと大使館もこちらにあるからだろう。

そしてバウチャーの病院リストと大使館の情報でかぶっている病院があるのでここに行くのが確実そうだ。

流石に大使館情報の病院で検査を受けて証明書を貰い入国NGだったらブチ切れる。

病院の方も英語も使えるらしいので身振り手振りと単語と翻訳アプリを駆使すれば何とかなるはずだ。

というわけでホーチミンからハノイに空港の行き先を変更した。

ひとり旅で旅程を作った記憶が無いが今回は帰国の段取りをミスすると帰れなくなるので大事を取って作っておいた。

日付はマスキングしてある。

最終的に8泊10日の旅になった。

ホーチミンとダナン同様にハノイとダナン間の国内線も同じくらい飛んでいるしフライト時刻もほぼ同じなので大きな調整は必要ない。

しかし往路で16時台がなく次は19時近くなので空港で5時間近く待つことになるのは辛い。

ポジティブに考えれば国際便がかなり遅れてもヒヤヒヤすることのない乗り換え時間があるのは安心だ。

国際線、国内線共に同じベトジェット同士でも別々に取ったチケットなので遅延して乗り遅れたところでなんの補償もしてくれない。

あと土日がミーケビーチエリアのホテルにならないよう日程調整をした。

リゾートエリアで安くていいホテルを見つけても金土日はびっくりする程に高額になる。

具体的には予約したホテルは平日6千円のところ休日だと3万円近かった。

世界屈指のリゾート地なので国内や近隣諸国からも土日で詰めかけるんだろう。

ハノイのホテルを土日にするとPCR検査を受けられる病院の幅が減るのでダナンの市街地宿泊を土日になるよう調整した。

関空前泊のために泉佐野市のホテルに予約を入れたら関空までの無料送迎バスがあるという。

電車だと600円くらい運賃かかるのでとても助かる。

さすがよくふるさと納税でお上に楯突いている骨のある都市だ(関係ないか

旅費は、

国内交通宿泊費 1.7万円

フライト代 国際線3.5万円+ベトナム国内線1.3万円=4.8万円

7泊の宿泊費 3.4万円

食事もろもろ 3万円

タクシーにどれだけ乗るか次第だが見積もりで13万円オーバーくらいか。

思っていたより高くなってしまった。

円安が影響しているのは間違いない。

あとリゾート地にも泊まるので宿泊費も高めだ。

ベトナム国内線はスカイスキャナーで粘ってTrip.comのようなところ経由なら数千円は節約できたかもしれないけれど航空会社直予約の方が安心だ。

ハノイでは可能な限りバスを使いたい。

空港から市街地は86番バス、これは覚えた。

ダイヤは適当らしいので気長に待てばなんとかなる。

帰りに疲れていたらバスをやめて新幹線だからもう少し高いしPCR検査も実費がかかりそうなのでアフターコロナの海外旅行は高いなぁ。

ホテルは安いなりにもいいホテルを予約できたので値段相応にそこそこ贅沢な旅行になる。

ハノイの宿泊はPCR検査を受けられる病院から近いところを選ぶつもりだが出発直前まで決まっていない。

ちなみにハノイの病院は事前調査で証明書付きの検査が、

ベトジェットPCRバウチャー使用可能なのが、

Medlatec病院とベトジェット営業所の2箇所

あとは、

108病院 約2700円(ベトナム語のみ)

Vinmec国際病院 約4300円(英語可)

Hong Ngoc総合病院 約5000円※(英語受付1名)

さくら等日系病院 約1万円(前日迄の予約)

為替や病院側のコストなどで検査費用が変化している可能性あり。

Vinmecは市街中心から遠いので除いて上から安い順に回ってみて検査を受けようと考えている。

ダメなら予約して最終日朝イチで日系クリニックで受ける。

ベトジェットのPCRのバウチャー予約は2日前にしか出来ないという情報が出回っており昼に予約しようとしてもリンク切れだったのでベトナムに入国しないとアクセスできないのかと適当に納得していた。

しかし夜中にベトナム検査サイトで予約を進めたところサクサク進み日本出国数日前に予約表が取れてしまった。

ハノイで選べるのは上記のベトジェット営業所で検査実施で24時間後の郵政病院受け取り一択だ。

ベトジェットのショップで検査だけして検査ができる病院に持ち込み結果はそちらでもらう。

大使館指定のMedlatec病院は選べなかった。

検査の選択肢としてself testとdeclare for others(他者に宣言する)があり後者を選んだ。

セルフテストだと単なる検査で証明書がもらえないような気がする。

とりあえずこれで検査の予約も完了したのであとは出かけるだけだ。

郵政病院は日本でいうところの逓信病院なのでまず間違いが無いと思うが念のために翌日に108病院でも+2700円払って受けようと考えている。

あとMySOSも出かける前に陰性証明書を登録する手前まで申請を終わらせた。

この記事をアップする頃には環境が変化しているかも知れないがベトナム渡航の現状(2022/6)をまとめておくと、

ベトナムへの入国には何も要らずコロナ禍前と同様にパスポートと金と身ひとつあれば行ける。

一方日本帰国の際はベトナム出国72時間以内に検体採取して陰性である証明書の提示が必須になる。

72時間というのは3日なので例えば3泊4日なら到着早々にPCRを受けても問題ない。

意味がないのでは?と賛否あるだろうが現地言語でPCRを受けないといけないためこの程度の猶予が無いと大量に返ってこれない問題が起きる。

接種証明書は待機日数に影響するが陰性証明は無いと日本に入国すらできない。

だから陰性証明書を持っていないと航空会社も困るので登場させてくれないケースがあるようだ。

初期の混乱だけかも知れないが念のためアプリ登録と別に接種証明書と陰性証明書は紙でも準備しておいた方がいい。

海外滞在者は別だが旅行者なら現地で証明書を撮影するので両方持っているはずだが今回のように日本でワクチン接種証明を写真で撮って審査完了なら持っていかなくていいと思いがちだ。

MySOSは使わなくても誓約書と証明書2通で日本の検疫を突破できるが時間がかかる。

事前オンライン申請をしてMySOSの色が青になっていれば入国検疫手続きが簡素化される。

ベトジェット航空では帰国時のPCR検査が無料オプションで付いている。

残念ながら当記事公開時点ではベトジェットのPCR無料サービスは終了しているようです。詳しくはベトジェットにご確認ください。

フライト予約時に食事や荷物の重さや保険などのオプションを選ぶ際に、

デフォルトで選択されていた。

但しベトジェットがPCR検査を行うのではなく所定の病院でPCR検査を受けられる無料券を発行してくれる。

インストラクションの通りに予約時に上記のPCR検査が付与されている状態でフライトチケット支払い予約完了させる、

その予約番号を入力してPCR検査のバウチャー番号を受け取り国が運営している検査予約サイトで検査日を予約する流れだ。

但しRT-PCR検査を受診できる病院はリストに載っている通りでハノイは少ない。

さて久々の海外旅行に出かけよう。

My SOSの準備、PCRバウチャー取得、PCR検査の予約、テスト場所、結果受け取りの病院の場所、空港からバスのルートを調べて疲れたので観光や食事は現地で行き当たりばったりだ。

現地情報をほぼ何も調べずに出かけたのが後半になって大いに反省する結果となるのはこの時点では知る由もなかった。


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