ベトナム旅行記5日目 フットマッサ案外高い

このホテルは思いの外に静かでぐっすり寝られた。

前日まで泊まっていたリバーサイドのホテルの喧騒から半分諦めていたのでマジびっくりだ。

目が覚めて朝6:50に朝食に3階のレストランへゆく。

ビジネスホテルなどでよくある朝食クーポンみたいなのはないので宿泊客の判別はレストラン入口で部屋番号を確認される。

紙の部屋番号表みたいなのに書き込んでいたのでそれで宿泊客か確認しているようだ。

セキュリティのためキーカードにルームナンバーの刻印もなく分かりやすい位置の部屋だったので部屋番号を失念していて詰まったw

それでも何とか記憶の隅から捻り出せた。

まだボケてはいないようだ。

7時前なのにレストランは満席状態になっている。

6:30から開始なので待ちきれず宿泊客が押し寄せていた。

この時間帯はベトナム人ばかりで見た目も言語でも欧米系もチャイニーズもコリアもほぼいない。

中国人の団体が居たらそこだけ騒がしいのですぐわかる。

韓国人が居たらそこだけ喧しいのですぐわかる。

さすがに月収平均2万円台のベトナム人には高い宿泊費じゃないかと思うけど富裕層かアフターコロナでGOTOみたいなのをやっているかホテルが自国民向けに安く部屋を販売しているかいずれかだろう。

ファミリー層も多くギャアギャア騒ぐ子もいなかったので富裕層が正解だろうか?

朝食のクオリティはかなり高い。

塩辛わけではないが全般に濃い味付けなので総じて日本人なら好きなはず。

種類も豊富だ。

ビーフンみたいなのがマジ美味くてあちこちの皿に載っていて人気なのも窺えた。

日本だとシングルルーム2万円クラスのホテルのビュッフェのクオリティってとこ。

ただ席取り争奪戦で料理を取りに行くと別の人が座っていたり椅子を持っていかれるとかボッチで食べるのは過酷だったw

7:30にはガラガラになっていたので明日はこの時間帯で食べよう。

ベトナムの朝は早いらしい。

部屋に戻り残金をチェックした。

260万ドンある。

3万円を3つの公式や闇の両替所で換金して517万ドンだった。

最初のホテルはキャッシュで117万ドン支払ったので3日間で140万ドン(8千円強)使ったことになる。

大した贅沢もしていないしタクシーなどを長距離使ったわけではないのでこんなものか。

残り実質5日間でPCR検査費もあるしハノイに戻ったら街中で換金するかあのレートのいいゴールドショップに寄れたらいいな。

とりあえず海パンにシャツで20階でのんびりする。

すでに気温は36度あるらしいがアスファルト直下ではなく最上階プールぎわの気化熱とビル風のおかげで木陰なら体感27度くらいで汗が出るほど暑くないのはいい。

暑くなればプールに入ってまた休憩だ。

昔ながらの方のハッピーバスディの曲が流れバーの方で写真を撮っていた。

誕生日サービスでもやっている。

ロフトになっているバーでマンゴージュースをもらう。

ルームチャージでもいいがキャッシュのとっぱらいのおかげか宿泊割引かわからないがメニュー表記6万ドンが5万ドンでいいらしい。

市中物価より高いがホテルのプールで飲むのだから当然だ。

さすがホテルだけあって水っぽくなく濃厚でうまい(気がする)

騒がしくない品のあるベトナムの子供数名がプールで戯れているのを見ながらのんびり。

至福のようだが午前からビールも嫌なので2時間も居れば飽きてきた。

でも外に出るとこの快適さはないので悩みどころ。

昼を少し回ったので飯を食べに外へ。

ビーチ側は高いのでホテルの裏手で探す。

わかりやすく混んでいる店と閑古鳥が鳴いている店の真っ二つに割れる。

混んでいるのは暑苦しいので女将が呼び込みしている程空いている店を選んだ。

不味いかぼったくりかどちらかだろう。

店に入りご飯を指差して炒める仕草をする。

ピラフ、チャーハンが食べたい。

何となく伝わっているか微妙だったので翻訳アプリでチャーハンをベトナム語にしたら頷いた。

さて不味いかボッタかどちらだろう?

埋もれて分かりにくいがホタルイカがこれでもかと入っており海老も3匹いた。

うーんもしかするとぼられて10万ドンか?

実際は8万ドンだった。

どう考えてもこの手のお店が提供する料理の価格帯ではない。

でもホタルイカの量から日本でも8百円では食べられない材料だ。

ただチャーハンと頼んだだけでこんな高級素材を大量に投入して欲しいと言ってない。

これを表現すれば真面目なぼったくりだ。

これも経験、食事時に流行っていない料理屋に近づくのはやめよう。

ちなみにこの店の味付けは薄塩ながら出汁が効いてて好きだった。

ただ米はベトベトしてて自分で炒めた方がパラパラで美味しいかなw

流行っている店は味付けにメリハリがあるがここは少し足りない。

もっと味付けを濃くすれば呼び込みをしてぼったくらなくても普通に流行りそう。

そして一旦ホテルに戻り貴重品をセキュリティボックスに押し込んで近所で評判の高そうなスパに入ってみる。

高級感のあるスパだ。

エントリースペースでメニューを見せられフットマッサージ1時間31万ドンを選ぶ。

一応事前情報でベトナムはチップが無い国だがマッサージ師はチップで生活しているので云々と書かれているのでチップ代10万ドンで合計1時間3千円弱になる。

日本に比べたら若干安いけどフットマッサージといえばタイだ。

人件費が遥かに高いタイの方がマッサージ物価が安いのがよくわからない。

バンコクなら高くても1時間300バーツに100バーツのチップの1500円でいいのでベトナムの半値で受けられるしパタヤとかチェンマイとか地方都市ならチップ込みでも1時間千円で済む。

もちろん店構えは全然違うがサービス内容は大差ない。

円安は横に置いて一昔前はタイが日本の給与の1/3でベトナムが1/10と言われていた。

ただ近年はフィリピン、マレーシア、インドネシア、ミャンマーより生活費が上で139カ国中89位でタイの75位に迫る。

それでも高い気がするのでオーナーの搾取が酷いのかベトナム全体で相場を高くし過ぎて客がつかず回転率が低くて稼げないのかどちらかじゃないかな。

せめてタイの相場に下げれば毎日通いたい。

ごたくはここまでにして入口も高級感のあるお店で中も清潔だった。

肝心のフットマッサージより首やヘッドマッサージがうまい。

本職が身体のマッサージなのだろう。

足はタイマッサには敵わないし他の国で受けるとタイのフットマッサージのクオリティの高さを再認識できる。

おそらくこのおばさんがタイに行ったら商売にならない。

フットマッサージで気持ちよく揉む力加減って案外難しいがタイでは滅多に外さない。

首と頭のマッサージは上手かったのでググった相場通りお金を払って出た。

あとでこのお店のレビューを見ると足より首と頭が上手かったと同じ感想を書いている人がいたのでその時担当した人なのかも?

問題なのがそのおばさんがかなり酷い咳をしていたのでコロナだったら濃厚接触者だ。

帰国できん…

スパを出て何も触らないようにしてすぐにホテルに戻り素っ裸になってシャワーを浴びて買っておいた石鹸でゴシゴシ洗って服は熱湯消毒し、うがいして歯磨きしてスマホにアルコールぶっかけた。

飛沫感染なら意味はないが2日後はハノイだがどうなるだろう。

気になってベトナムの最新の感染状況を調べて見ると

7日平均で1日あたりピークの26万人から千人を切るまで下がっている。

日本が1日1万人を超えており人口比で計算しても日本で生活してコロナに罹る確率の10%未満だ。

すごいな社会主義国の抑え込み方。

少し安心した。

若しくは日本の人口の8割で1日のピーク30万人超えとか中国政府のゼロコロナを支持していそうな日本の左巻きメディアだったら狂ったように騒いでいたはずなので同じ社会主義のベトナムは自然感染拡大で集団免疫を目指したかな?

検査数が減っているだけで実際の感染者はもっと多いかもしれないが症状が出ている人そのものが少ないんだろう。

このおばさんからコロナに感染したら相当運がなかったと諦めるしかない。

個人的にはコロナが始まる前から風邪引いているのにマスクもせずに咳をしてウィルス撒き散らすやつは訴えたいと書いている程なので参ったものだ。

おばさんはしっかりマスクをしていたので文句は言えない。

服を洗ったついでに着替えを洗濯した。

コインランドリーがあるホテルではなかったしホテルのランドリーサービスを使える身分ではないので手洗いだ。

3Dプリンターで作ったドアフックの洗濯かけを使おうとしたがドアがあまりに分厚くて使えない。

ここは場違いな高級ホテルなようだ。

仕方がないので工夫して洗濯物を干した。

17時少し前にビーチ出てみるとすごい人、人、人

昼間の閑散とした雰囲気が嘘のよう。

おそらく仕事を終えたダナン市民がバイクでどんどんやって来て駐車場入口で渋滞している。

更にホテル宿泊のベトナム人や中国人も大量に流れ込む。

中国人はいないと思っていたが結構いた。

Gと中国人は世界どこにでもいるというのを忘れていた。

ビーチで遊ぶためで周りの高級なお店には近寄りもしない。

おそらくホテルに泊まっている又は観光バスでやってきた中国人が主な客なのだろう。

屋台には人が流れている。

ビーチを散歩してお腹が空いたのでホテルの裏手のシーフードレストランに入ってみた。

こちらは英語表記すらないので何が何やらわからないが水槽にいる手長海老を指差してスマホに300(g)と入れたら18万ドンだったので注文した。

海老はどこで食べようが海老なのでうまい。

レモングラスと共に茹でたようだ。

それに唐辛子入りの魚醤をつけて食べる。

だがサービスは微妙だった。

ビールの氷は最初にくれただけで放置だし店員が見当たらない。

昨日の店は人海戦術なのかスタッフが大量にいてアイコンタクトで対応してくれる。

ここに行くなら昨日のビーチ表側の高そうな店が断然サービスがいいし味付けもいいし値段も不思議と若干安め。

でも昨日の店なら一昨日の市街地の海鮮バーベキューの店の方がサービスもコスパもいいのでおすすめだ。

入る順番が逆だったら気分がよかった。

余計なものは頼まずにビール1本だけ飲んで20万ドン払って出た。

しばらくビーチや店うろついていたらそっち系のお店にいかないかとバイタクのにいちゃんに営業を受けた。

隠語がなぜかタイと同じ。

相場も調べていなくて明日朝から両替所に走るのも面倒だし仲介料を取られるのも嫌なのでやめた。

ググってみるとさっきのマッサージに比べても安いくらい。

2時間程ビーチやホテルのプールをうろついて昨日と同じABCMARTでカップ麺とアイスクリームを買って戻った。

おそらくカップ麺が2万ドンでアイスが2.7万ドンかな。

アイスは口に合わない。

気持ち悪い程甘すぎるしもモナカの皮も硬くてまずい。

韓国製を貶しているわけじゃなくベトナム人の口に合わせて作っているんだろう。

日本のアイスがいかに日本人のわがままな口に合わせた企業努力をしているかをしみじみ理解した。

日本は間違いなくアイスクリームの先進国だ。

ベトナム旅行に出かけるならコンビニのアイスを食べてみて欲しい。


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