生涯で好きだったドラマランキング

備忘録として自身のドラマランキングを作ってみる。

むかしはテレビドラマが大好きで毎クール録画してかなりの本数を観ていた。

2007-8年頃から面白いと感じるドラマが少なくなり観る習慣が無くなりよほどの話題作でもないと視聴しなくなった。

だから候補は主に子供の頃〜2008年頃の作品が中心になる。

満遍なく観ていたがランキングにしたら何と9位までフジテレビだった。

視聴率がテレ東に接近して凋落したフジが過去の栄光にしがみつくのもわからなくもないが過去は過去だw

書いたランキングをAIに校正してもらった。

1位 お金がない

織田裕二主演、財前直見がヒロインを務めたフジテレビ制作のコメディからシリアスドラマへのジャンル転換を見せる作品です。この頃、私もお金がなく、丸井のカードで借金を重ねて遊んでいたため、共感できる部分が多かったです。主人公のボロを着ていても心は錦という明るいキャラクターが特に好きでした。

当時はコメディからシリアスに転調する痛快ドラマが珍しく、強い印象を残しました。今観る方法は、配信サービスのFODにはないようなので、DVDを購入するかレンタルするのが良さそうです。

織田裕二といえば、『踊る大捜査線』が圧倒的な代表作ですが、あれも当時の刑事ドラマにリアリティを持たせ、警察官の抱えるジレンマを巧みに表現していました。それに対し、『お金がない』はどちらかというとファンタジー寄りかなと思います。また、スポンサーや協賛が多かったため、私が勤めていた会社の自社製品が頻繁に登場していました。当時のトレンディドラマに使われるほどの企業だったので、経営陣の方向性ミスとGAFAMの台頭により、斜陽※メーカーになってしまったのが残念です。諸行無常の響きを感じます。

※斜陽といっても調べてみたらグループの本体は今でもトヨタと大差がない時価総額あるみたい、でも昔はライバル不在で敵は独禁法だった頃とはエライ違う

さらに、この作品の脚本家の姉がアニメ業界で、ほぼデビュー作として『ガンダムSEED』の脚本を担当しています。才能は遺伝するのかな?姉は亡くなっていますが、姉弟での脚本作品は好きだったようです。

2位 医龍

坂口憲二主演、稲森いずみがヒロインを務めるフジテレビの医療ドラマです。この作品はシリーズではなく、最初の作品のみを指します。医療ドラマは必ずランキングに入れたいと考え、お金がないと同じ主演の『振り返れば奴がいる』、萩原健一主演の『柊又三郎』、江口洋介主演の『救命病棟24時2』※、そして『JIN-仁』と悩みましたが、『医龍』を選びました。

※パート2というのがポイントです。

大人気の『ドクターX』の漫画的要素は苦手ですが、『医龍』は漫画原作でありながら浮ついておらず、医療チームが作り上げていく過程がかっこよく、脚本も隙がなく、演出も当時の医療ドラマではスタイリッシュに仕上がっています。医療ドラマの教科書にすべき作品です。

演技は初期の小池徹平が少し未熟ですが、それ以外は満点です。脇役もみんな安定した演技を見せ、岸部一徳は控えめで、ラスボス感も少なくバランスが良いです。続編以降は、チームドラゴンが主演よりもラスボス役の岸部一徳vs主人公の構図になり、視聴者の期待もあって脚本がエスカレートしていきました。

他の医療ドラマ候補である『救命病棟24時』では、松雪泰子版のシーズン2が好きでしたが、シーズン3の9話、救命士の回が特に好きなエピソードです。仲村トオルが演じる国会議員が救助しない救命士疑惑についてマスコミに熱弁を振るうシーンは感動的でした。あんな熱血国会議員が何人かいれば、日本も少し良くなるかもしれないと考えてしまいます。

『振り返れば奴がいる』は医療ドラマの名を借りたライバルとの戦いが描かれ、好きでした。また、千堂あきほがアイドルでありながら意外と上手いのには驚きました。医療ドラマ好きで『医龍』をまだ観ていないなら、ぜひ観ることをお勧めします。FODで3話まで無料で視聴できます。

3位 この世の果て

鈴木保奈美主演、三上博史出演のフジテレビの恋愛ドラマで、野島伸司脚本の作品です。恋愛ものと言えば、『東京ラブストーリー』や『愛してくれと言ってくれ』も思い浮かびますが、この作品が圧倒的です。1994年作品なのに、ラストの衝撃は今でも脳裏に焼き付いています。

鬱系ラブストーリーと言えるかもしれませんが、社会現象を引き起こしやすい野島伸司作品の中ではマイナーで、視聴率は25%と当時としては平凡でした。それでも、主人公からピアノを奪うとただのクズ男と無償の愛の女性との退廃的な世界観が好きでした。BGMには尾崎豊の「オーマイリトルガール」が使われ、ドラマにマッチしていました。そして、キャスト全員の演技が素晴らしいです。

主演の二人を含む桜井幸子、豊川悦司、横山めぐみ、高木澪が脇を固めています。鈴木保奈美はこの頃人気が高く好きでした。DVD化されていなかったため、再放送の録画がなければ観られなかったですが、今ではFODで視聴でき、3話までは無料です。コンプライアンスが厳しい今と違って、自由な表現がなされているので面白いですが、ラストはトラウマになるかもしれません。

アメリカ民主党支持者の思想やEU左派から輸入される思想が自由な表現を減少させ、人の思想を狭めているのが怖いと感じます。

4位 王様のレストラン

9代目松本幸四郎(松本白鸚)、筒井道隆、山口智子出演の三谷幸喜脚本によるフジテレビ系列のレストラン職業ドラマです。このドラマを支えているのは松本白鸚の存在感で、彼が現代劇に初出演した作品です。

当時の9代目松本幸四郎の演技は上手いのか下手なのかよくわからないところが面白かったです。大河ドラマ『黄金の日々』とは違う彼の演技を知ったのもこのドラマで、歌舞伎を観に行くことはなかったものの、舞台演劇が趣味になったのはこのドラマの影響です。

女優主演の舞台もよく観に行きましたが、もちろん松本幸四郎の舞台も観ています。このドラマが三谷幸喜作品の中で選んだ理由です。趣味を増やした影響を与えたハートフルコメディですが、今観ると内容が古めかしくて微妙かもしれないと思い、4位としました。

5位 ムコ殿

長瀬智也主演、竹内結子がヒロインを務めるフジテレビのハートフルラブストーリーというより家族ドラマです。このドラマの第4話が特に好きです。

竹内結子の姉役でラジオディレクターの篠原涼子が大物ゲストを呼べないと番組が終わるというあらすじです。瀬戸際で、長瀬演じるトップスターの桜庭裕一郎が姉のために急いでスタッフにお願いするシーンがとても人間味あふれていました。そして、それを聞いた当時21歳の竹内結子の嬉しそうな表情から泣き顔への演技には、天才女優の出現を確信しました。

実際、翌年の『ランチの女王』から亡くなるまで、彼女はトップ女優として活躍しました。

6位 ランチの女王

竹内結子主演の『ランチの女王』を6位にしました。このドラマでは、堤真一がレストランを切り盛りする兄弟の兄役を演じていましたが、彼の価値観がいまいち掴めなかった点を除けば面白かったです。

当時は革新的な脚本でしたが、後に似たようなストーリーが量産され、今観ると竹内結子がかわいいだけのドラマに見えてしまうかもしれません。

7位 カバチタレ

常盤貴子、深津絵里主演のハートフルコメディで、女性の友情をテーマにしたドラマです。どちらの女優も当時好きでした。できる女と普通の女にキャラを分け、常に対立しながらも仲が良い関係を続けていました。

重要な場面で自分の心情を深津に語る常盤の演技が好きでした。ただ、今観るとこれも古臭く感じるかもしれません。

8位 キラキラひかる

『カバチタレ』のダブル主演の一方、深津絵里主演のフジテレビの医療刑事物です。この手のジャンルでは、テレ朝で沢口靖子主演の『科捜研の女』が有名ですが、こちらのドラマはその放送開始の1年前に制作されていたため、アイデアをパクったのかもしれません。

深津絵里と鈴木京香の役を沢口靖子が一人でまとめる形になっていましたが、『キラキラひかる』は当時珍しいジャンルの作品だったので面白かったです。カバチタレと打って変わった深津の憑依系の演技も素晴らしいものでした。

9位 こんな恋の話

当時は大根役者と揶揄されていた松嶋菜々子主演、真田広之出演のラブストーリーです。シンデレラ物語かと思いきや、意外な展開が面白かったです。主題歌も歌う玉置浩二が下手な演技でも、松嶋菜々子に過保護で人情味あふれる義兄役として良い味を出していました。

当時の『やまとなでしこ』で松嶋菜々子がブレイクする前の作品なので、知る人ぞ知るドラマとなっています。それにしても、真田広之のエミー賞受賞は嬉しいニュースでした。

10位 下町ロケット

阿部寛主演の下町工場のヒューマンドラマです。池井戸潤の原作ドラマで、半沢と悩んだ結果、こちらを選びました。この頃、土屋太鳳の演技を見て、大物女優になると確信しましたが、バラエティに出過ぎて、創作ダンスや陸上経験などが目立ち、女優としてではなくイロモノ的な印象が強くなってしまったのが残念です。

大手に虐げられる中小企業の魂と根性で、大手企業を見返す脚本は職業ドラマの王道で素晴らしいです。また、オカルト系刑事物も好きなので、『沙粧妙子』『ケイゾク』『SPEC』のいずれかをランキングに入れたかったですが、枠がありませんでした。まだまだ忘れているドラマもあるかもしれませんが、以上が私のランキングです。

4o mini


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