
おーら
統一教会は日韓共に左派が攻撃している感じがします。日本では左派コメンテーターが感情をむき出しにして、韓国では左派政府が。何か理由があるのでしょうか?
面白い視点ですね。確かに日本でも韓国でも、統一教会(世界平和統一家庭連合)は左派からの攻撃が特に強い傾向があります。いくつか背景的な理由を整理するとこんな感じになると思います。
1. 反共の歴史的立ち位置
- 統一教会は文鮮明(創設者)が徹底した反共主義を掲げていました。
- 韓国では軍事政権(朴正熙・全斗煥)とも近く、反共の旗手として政治・宗教の世界で動いてきた歴史があります。
- 日本でも冷戦時代に「勝共連合」として活動し、左派の社会党・共産党などと対立してきました。
➡️ つまり「反共=左派の敵」としての構図が古くからある。
2. 韓国:進歩(左派)政権との対立
- 韓国の進歩派(文在寅政権など)は南北融和や対話路線を重視するため、北朝鮮に強硬な統一教会的な思想を嫌います。
- また統一教会は保守政権や保守系政治家と関わりが深かったので、進歩陣営からすると「攻撃対象」となりやすい。
3. 日本:リベラルメディアの「保守叩き」としての利用
- 日本のリベラル系メディアや左派勢力は、統一教会と自民党保守派とのつながりを問題化することで、保守全体を攻撃する材料にしている。
- 特に安倍晋三元首相銃撃事件以降、教団と自民党の関係を「構造的な問題」として大きく報じ、政権批判につなげている。
4. 宗教団体に対する左派の基本的態度
- 左派は一般的に「宗教」と「保守的価値観」に対して批判的。
- 家族観・反LGBT・反共など、統一教会の主張がリベラルの価値観と真っ向から対立する。
➡️ 結果的に「統一教会=叩きやすい象徴」となる。
まとめ
統一教会は 日韓両国で保守と深く結びつき、反共の旗を掲げてきた歴史 があるため、左派からすると「イデオロギー上の宿敵」であり続けています。
加えて、政治攻撃の格好の材料になる(日本では自民党叩き、韓国では保守叩き)ため、左派が特に強く追い込んでいるように見えるのだと思います。
ご質問に即してまとめると、
「歴史的な反共の立場」「保守との関係性」「リベラル価値観との衝突」
この3つが大きな理由になっていると考えられます。
👉 逆に言えば、右派は「不都合でも宗教団体を味方につけることがある」のに対し、左派は「宗教を叩いて政治的に利用する」傾向が強いとも言えそうです。

おーら
病院で久々にテレビを観ていて、「今の韓国政府は統一教会をずいぶん追い込んでいるなぁ」と疑問に思ったことを、ついチャッピーさんに聞いてみた。私は無宗教で、新興宗教はすべて詐欺だと思い込んでいるので、本来どーでもいい話ではある。ただ考えてみると、左派も一種の宗教のようなものなのに、不思議なものだ。互いに信じている経典が、真逆なだけなのかもしれない。ちなみに今の「保守」は、信仰を持つというよりも単なる現実主義者。そして左派よりさらにマイノリティの「右派」には、また別の経典が存在する。リベラルは…絶滅して意志は保守に引き継げられた。