RTX5070Superの噂

気になるのはやっぱりVRAM容量

次世代のGeForce RTX 50シリーズ、なかでもRTX 5070 SuperとRTX 5080 Superに関するリーク情報が徐々に出回り始めている。

NVIDIAがVRAM容量を1.5倍にしたGeForce RTX 5080 SUPER 24GB版とRTX 5070 SUPER 18GB版を計画中。 NVIDIAが2025年初旬から発売したGeForce RTX 50

個人的にはRTX 50シリーズはスルー予定だったが、VRAMの容量を聞いて、ちょっと買いたくなってきた。

というのも、5070 Superが18GB、5080 Superが24GBになるという情報がある。

これは、少し前に気になったRTX 5060 Ti 16GBよりも大幅に魅力的。正直、5060 Tiは手持ちのRTX 4070より性能が劣るという話が出ていたので購入を見送ったが、5070 Superなら少なくとも4070以上の性能が期待できそうだ。

予想される性能位置づけ:5070 Superはどこに位置する?

まだ正式なベンチマークは出ていないが、現時点の情報や過去の世代間の傾向をざっくりと踏まえると、以下のような性能ヒエラルキーが予想される。

5070 Ti (16GB)

> 4070 Ti Super  (16GB)

5070 Super(18GB)  

> 4070 Ti  (12GB)

> 3090 Ti (24GB)※

※パフォーマンス面では過去のGPUでもVRAM容量は魅力なので未だ中古市場でも高値安定

5070 Superが3090 Tiを上回る性能で、なおかつVRAMも18GBというのなら、AI用途にかなり有効だ。

最近のLoRAファインチューニングや大規模LLMをローカルで動かす際に、手持ちの12GBどころか16GBですらは少し足りない場面が増えてきた。

18GBあれば選択肢が広がる。

50シリーズは性能が伸び悩み? CUDA性能の限界も

とはいえ、RTX 50シリーズ全体を見ると、前世代(40シリーズ)からの性能向上幅が思ったほど大きくないという声も多い。

特に、NVIDIAのCUDAコアベースの設計では、ここ数年で性能向上が頭打ちになってきた感がある。

さらに、RTX 5090の電源ケーブルが燃えるという報告も複数出ており、高電力による性能ブーストも限界が近いのかもしれない。

そんな中で、消費電力と性能、そしてVRAM容量のバランスが取れた5070 Super 18GBは「ちょうどいい」選択肢になりそうだ。

気になる価格帯は?

問題は価格だ。

「Super」の名前がついている以上、5070無印よりは上、5070 Tiよりは下になると考えるのが自然。

となると、11万円〜14万円程度になるのではないかと予想される。

できれば、5070無印として18GBモデルを出して価格を12万円以下に抑えてくれれば最高なのだが…。

また、TDP(消費電力)に関しても、できれば250W程度で収めてほしい。

個人的にはAI用途で使う際に、80%程度の電力制限をかけて運用しているため、最大性能よりも発熱と消費電力、そしてVRAM容量のほうが重要だ。

といって5060Ti16GBを制限かけて使うと3060 12GBをぶん回したのと大した性能差がないので嫌なのだ。

AIモデルの進化とVRAMの関係

最近では、Stable DiffusionやLlama3、MistralなどVRAM 18GB前後で動作可能な生成AIモデルも増えてきた。

16GBではギリギリ、24GBは高すぎるというユーザーにとって、18GBはまさに「ちょうどよい」サイズだ。

自宅でAIを動かすクリエイターや開発者にとって、5070 Superは一つの理想形になる可能性がある。

5月下旬の発表を待つ

現時点での噂によれば、RTX 5070 Superや5080 Superの正式発表は2025年5月下旬とされている。

詳細なスペック、価格、消費電力の情報が出てくるまで、じっくりと見極めたい。

さいごに

RTX 5070 Superが本当に18GB VRAMを積んで登場するなら、AI用途でもゲーム用途でも非常にバランスが良いGPUになる可能性がある。

あとは価格と消費電力次第だ。焦って飛びつかず、発表を待ってから慎重に判断するのが賢明だろう。


おすすめ記事

ためになる記事だと思ったらシェアおねげえします

フォローする