自分の足に“長距離戦”で本当に合う一足を見つけるのは意外に難しい。
8年余り夏のシーズンを同じティンバーランド製スポーツサンダルで乗り切ってきた。
インソールを接着し、自分仕様にチューニングしてまで履き続けた逸品だ。
ベトナム旅行でのソールの高額修理(ぼったくり案件)まで経て延命してきた。
他のスポサンに浮気しても、ほぼ全てがバンドやソールの素材や設計の問題で少し歩くと痛みが発生。
踵のソールが硬くて衝撃がダイレクトに来るものや、甲や足先にストラップが当たり続けるタイプは即リタイア。
あのTIVAハリケーンですら、底打ちするのでインソールを入れても長距離には耐えられなかった軟弱な足だ。
今年はリカバリーサンダル市場にも挑戦。
- コロンビア リバイブ → 甲バンドが痛く、靴下必須。
- ウーフォス トング → 指の股と足裏外側に痛みが出て長距離不可。
コロンビアはソールのクッション性には満足しているが少し歩くとストラップに難があり、ウーフォスは指股はまだ耐えられるが、扁平足のせいなのか長時間歩くと足裏の外側が筋肉痛のように痛くなる。
テーマから脱線するがチャッピーに尋ねたら納得したので記載
「扁平足気味でウーフォス使用時に小指側から縦に痛みが出る理由」
- 足型と歩き癖の組み合わせ
- 扁平足気味でも、歩き方が外側荷重(回外傾向)になっている場合がある。一般的に扁平足は回内気味
- 外側(小指側)縦アーチとその周辺筋・腱に負担が集中
- ウーフォスの構造的特徴
- 柔らかく沈み込むソールが外側への重心逃げを助長
- 内側アーチサポートが効きすぎて、外側が突っ張る形になる
- 結果的な症状
- 小指側〜踵まで縦に走る足底筋(短趾屈筋、小趾外転筋など)が過負荷
- 歩行や立位で小指側の筋肉痛や張りが発生
もしこの症状が続くと、足裏だけでなく膝外側にも痛みが波及する可能性があります。→まさにその通り
普通の医者この先必要だろうか(笑
結果、旅行やお出かけの中距離以上では依然ティンバーランド製一択という状況。
しかし、8年選手もソールが削れてそろそろ限界。
後継を探すべく、ゼビオとABCマートで片っ端からスポサンの試着をした。
1時間以上の試着の末に残った2候補
ナイキ エア マックス アイラ W
– バンドは合成繊維で柔らかく擦れにくい。
– 厚底の割に歩きやすい
– 靴メーカーTier1のナイキなのでブランドは最強
– 厚底エアー入りの割にソールが硬めでインソール追加を想定すると甲高が足りるか?
– オリジンがウィメンズモデルなので女性向けデザイン
プーマ SOFTRIDE PRO サンダル24
– ウーフォス並みの弾力性ソール。
– バンドも足首・足先ともに痛みが出にくい。
– 軽量で履き心地が柔らかい。
– 指先のソール形状が独特
この時点で「長距離適性アリ」と判断できたのはプーマ。
しかもABCマートでは色が黒以外に限定されて2,990円のセール。これは試す価値大。
購入即日にららぽーとを2時間歩行テスト。
結果は「ティンバーランドスポサンに迫る長距離性能」
- 足首バンドはやや緩めにストラップのマジックテープを固定すれば圧迫や擦れもなし。
- 踵の衝撃吸収は優秀。
- ウーフォス並みの弾力でも小指側に痛みが出ない。
- ソール前方の高めストッパーが推進力を生む一方、足指全体に軽い圧迫感と痛みが発生。これは性能とのトレードオフか?
- ソール前方が薄いのに柔らかいので衝撃が足先に伝わりやすい弱点。
- 合革ストラップとソールの耐久性不安
軽量性と柔らかさから見て耐久性は低めと予測。ただし価格が安く、1〜2シーズンごとの買い替えで十分元が取れる。
総評:
この価格帯でウーフォス並みのソールクッション性を実現し、長距離歩行にも対応できるスポサンは希少。ティンバーランド一強状態からの乗り換え候補として十分合格点。
