睡眠時無呼吸症候群を自分で解消! 3つの実践的対策とその効果

睡眠時無呼吸症候群で昼間寝落ちし困っている方へ
CPAPを着用して苦しい夜を過ごすケースもあります。
今回は軽度の無呼吸症候群がほぼ治った経緯をまとめました。
同じ悩みを持つ方や疑いがある方に参考になる内容です。

睡眠時無呼吸症候群と診断される

2年前、朝起きて頭痛がひどくなりICレコーダーでいびきを録音。
完全に止まった後に荒い呼吸が戻る状態を確認し、病院へ相談。
専門クリニックで簡易検査(鼻管・センサー付きモニター)を受け、3回試行のうち最終的にデータ取得できました。

睡眠時無呼吸症候群検査画像
出典 湘南藤沢徳洲会病院

結果
– 1時間あたりの無呼吸数(AHI)=11回(軽度)
– 最長息止まり=44秒、平均17秒
– 血中酸素濃度=88%

医師は「軽度で治療不要」と診断。CPAPやマウスピースは自費になるため実施しませんでした。

頭痛がひどくなる経過

軽度と診断されたまま2年間放置した結果、朝の頭痛が慢性化。
睡眠時間は3〜4時間に減少し、ロキソニンでも効果が薄れました。
夕方には強い眠気が襲ってきたため、再度対策を検討。

いびきの調査方法

iPad/iPhone用アプリでいびきを録音・可視化。

代表的なアプリ

SnoreLab(無料)

SnoreLab

Ibikey(無料、iOS限定)

Ibikey

録音結果から30〜40秒の息止まりが頻発し、無呼吸症状は中等度に近いと推測。
主因は肥満ではなく舌根沈下・歯列問題。

ナステントについて

鼻から気道までチューブを挿入し閉塞時も呼吸確保する製品。しかし、誤飲リスクと1回600円以上のコストで販売停止。経済的・安全面から諦めました。

口テープでの対策

口呼吸を防ぐために口にテープ(絆創膏)を貼って寝る方法。
朝起きた際は頭痛が消失しましたが、いびき頻度はほぼ変わらず。
無呼吸症候群の治療には適さず、医師と相談した上で試すことを推奨します。

アイウベ体操を始めた

舌・口周り筋力向上を目的に「アイウベ体操」を実践。
1か月で効果が出ると聞きましたが、数日で睡眠時間が4→6時間へ改善。

アイウベ体操の成果

いびきピークも1時間程度に減少。

舌回し(舌グルグル体操)

アイウベ後、毎日2セットの舌回しを実施。
左右30回ずつ、口は閉じてゆっくり動かす。
効果は筋肉の疲労感や口周りの変化で確認。

顎の変化に気付く

剃毛後に顔を触るとアゴが尖っていることに気付き。
顔全体ではなく下顎部のみ細くなり、口角も上向き。
これは舌周囲筋肉の強化による変化と判断。

舌根沈下とその影響

2002年にアルコールで舌根沈下が発生し一時的に呼吸停止。
当時はタバコのせいにして禁煙。
舌根沈下は睡眠時無呼吸症候群の重要因子です。

1ヶ月間の成果

– 頭痛(右目奥・後頭部)が消失。
– 夕方の眠気が緩和。
– SnoreLabで録音したいびき時間が大幅に減少。

4/30のSnoreLab結果
5/29のSnoreLab結果

完全な治癒ではありませんが、軽度の舌根沈下型無呼吸症候群であれば十分改善できるケースです。
医師の診断を受けたうえで「アイウベ体操」と「舌回し」を試してみてください。

さらに寝返りや横向き睡眠、抱き枕の活用も効果的です。

追記(2018/3/31)
10か月後に録音した結果、無呼吸状態は確認できませんでした。

最新いびき録音