プチ断食する羽目に…

昼食に各種刺身の盛り合わせと煮魚のついた海鮮定食を食べた。

赤貝はちゃんと磯の味がしているしコリコリ感もあっておいしい。

マグロはあまり良い部位を使っているわけではないが本来のマグロの味がする。

お頭付きのボタンエビはたまに背ワタをとり忘れていることもあるが食感がいい。

それにタラバガニの身、イカ、タイ、サンマ、サーモンなどが乗り、カサゴの煮付けがついているので1200円ではあるもののお得なランチだ。

仕事のついでに寄っていた店だが退職後もたまの贅沢にいい。

満足して帰宅し数時間後に気持ちが悪くなってきた。

分かりやすく言えば二日酔いのあの吐き気がする。

最初に思ったのは脳梗塞とかじゃないよな?と最悪なケースを想定したがその後に頭が痛いなどの異変はなかった。

次に血圧が上がりすぎていないかと計ってみると140/100とかなり高いが直接の原因ではなさそう。

別の原因で交感神経働いて上がっているのだろう。

もう動くのも億劫になってきて夕方にはベッドに入っていた。

夜になると水下痢が襲ってきたが胃腸が痛いわけではなく強い吐き気だけがする。

昼食が当たったとしか思えなくなってきて熱を計ったが平熱だった。

昼食から12時間後に嘔吐したところまだ固形物が残っていたので何らかの原因で胃腸の機能低下で消化不良を起こしていると理解する。

2-3時間寝たり起きて吐き気に耐えたりを繰り返し朝を迎え症状をまとめた紙を印刷してホームドクターのところへいく。

普段はヤブだと思っている医師だ。

しかしさすが内科が本業でこの手のよくありそうな症状の判断は的確だった。

食中毒は否定されて胃腸風邪で消化機能が低下している可能性が高いとのこと。

そういわれてみれば喉に少し違和感がある。

処方されたのはドンペリドン、モサプリドクエン酸塩、ラックビーの3種類。

ラックビーはよく処方されたので整腸剤と知っているが他の二つは初めて飲む。

なぜ飲んでいないと言い切れるかといえば処方される薬について昔は「医者からもらった薬がわかる本」に必ず目を通し、ここ15年位は記憶にない名前はインターネットで調べているので飲んだ薬は覚えている。

(但し口に入れない点眼薬と塗り薬はあまり気にしていない。)

服用して1時間そこそこで吐き気が消えた。

ドンペリドンの効果だ。

吐き気がなくなり思考が回復してこれは二日酔いにも使えそうだ!と喜んだ。

しかし嘔吐中枢そのものを麻痺させるわけではなく消化器が嘔吐中枢を刺激するのをブロックして吐き気を止めるので二日酔いや乗り物酔いには効かないらしい。

【薬剤師が執筆・監修】「嘔吐中枢」を刺激する4つの経路と、CTZを介する『ナウゼリン』の効果 : お薬Q&A ~Fizz Drug Information~

持病の通院の日だったので往復2時間と待ち時間1時間かけて帰宅したのが16時だった。

こういう日に限って混んでいる。

スーパーでポカリスエットとレトルトのお粥を買ってきて初めての食事をした。

調子が悪くなった日が朝食と昼食で1000Kcalで翌日はお粥とポカリスエット1リットルで約200Kcalだけの摂取だ。

吐き気が消えると頭痛がやってきたので安静にしつつその日は就寝した。

翌日も調子は変わらないが朝からお腹が減らない。

ダイエットしたい人にとっては羨ましい事だろう。

でもさすがにやばいのでお粥を食べておく。

昼も同じくお腹が空かないがプリン1個食べて夜はまたお粥にした。

夜も無理に食べた。

ポカリはやめて麦茶にしたのでこの日のカロリー摂取量は400kcalになる。

病気初日1000kcal、二日目200kcal、三日目400kcalと合計しても1日の男性のカロリー摂取量に届かないし初日の大半の栄養は上と下に出てしまっているので3日で実質1000kcalだ。

それでも体調は悪くない。

さらに体重計に乗ると3kgも減っている。

その代償が二日酔いでも経験のない長い吐き気だったがいいダイエットになったと前向きに考えることにした。

みなさんもこの時期の胃腸風邪にはご注意を。


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