自分は鼻がよく利くと感じています。
たとえば、エレベーターに残る香りから誰が乗っていたかを当てられることもあります。
目や耳が弱いので嗅覚が発達したのだろうと思います。
しかし、普段は気づきにくい「自分自身の体臭」さえあります。
## 4年前に感じた加齢臭 ― 初めての衝撃
四年前、周囲で「誰だよこのクサイのは？」と加齢臭が漂っていることを知り、自宅に戻ると同じ匂いが自分のうなじから漂っていました。
最初は家に来た人の残香かと思ったものの、振り向くと確かに自分自身の「加齢臭」でした。
普通なら自分の体臭を意識することはほとんどありませんが、私は移動時や扇風機の風を受けるときだけ匂いが強く感じられました。
40代で加齢臭が出るとは思っておらず、ショックでした。
数週間後には匂いは消えたように見えましたが、実際は脳が慣れて感知できなくなっただけでした。
## 40代での加齢臭―「スメルハラスメント」の現実
多くの人は40代から加齢臭を発生させ始めます。
親密な関係でも、普通の付き合いでも、相手に気づかれずにいると不安になります。
最初は香水でカバーしようとしましたが、肥満体型の人ほど香水と加齢臭が混ざり悪臭になることがあります。
風下に10m離れていても本人の匂いを感じることがあり、これは「スメルハラスメント」と呼ばれます。
## 加齢臭対策―効果的な方法
### 1. 日常の洗浄を徹底する
– 朝と夜にシャワーを入れる（特に朝は必須）
– 首・胸・背中など皮脂が多く分泌されやすい部分を重点的に洗う
– 特別な石鹸は不要。普通のシャンプー＆ボディソープで十分です。
### 2. 食生活と体調管理
– 胃腸風邪や新しい胃腸薬、ダイエットによる体質変化が匂いに影響する可能性があります。
– 炭水化物を抜くダイエットは逆効果になることも。
– 生活リズムを整え、ストレスを減らすことが大切です。
### 3. 頭皮ケア
– 夜しか洗っていない頭部に匂いが出る場合は、朝のシャワーで洗うようにしましょう。
– 頭皮の皮脂分泌量は日光や生活習慣によって変わります。
## まとめ
加齢臭には特効薬はありませんが、**朝のシャワーと重点的な洗浄**が最も効果的です。
香水や消臭剤で匂いを隠すよりも、日々の清潔さを保つ方が根本的に改善します。
「おじいちゃん臭い！」と言われたくないなら、朝シャワーを習慣化してみてください。