香港2階建てバス横転事故で再認識したこと

タイのアユタヤのバス事故に続き、旅行した先で事件・事故が起きるのは気が滅入ってしまう。

事故を起こしたのは沙田競馬場から大埔に向かっていた九竜バスの車両。

競馬場からレース終了後に発車した便だった。

男性15人、女性3人の死亡が現場で確認されたという。負傷者は周辺の12病院に搬送された。

バスは左側を下にして横倒しになっており、フロントガラスが割れていた

また、路面にはブレーキ痕が残されていた。

過去8年間に少なくとも7回の致命的な事故が発生している。

乗客によると当時のバスはかなりの速度が出ていて「スピードボードに乗っているようだった」と話している。

運転手は急なカーブの前に加速を続けて曲がり切れずに横転したと香港のメディアは報じている。

バスの出発が遅れたことで運転手と乗客が言い争いになっていたという情報もあるようだ。

当初は2階建てバスということなのでまさか観光で利用したオープントップバスの事故かと肝を冷やしたが経路が違った。

出典 GoogleMap

旅行でうろついていたのが赤い円の中の香港の中心であり、今回事故があったのは香港北部のようだ。

とはいえ、旅行後半に好んで乗っていた2階建て路線バスとしては同じものだ。

香港旅行で能天気にこんなコメントを残していたのが恥ずかしい。

2階の一番前に座れれば運転が荒くて前のバスギリギリに止めるのでオープントップバスよりもスリルがあるし涼しいので快適。

出典 福岡・香港旅行記 4日目

香港ではこのような事故が1回、2回ではなく過去8年に7回発生している。

ずさんだと思いきや日本でも死者の出てしまったバスの事故はこの10年で5回発生している。

そのうち1回は乗用車が飛んできた事故でありバス運転手の回避行動で被害が抑えられたと報じられた。

記憶に新しいのが2016年に軽井沢転落事故で今回の香港バス事故に匹敵する15名もの乗客が亡くなっており国土交通省が対策を打ち出している。

とにかくバスで乗客が唯一身を守れる手段がシートベルトだ。

軽井沢転落事故の場合、

「衝撃でシートベルトが外れた可能性もあるかもしれないが、しっかりとしていれば救えた命や防げた怪我はあるだろう」と消防関係者は指摘する。

出典 産経ニュース

飛行機では離着陸にCAがシートベルトを巡回してチェックするので必ず締めるがバスになるとつけていないことがある。

飛行機よりバスの方が事故リスクは高く交通費節約のため高速バスを利用する事が増えているので必ずシートベルトを締めるようにしたい。

高速バスだって法律上シートベルト着用義務があるのでバス会社指導で運転手が見回って着用しないと発車しないルールにすればいい。

調べてみると統計上バスの安全な席は右側中央あたり通路側らしい。

驚くことに昨年何度か高速バスに乗っているが席が選択できるときはこの付近に座っていた。

車を運転するので無意識に右側のシートに座っていたようだ。

今後もこのあたりに席を予約してシートベルトをして高速バスや海外のバスに乗っていきたい。

最後に亡くなられた方とそのご家族の方に心からお悔やみ申し上げます。


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