第2回台湾旅行記4日目〜 台北のサイクリングコースは素晴らしい

12日台風が日本に最接近する。

徐々に上陸予想時刻が遅れている。

台風予想とはままならないものだ。

このまま後ろにずれると12日12時着のタイガーエアの運航があるかも。

2時間フライトを前倒しして9時着なんて荒業も考えられる。

ただ中部空港に着いたものの鉄道は止まっているだろうから空港付近のホテルに缶詰になる。

それなら台湾にいた方がいい。

現時点ではタイガーエアはもしフライトがあっても乗らず翌日ジェットスターで大阪に行く。

あとは関空が13日に正常運営するのを祈るだけ。

こういうときは海に面した関空や中部空港より内陸にある空港が強いか。

どちらにしろ夕方には時間単位の進路情報や鉄道の運休発表が出るだろうからそこで12か13のいずれで帰国するか、場合によっては14まで延期するかを決める。

さて残りのミッションだが、

ユイユエン→芋圓はカロリー高そうなのでやめておく。

タピオカも同上。

フルーツも無理に食べることもない。

ティーハウス、茶館は九份じゃないとおひとりさまで入れそうな店を探すのが面倒。

というわけでミッションは終了する。

やることが無くなったので名所巡りでもしよう。

前回ガイドブックに出てくる主要な名所は回っているので比較的マイナーな名所がいい。

①西門紅楼
②艋舺龍山寺
③臺北孔子廟
④大龍峒保安宮
⑤台北自来水園区

西門駅→①→龍山寺駅→②
→円山駅→③④→台電大楼駅→⑤

ネットで探してルートを作った。

⑤以外はYOUBIKEで一気に回ってもいいがせっかくなのでMRTを使う。

但し⑤は駅から少しあるのでYOUBIKEを利用しよう。

そしてホテルを出る頃には台風上陸予想が夕方まで遅れていた。

最初の予想から半日程ずれた。

タイガーエアの払い戻しの期待はかなり薄れる。

ただこれ以上遅くなると翌日の便も危ないのでとにかく早く通り過ぎて欲しい。

ホテルを出ると雲ひとつない晴天だ。

平日でも9時すぎると松江南京駅

周辺がガラガラなのは変わらないらしい。

まずは西門駅出口1番

西門周辺のホテルに前回の旅行で泊まっている。

そしてこの駅前の風景も記憶がある。

ただ出口から警察署の向こう側10mにある建物には記憶がなかった。

西門紅楼だ。

前回はここに名所があると認識していなかったのだろう。

まだ周辺のお店は開いていない。

西門の街は前回散々探索しているのでやめておく。

次は龍山寺駅1番出口

そして右側に艋舺公園で何かしていた。

公園を抜けると龍山寺がある。

門に電光掲示板、台湾らしい。

奥でお参りをする。

滝もあり噴水もあり名所としてまとまっているお寺だった。

あちこちから日本語ガイドの声が聞こえてきたのでツアーに組み込まれているようだ。

次は圓山駅のつもりだったが先に台電大楼駅へいく。

大きい駅の台北車站駅で乗り換えたくない。

MRT乗換も考慮するならこの順番が正解か。

龍山寺駅→②→西門駅→①
→台電大楼駅→⑤→円山駅→③④

あ、乗り過ごした。

台北MRTは駅間の長短の差が激しいので乗り過ごしやすいと言い訳をしておく。

そして台電大楼駅2番出口

進むべき方向は南だが乗るべきYOUBIKEのステーションは駅の東側にある。

出口をUターンしたところ

マップをみたらさっき間違えて降りた公館駅だと徒歩で台北自来水園区までいける。

再度修正だ。

龍山寺駅→②→西門駅→①
→公館→⑤→円山駅→③④

公館付近でYOUBIKEを返して徒歩にする。

途中でジュースを調達した。

めっちゃ懐かしい味がする。

子供の頃駄菓子屋で飲んだ瓶のアップルジュースと同じ味だ。

そして自転車コースらしき入口があった。

YOUBIKE返さなきゃよかった。

と思ったらステーション発見

博物館に入るか自転車かといえばもちろん自転車だ。

そして少し走ると車道から自転車専用道路に出る。

自転車専用なので車もバイクも歩行者もいない。

これはいいと、走って走った。

自転車の高速道路みたいなもので公道に出る脇道すらない。

どこまで続くんだ?と走り続けたら、

2日目に走ったレンタサイクルがあるところまで来てしまう。

これ昨日見た淡水のサイクリングコースにつながってるのかも?

と嬉しくなり爆走した。

そしてやってきたのは岬の先端の社子島だった。

サイクリングアプリを動かしていなかったので手書きだがかなりの距離を走った。

残念ながら淡水へには対岸に抜ける橋がないと無理だ。

(百齢橋を渡ればいいがグーグルマップではわからなかった)

社子島まで1:45かかっている。

問題は帰りだ。

マップで近くにMRTの駅はない。

きた道を戻るのもしゃくなので岬の内側を進むことにした。

奇しくも近いのが観光で予定していた圓山駅だ。

但し10kmはある。

社子島から約45分で圓山あたりに到着する。

しかし圓山の陸橋を抜けても案内が見当たらず。

このままサイクリングコースを進むとどこまで行ってしまうかわからない。

そこで付近をチェックして進行方向と逆向きで上っている細い脇道に入ってみた。

正解だった。

ようやくシャバに出られた。

直進して右折で圓山駅のYOUBIKEステーションに到着した。

3時間近く走ったのでもうクタクタ。

でも気分爽快。

台北で名所回り尽くしたら走る価値のあるサイクリングコースだ。

走った箇所をレンタサイクル店でもらったサイクリングマップに書いてみた。

精度は微妙だがグーグルマップのタイムラインでは40km走っているようだ。

もちろん台北コースの個人評価はオール星5。

今後の日本のサイクリングコース評価の参考にしたい。

アップダウンも少なかった。

大稲埕碼頭あたりから北上するのが長いなだらかな上り勾配になっており少し疲れたか。

あとはほとんど平坦な道だ。

YOUBIKEは55ドルかかっていた。

孔子さんには申し訳ないがこの付近の観光は打ち切り繁華街で食事にしたい。

すぐにMRTに乗り込んだ。

いつまで経っても知っている駅名が出てこないと思えば淡水方行きだった。

頭も疲れてる。

もう一度淡水へ行く気にならないので乗り換えた。

電車を降りてあまり探したくもないので中山駅地下街で飯屋を探して、

鮮蝦篇食湯(80ドル)にありついた。

海老ワンタンだ。

あっさりしていてうまい。

食べていると昨日タイガーエアに送った返信が届いていた。

欠航だったらキャンセルして払い戻して欲しい、という趣旨の依頼をしていた。

返信内容は「予定通り出発します」だった…

噂通り悪天候では欠航にしない。

ただ気象台と整備局が緊急記者会見するし、海外でもモンスターと呼ばれている規模の台風だ。

ただの悪天候ではないぞ。

それにもし中部空港に着いても名古屋鉄道が昼から運休を決めたので家には帰れない。

選択肢は台風より先に日本に戻り空港で一泊して家に帰るか、台風が通り過ぎてから帰るか。

今朝に比べると速度を上げる予想なので翌日の三陸抜けは確定のよう。

関空が満潮高波液状化で沈まない限り明後日帰国するのが懸命だろう。

そう決めたらやはりタピオカミルクティーだ。

懲りずに三越の春風堂へ行ってみたが昨日と同じく人で溢れてる。

まさか?と思ったら国慶日と土日の飛び石を埋めて4連休にする特別休暇だった。_| ̄|○

わざわざ火曜〜土曜の平日の台北旅行にしたのに意味がない。

台風に帰国の妨害を受けるし踏んだり蹴ったりだ。

こうなったら太るけど50嵐へ行き何がなんでもタピオカミルクティー飲んでやる。

そして念願のタピオカいり。

食べた印象は亀ゼリーの味とグミと餅の中間の食感だった。

芋の一種から作るらしいけど若者はこんなものをありがたがって飲んでいたのか。

これならスタバで飲んだ黒葛粉ミルクティーの方が断然おいしかった。

台湾人も日本人も変な飲み物が好きなんだ。

なんて考えていたらタイガーエアからフライト時刻変更の案内の通知がきた。

8:50発→5:00発に変更だ。

払い戻し不可ぎりぎり4時間以内に前倒しして台風を避ける苦肉の策だ。

しかし着陸する9時頃も既に東海地方は強風圏内のようだが大丈夫なのだろうか?

一応名古屋鉄道は11時に全休する発表があったので9時到着なら家まで帰られる。

しかし朝5時に飛ぶということは3時に空港に行かないと。

台北からタクシーだと40km以上走るのでいくらかかるかわからない。

なんとタイガーエアは時刻調整し12日分全便運航するようだ。

早々に欠航を決めたFSCも逆にこの執念を見倣うべきかも。

LCCは薄利なので欠航した場合の損失が馬鹿にならないから飛ばすのだろう。

安全さえ確保できていれば可能な限り飛んでくれる方が助かる。

でもせっかく1泊追加して翌日のフライトが予約してあるので台風後に帰国することを決めた。

夕食はホテル近くの三串窟蛤仔面で蛤仔麺(100ドル)を食べた。

お年寄りには塩気を感じられないほど薄味だろう。

でもおいしい。

蛤は多分アサリじゃないかと思うほど小さいが出汁が効いててスープが特にうまい。

アサリ独特の風味を感じないので小さいがホンビノスじゃないかな。

ラーメンだろうが味噌汁だろうが汁は一切飲まないのに半分飲んでしまった。

麺はつるつるの奴じゃないので個人的には好きだった。

この店は入口付近にあるラミネートのメニューに食べたいものを書き込んで店員に渡し先払いするシステムだった。

日本人店員さんがいるのでシステムがわからず困っていたら出てきてくれた。

さあて明日何とか被害最小で日本を抜けて欲しい。


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