計測フェチに536円のUSBテスター、アリエクスプレスで購入

ブラックフライデーにてアリエクスプレスで購入した3つめが届いた。

さあ何だろう?(何度でもこのくだりをやるぞ笑)

かなり小さな郵便物だ。

黒いのがUSBメモリーかな?

でも右の変な物体は何だろう?

英語の説明書のタイトルが少し見えてしまっているがUSBテスターだ。

左の黒い物体はUSB電源と給電する機器の間に入れて電圧や電流などを計測する機器だ。

早速封を開けて我が家に現存する一番古いアップルのタブレット三世代目iPadの充電量を測ってみた。

充電器は最大2.4Aだ。

5.18V x 0.49Aで2.53W給電しているようだ。

抵抗値は10.6Ωだ。

やはり古い機種は少ないな。

よく見ると稼働時間と累積電流と累積電力もある。

マニュアルを読むと1度押しで画面表示切り替えで2度押しで累積リセット、3度押しで時間リセットだ。(実際は4回押しで時間リセットだった)

これなら満充電のバッテリーつないで空になるまで放電させて計測すればバッテリーの実容量が調べられるぞ。

面白い。

iPad mini 2019はどうだろう?

5.12V x 2.3Aの11.8Wで給電されている。

急速充電器も高電流のケーブルも使っていないのにそこそこな出力がある。

確かにiPad mini 2019って充電時間短いんだよな。

次は75%から充電が増えないモバイルバッテリーを調べてみた。

5.15V x 1.23Aの6.34Wだ。

少なっ!

マイクロUSBでの充電なのである程度遅いのは仕方がないが20,000mAhにこの電力供給では完了がいつになるかわからない。

放っておけば増えていくはずなのだが、と見ていたら徐々に電力低下を起こしていた。

最終的に3Wまで下がった。

USB TYPE-AからTYPE-Cの変換アダプタがないのでPD急速充電の状況は分からない。

QCはTYPE-AなのでQC充電ができるバッテリーから調子の悪いバッテリーに給電したところ電流が減り続け77%で完全に止まったところから満充電がこの辺りにあるようなのでやはり故障と判断し交換してもらった。

故障でも活躍するUSBテスターだ。

次はUSB AとTYPE-Cケーブルで給電できるONEPLUS7の専用充電器の間にテスターを入れて測ってみた。

結果は電圧も電流も上記とほぼ同じで7Wしか出力されていない。

ん?おかしい。

専用充電器なので20W出るはず。

それにスマホ側に急速充電のマークもなく通常充電になっている。

テスターを外して直接充電してみると急速充電マークが表示される。

調べてみると高額なUSBテスターにはDASHを計測できる製品が販売されている。

このテスターでDASH充電は計測できないようだ。

測れないというより間に入れると通常充電になってしまう。

QC充電に関しては給電すると途中で5V→12Vに切り替わるので計測できそうだ。

GPD POCKET2に充電するとパワーオフ状態だと1A程度しか給電されないがパワーオン状態だと2A出ている。

噂に聞いてた電源オン状態じゃないと急速充電できない不思議な現象をこの目で確認できた。

時間があればケーブルを変えて電流が変化するか測ってみよう。

USB TYPE-AからTYPE-Cに変換するアダプタがあればPDも計測できそう。

前シーズンの冬に購入した電熱ベストで計測してみたらどのように温度調節しているかわかった。

可変抵抗器で電流変化させているのかと思ったらサイリスタでオンオフして電熱線に電流が流れている時間を変更して調節しているっぽい。

調べてみるとヒーター制御の常識らしく勉強になった。

いやあ面白い。

計測がこんなに楽しいとは。

昔486、Cyrix、PentiumやCeleron300Aの非公式デュアル化などの自作機作ってベンチマーク取るだけのベンチマーカーだった黒歴史を思い出した。

そして計測フェチだと気づかされた。笑

計測沼にハマらないよう注意しないと。

ちなみに同梱されていたのはUSB抵抗器だ。

スマホやPCの代わりに充電器やバッテリーに負荷をかけて最大どの程度の電圧・電流が流れるかテスターで計測するためのもの。

但し3Aなんか流すと緑の抵抗が火傷する温度になるし基盤が焼けたような臭いがするので注意が必要だ

なんか電力を大量に消費する機器が欲しくなってきた。

これがいわゆるベンチマーク病や計測沼だ、いかん。

アマゾンを見ていると同種のテスターが安いところでは600円、評価がついている商品だと1000~1200円で販売されていた。

安定して計測できているのでこの商品は1000円の価値としよう。

自転車ホルダー、USBランタン、USBテスターと今のところ当たりを引いているのでそろそろハズレが商品が送られてきそうだ。

あと自宅の機器がUSB AとマイクロUSBやライトニングばかりならこの製品でも十分計測できそうだがTYPE-C端子をメインにしているならこれとUSB-AからCの変換アダプタ買うよりUSB TYPE-Cで計測できるテスターの方がアマゾンとアリエクの価格差が大きいのでおススメだ。


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