筋肉痛、上半身のこむら返り、肝臓値の悪化になったのでスタチンの服用をやめて約1カ月半の血液検査の結果が出た。
まず去年の中盤から急激に悪化していた肝臓値はよくなった。
よくなったどころか劇的に回復した。
ALT(GPT)はここ数年正常値まで下がったことがないので上昇していたのはスタチンの副作用に間違いない。
予想はしていたがここまで下がってくれると嬉しい。
スタチンを15年も飲み続けていたので肝臓値が慢性的に悪化していると予想していたが影響はないようだ。
脂肪肝すらないことも先日のエコー検査で確認している。
ここ半年の肝臓値上昇の理由は分からないが昨年比の食生活の変化として考えられるのは食前の納豆と毎日のトマトとランチの回転ずしの多用だ。
これらの食生活とスタチンのバランスが悪かったのかもしれない。
タイミングとしては食前納豆が怪しいので控えるようにする。
あとジェネリックメーカーを、
サワイ→トーワ→Meファーマ→サンド
と薬局が変えていたのだが肝臓値とコレステロール値のグラフと変化が起きたタイミングをお薬手帳で確認するとメーカーの変更の都度に血液検査の結果に変化があるように見える。
そこでジェネリックのメーカーを変える度に効果も副作用も強力になっているかも?と担当医に話したらそんな話は聞いたことがないと一笑された。
しかし先発薬とジェネリックの成分は同じでも製法が違うから効き目も異なると聞くのでジェネリック同士でも効能の違いがありえるのではなかろうか。
個人的にはこれまでの血液検査のデータから効果も肝臓への影響も穏やかなトーワが良い気がするが試すためトーワを扱っている薬局を見つけたいが探すのも骨が折れそうとかかりつけの処方箋薬局に相談したら「トーワあるよ」(HEROで田中要次演じるバーの店主風)と言われたので速攻で依頼した。
どちらにしろジェネリックのメーカーで効果が違うなんて変な話が広まると都合の悪い人々がいるだろうから誰も相手はしてくれないだろう。
横紋筋融解症の症状として上昇しやすいCPKは78U/Lでミオグロビン尿31ng/mLと正常値の真ん中あたりだったので軽い副作用で筋肉痛や体のツリが起こっていたと推測される。
そして問題なのがスタチンの服用をやめた弊害のコレステロール値だが、
LDLコレステロール値175、総コレステロール値245
見事に上限の遥か上をいってる。
あれだけコレステロール対策の食生活に変えたのに如何ともしがたい。
この食事に変えて体重が2kg以上も減るダイエット中で最近はルームパンツがずり落ちてしまうほどウエストが減っているのにコレステロール値は高いまま。
家族性高脂血症のなせる業か。
スタチンを服用する前の健診データを引っ張り出してみると食生活改善だけだと7%程度の効果があるようだ。
しかし焼け石に水。
えごま油やリンゴ酢も、もはや無意味に近い。
中性脂肪は77とかなり低くなっているのでこちらには影響がありそうだがカロリーコントロールの方が大きそう。
しかし高脂血症で服薬しない期間に成長した腹部大動脈のプラークという爆弾を抱えている身なのでこのままにするわけにもいかない。
このプラークが腹部大動脈解離やら脳梗塞のリスクを高めている。
スタチンを飲み始めてから何度かのCT検査でプラークが成長していないことを確認しているのでこの状態で倒れるまで成長を止めておきたい。
といって食生活や運動でストイックに頑張ったところで雀の涙の成果しか出そうもないしスタチン以外のEPA製剤、エザチミブ(ゼチーア)あたりは合わせ技でも上限値にすら届きそうもない。
筋肉痛の副作用は気になるが担当医と相談して半分の量からアドルバスタチンの服用を再開することにした。
服用中の肝臓値が20~30程度の上昇は諦め筋肉痛とこむら返りさえ頻発しなければ許せる。
健康診断で肝臓値を半年毎の精密血液検査でCPKもチェックするので副作用が現れずに突然大病に至ることもないだろう。
もうひとつ大きな問題が最初のグラフの黄色い線の尿酸値だ。
目盛りが大きすぎて分かりにくいが
4.9→6.4→7.2→7.6
と着実に通風への道に向かっている。
聞き伝手で通風は痛みが恐ろしい、骨折したような又はブルドーザーで足を轢かれた痛みだと聞く。
もう勘弁して欲しい。
肝臓値を下げようとすればコレステロール値が上がりコレステロール値を下げようと頑張れば今度は尿酸値が上がる。
解けないパズルのようだ。
尿酸値上昇の代名詞のビールは月1回程度しか飲まないしプリン体を大量に摂っている意識もない。
これまでコレステロール対策で食べている食材を調べていくと意外にもオートミールに米よりもプリン体が含まれていることが分かった。
そして一番ヤバそうなのは昼食の回転ずし。
貝類、ひかりもの、カツオ、マグロにかなりプリン体がある。
ピーナッツにもそこそこ入っているし、しいたけも案外危ない。
あとは毎晩食事前に食べているオクラ納豆の納豆だ。
もずくも雰囲気危なそうな気がしたがプリン体はなさそう。
これらのプリン体の影響が大きそうだが最近の見解は異なる。
ガッテンによるとプリン体は食べ物から2割で残り8割を体内で作る。
食物のプリン体2割を制限しても大した意味がない。
どこかで聞いたと思ったらコレステロールと同じ考えだ。
コレステロールも昔はイカがダメとか卵がダメとかあれもこれもダメダメで食べるものが無かったが最近は食物から摂るコレステロールは大したことがなく肝臓で製造されるコレステロールが肝心なのでダイエットやカロリーコントロールの方向に変化している。
じゃあ尿酸値を上げないためには?
ガッテン曰く、
プリン体は細胞の中にある核を構成する部品なので、残りの8割は、新陳代謝で生成され、肝臓で尿酸に作り変えられます。
作り出されてもきちんと排せつすればいいのですが、高尿酸の人の9割は、尿酸の排せつが悪いのです。排せつを悪くする主な原因は「肥満」と「体質」です。肥満になると体内で血糖を処理する「インスリン」が余りがちになります。インスリンは尿酸の排せつを邪魔する方向に働くので高尿酸になりやすくなってしまいます。
体重を落とすことで、インスリンが余りがちな状況を解消できますので、太っている人はまず痩せることが一番効果が期待できます。
それは困る。
1カ月で2kgも痩せるような食事をしてBMIは19まで下がりピーク時は90cm近くあったウエストも79cmまで落ちた。
そして血糖のコントロールもうまくいっているようでA1Cも正常値で食後2時間血糖値も90台まで下がるようになっている。
以前は120くらいあったのが大幅改善されている。
コレステロール対策食生活が尿酸値対策にもなっている。
どうすりゃいいんだ。
あともう一つ体質のアドバイスがあった。
肥満以外で尿酸値を上げてしまう原因は「体質」です。しかし「体質を変えられないから」と言って諦める必要はありません。体質は変わらなくても「尿酸の排せつ」を増やして高尿酸を防ぐことはできます。牛乳はその効果が確かめられている食品です。飲む量は1日コップ1杯で十分で、できれば低脂肪の方がより高い効果が期待できます。牛乳以外にヨーグルトなどの乳製品も「尿酸の排せつ」を促してくれます。
こちらもダメ。
今まで尿酸が高かった記憶はない。
どちらかといえば低かった。
それに尿酸の排出を促す牛乳はたまたまフルグラやオートミールを使うようになったので混ぜているし飲んでもいる。
それに低脂肪乳しか買っていない。
改善の余地がない。
ということから基本に立ち戻りプリン体の摂取を減らす作戦にする。
オクラ納豆の納豆を半分減らして昼にオートミールをやめてご飯中心の外食にする。
ついつい食べ過ぎるピーナッツを減らすのは難しそうなので完全にやめる。
しいたけはプリン体がそれ程でもないし食物繊維も摂れるのでそのまま継続する。
問題なのは回転ずし。
これほどコスパがよくて満足感がありササっと食べられて低カロリーでDHA、EPA、タウリンが取れるランチはないのだ。
週5回で食べているが代替えのランチが思いつかない。
家計簿から尿酸が4.9と低かった2019年初頭のランチを並べてみるとエビフライ定食、ステーキ定食、天ぷらうどん、博多ラーメン、牛丼、ハンバーグランチ、とんかつ定食、お寿司、味噌ラーメン、スガキヤラーメン、串カツ定食、牛丼、かき揚げ丼、天ざるうどん、エビフライ定食とこんな感じのローテーションだった。
あらためて見ると胃もたれしそう。
でも尿酸値だけなら今のヘルシーな食生活よりこちらの方がいいわけだ。
せっかくここまでダイエットが成功してあと少しでお腹から贅肉が完全になくなるまで突き進むか諦めて元のランチに戻すかだ。
でも考えてみればダイエットのために食生活を変えたわけではなくスタチンが飲めないのでコレステロール値を下げる食生活をしていたら痩せただけ。
一方で肝心のコレステロールは全然下がっていない。
再度薬に頼ることにしたのでランチを以前の状態に戻して夕食だけ継続しても問題ない。
今後の食生活をまとめると
朝食フルグラ40g+オールブラン10g+牛乳100cc 350Kcal
昼食回転ずしを月2回以下にして普通に外食ランチ 700k~800kcal
夕食 オクラ納豆(1/2)を食べてからの オートミール30g +トマト+もずく酢&ワカメ酢+追加野菜+メインディッシュ(魚、肉、ハンバーグなど)+たまに豆腐か温泉卵 500k~700kcal
夜 リンゴ酢大さじ2+炭酸水えごま油小さじ1
間食 オールブランか海藻類を食べる 100kcal
(女性であればおからクッキーなどもありかと)
飲み物 麦茶、ブラックコーヒー、紅茶、牛乳、カロゼロコーラ、水分量を増やす
通風だけにはなりたくない!
当記事はスタチンを推奨しているわけではありません。
元々LDLが正常値だった方なら運動と食生活改善で正常値に戻せるはずです。
いくら努力しても下がらないような家族性高脂血症の方は医師の管理のもと処方を検討してもらいましょう。
運動不足と飽食で薬を飲むと今度は中性脂肪過多となり意味がありません。