無職生活3年経過でランキング形式の感想

退職して無職生活をはや3年も続けている。

極最近の話題だとコロナ禍で今日は何日かという感覚がない。

何月?と曜日さえ頭にあればゴミ出しとかどこのスーパーやドラッグストアで割引があるかわかるので生活に必要十分になってしまった。

でもコロナ禍が終息すれば旅行や日帰りで出かけることも増えるのでカレンダーをチェックする機会も増えるはずなので一過性だろう。

恒例の退職後の感想を考えよう。

でもこれまでのフォームでまとめると「同上」になってしまいそう。

そこで今回はよかったこと、以前と変わったことなどを思いつくままをランキング形式にしてみた。

順位に大して意味はないが箇条書きよりはそれっぽい。

10位 温和になった

無理をして仕事をしてはいけない。

無理をすると余裕がなくなる。

管理職などやる前の30代の頃は10-4時の仕事で毎日大したストレスもなく無理もしていなかった頃を客観視すると穏やかな性格だった。

歳を重ねて責任が増えキャパが厳しくなると余裕がなくなる。

部下には大らかで余裕のある上司を演じ続けるのが当然だったので余計にストレスもたまる。

部門外の人間とは部署の権利を守るためと勝手に言い聞かせてよくケンカをしていた。

週1でブチ切れていたと思う。

仕事でクルマを運転してもちょっとしたことでブチ切れそうになる。

煽り運転は遺伝子レベルの性格の問題だと考えているがストレスも一因としてあるのではないだろうか?

会社を辞めてゆっくりするようになって温和な性格に戻ったと感じる。

若いうちは多少の無理が効くが歳をとってから無理をするモノではない。

周囲も気がつくようで一層飲み会やイベントに声をかけられやすくなるのが唯一難点だが気分が悪いものではない。

9位 お金の価値観が変わった

収入があるうちは金で時間を買っていた。

できるだけ何事も金で片付けようとした。

ストレス解消のために夜のお店にも頻繁に通っていた。

買い物もコンビニを多用して高級スーパーですべて揃えてコストコで使いもしない食材を買い込んでは期限切れで捨てていた。

ガジェットも新しいものが出るたびに目的も考えずに買い替えては押し入れに捨てていた。

よくいえば経済を回していたが今思えばアホだ。

収入が無く貯蓄も無尽蔵にあるわけでないので無駄や時間をかければ解決できるようなお金は使わなくなった。

家電やガジェットを買う時も本当に必要か?新しいジャンルの場合は直ぐに使わなくなるものではないか?と吟味して購入している。

だから退職後に購入して失敗したと思うようなものは少ない。

仙台旅行で1回使用しただけで先日売却したキャノンのカメラは退職前に購入しているのでセーフだ。

無駄なものを買って失敗して知識を得るのも一つの趣味としてありだ。

橋にも棒にもかからない変なガジェットを買ってきては禄でもない機能や性能でまた無駄遣いしたと笑うのもそれはそれで楽しい。

だが自由を得るのと引き換えにそれができる甲斐性を失くしたので新しい生活様式に合わせる必要がある。

逆に旅費に対しては例外になっている。

先日別の記事を書くために家計簿を調べていた。

昨年11月の支出が24万円を超えている原因の半分はスマホでもう半分はバリの旅費だった。

直感的にスマホの5万円は高いなぁと思ったがバリ島の5万円の交通費には「そんなものだったか」と特に何も感じなかった。

昔だったら間違いなく手元に残るスマホが安くて帰宅すれば無くなる一過性の旅費は高いと感じたはずだ。

会社を辞めてお金の価値観(金銭感覚)が大きく変わったようだ。

8位 自炊で安くおいしいものが食べられる

以前はランチは外食で夕食も外食でたまに弁当やお惣菜を買って食べていた。

一方で今は時間が十分あるので自炊できる。

安くあげるために自炊するというよりもいい食材を安く食べるために自炊をする。

安いスーパーを探し回って鯛、ヒラメ、ブリ、ステーキ、ハンバーグ、ビーフシチューあたりをヘビーローテーションしてもそれほど食費はかからない。

それでいて食費に7-8万円使っていた頃より満足度は高い。

あとは料理人の腕次第だが案外料理の才能はあるのか最近のレシピが優秀なのか味にうるさい割に満足した食生活を送っている。

主食をオートミールにしたことで体重を減らしながら、いや減らしすぎて困っているほどお腹いっぱい食べられるのも嬉しい。

おそらく退職していなければオートミールとも出会えていない。

人にとって衣食住は大切だと辞めてから思うようになった。

7位 ダラダラと取り組める

ここ最近取り組んでいた無職生活向上委員会もそうだが時間がかかり飽きてしまいそうなことをダラダラ続けることが出来る。

仕事をしているとプライベートは短期決戦になる。

家を模様替えしようと考えた場合は土日で一気にやってしまおうとなる。

平日でしかできないことだと1日休暇を取るのが限度だろう。

だから一度にできる範囲は限られる。

それに仕事に集中しているとやる気も起きない。

一方で現在はいくらでも時間があるので終わりを決めずに取り組める。

無職生活向上委員会も結局1カ月もかからずに満足のいく完了になったが予定では年内中に終わればいいと考えていた。

何にしても納期やら期限を考えずに行動できるのは楽しい。

6位 夜中ぶっ通しで何か出来る

7位とは真逆だが平日に観始めたドラマ、アニメ、書籍がやめられず夜中ぶっ通しで朝まで観ても問題ない。

以前なら途中で明日仕事があるからこのあたりで区切りにしようとやめていたがその必要がなくなった。

思い立ったら好きなことを好き時に好きなだけできるのは何物にも代えられない。

もう少し若ければこれがトップの一角だったが寄る年波には勝てず気軽に徹夜もできなくなったのでランキングとしてはこの位置になる。

5位 天気に合わせて外出ができる

靴がびしょびしょになるのが大嫌いだ。

だから雨の日に外に出たくない。

雪も見るのはいいが歩きたくないし大寒波や台風に外に出るなんてもってのほか。

しかし仕事があれば雨が降ろうが槍が降ろうが出社しなければいけない。

いまは気分が乗らなければ出かけるのをやめたっていい。

今日はあそこに行く予定だったけど雨が降っているからやめておこう、今日は寒いからスポーツジムもやめておこうとかお出かけを自分の都合で変更できる。

知人との飲み会や旅行は気軽にブッチできないけれど天気が悪いのを体調不良のせいにしてやめることだってできる。

天気に合わせて行動できる。

これが求めていた行動様式だ。

なんて気楽な生活だろう。

4位 好きなタイミングで病院

これまで病院に行けるのは仕事の落ち着いた合間だった。

どうしても仕事優先で健康は二の次になる。

仕事がなければ健康第一に変えられる。

体調不良で病院もそうだが、健康診断も好きなタイミングでCT、MRI、PET、胃カメラ、大腸カメラと受けることが出来る。

PETで気になる箇所が見つかり大腸カメラで大腸がんの早期発見が出来たのも僥倖だ。

無職生活のおかげで寿命が延びたといっても過言ではない。

劣悪な仕事環境が祟り50代、60代で亡くなられた方の葬儀に出席したこともあるがこの人は何のために仕事をしてきたのだろうと悲しくなる。

3位 飲み会に参加しなくていい

いまの若い人達は基本会社の飲み会に参加することは少ないようだ。

しかし我々の世代はそうもいかないので羨ましい。

特に責任ある立場だと建前は自由参加の飲み会でも出席しないわけにはいかない強制参加のイベントばかりだ。

それに企画を指示しなければいけない立場だった。

稀に楽しみな飲み会もあったが大半は酒が入るまで憂鬱な気分だった。

憂鬱な気分を作る上に参加費を人より多く支払って出席する。

もちろんアルコールが入ってしまえば嫌な気持ちも吹き飛ぶことも多いのだが行くまでが憂鬱だった。

それを表に出さないよういかに当日の飲み会を楽しみにしているフリをするのが大変だった。

以前に下戸の上司がいて必ず全ての飲み会に進んで参加され人より高い参加料を支払い常にニコニコされていたがやはり人の上に立つような人は聖人君主かそれを演じきれる人ではならない。

自分には無理だ。

退職後は旅行以外で進んでアルコールを飲まない、自宅に消毒以外のアルコールを置いてないことからも酒がこの世になくて困らない人種なのだ。

飲み会がなくなった一点だけでも退職してよかった。

2位 好きな時期とタイミングで海外旅行

移住の視察として始めた旅行だったが今では趣味と化している。

昔から暇な時期は海外旅行をしていた。

それが責任ある立場になっていくと海外旅行は難しくなっていった。

何せ休暇だろうと休日だろうと連絡があれば会社のパソコン開いたり電話をして仕事をしていたので海外だと連絡ができない。

もちろんここ10年くらいならインターネット技術の向上で旅行をしながら会社の仕事ができないわけでもなかった。

実際に同じような立場の同僚で年末年始は必ずハワイで過ごして海外で仕事をしている人もいた。

当時そこまでして海外旅行をしたいわけでもなかった。

いま仕事に戻ったら同じことをするかも知れないほど旅行好きになれたのはやはり退職して自分の都合で旅行できるようになったからだ。

それと繁忙期ではなく閑散期の一番安い日時のフライトチケットを取って格安で計画して出かけられるのも旅行の頻度を上げている。

1位 平日昼間に外をフラフラとポタリングしながら買い物

仕事をしていた頃これほど自転車でそこら辺をふらふらするのが好きだったとは知らなかった。

もちろん旅行先でポタリングするのも楽しいのだが家の近所10キロ圏内をふらついていても同じくらい楽しい。

平日でなくとも休日ポタリングしても同じくらい楽しい。

だからこの趣味は退職しなくてもできるはず。

しかし退職したからこそこんなことが楽しいと気づくことができた。

無職生活は漫然と働いていた時代には気がつかなかったことを気づかせてくれる、これが実際には1位なのだろう。

逆に仕事を辞めて気がつかなくなったこともいくつかあるのだろうがいまの生活にはさほど影響がないので気にすることもない。

反対にデメリットも少し考えてみた。

よくいわれる数年もぐうたら遊んでいると仕事に復帰できないとか早くボケる、については心配したが当てはまらない。

現役時代も今も起きている間ボーッとしている時間がなく常に何かを考えている。

だからそれをうまく止められないと寝ることもできない変な体質だ。

観たことがない番組だがチコちゃんに「ぼーっと生きてんじゃねーよ」と言われたいほどだ。

会社にいた頃も同じタイプの人間がひとりだけ居た。

彼も同様に脳が常に回転しており止める手立てがなく不眠症で苦労し続けている。

みんな同じだと思っていたがそこで自分が少し変だと気がついた。

それくらい脳を動かしているので今でも十分元の仕事はできると自負している。

やりたいかは全く別問題だが。

あとはやっぱりストレス耐性が下がっているのは気になる。

仕事では上記の通り辞めてよかったことで述べているように常に色々なストレスに晒されている。

一定のストレスが精神面も肉体面もバランスを取っている。

それがないので逆に精神的に不安定になっている気もする。

ストレスで病気になっている方からすると無い物ねだりと叱られそうだが人というのは歳を取ると色々脆くなっていくものだ。

あと生活が単調になりがちと思われるかも知れないが色々興味を持ちやすくサッサと醒めるタチなのでそうでもない。

少し前は軽いリフォームに夢中でその関連で百均商品にハマり今はアンティーク金貨を勉強中だ。

世界的な大不況がやってこない限り安全資産の香りがするので趣味も兼ねてほんの少し手を出したい。

但し骨董品に手を出すのに近しいので模造品があったり高値つかみをしそうなので知識が必要になる。

以前買おうか検討していたマジックザギャザリングのレアカードのブラックロータスと同じで結局買わないかもしれないが知識を得るのは面白い。

こういった骨董、硬貨、切手、カードなどは国内市場ではなく海外市場で考えないと意味がない。

だから新興国で今後成長する可能性の国の骨董価値がある金貨を手に入れておくとその国の富豪が増えて需要が高まり大化けするのではないかと考えている。

BRICsとかMISTとか、でも韓国関連は買わんけどw

調べていた繋がりで中国茶にも興味が出てきてここ数日は茶器を買おうか迷っている。

とりあえず急須と茶碗は百均でお茶はネットで評価の高い鉄観音を買ったので合計で千円で始めてみる。

ここのランキングのお茶をひと通り探して飲んでみて考える。

お茶を趣味として続けそうならいい茶器でも揃えよう。

とりとめが無くなってきたのでまとめると、

癌やコロナで「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」


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コメント

  1. テンハン より:

    天気に合わせて外出ができるってのはありますね。
    私もそれなりの会社で管理職してましたが、私の1位は余計な人付き合いが不要になったということですね。

    • ohrat より:

      コメントありがとうございます。
      おそらく人付き合いが退職の要因になる方は多いですよね。