恵那馬籠旅行記1日目

8月後半に東海3県どこかにGOTOキャンペーンを利用してひとり旅することにした。

それほど大した旅行でもなく近場に一泊して人気(ひとけ)の少なそうな観光地を巡るだけ。

行き先は決まっておらずクルマで行けそうなお得なホテルがないか?と探していた。

情報サイトでじゃらんに税込12000円以上の宿泊利用で4500円引きのクーポンが残っていることを知る。(注意:このクーポンは8月予約限定で9月はかなり劣化したクーポンのみ)

GOTOクーポンと同時利用ができるので宿泊費12000円だと支払額はなんと3300円になる。

泊まらない理由がない。

というわけでじゃらんで12000〜13000円で夕食と朝食付きで泊まれるホテルを探し回った。

愛知県で本島から2kmと近くタコが名産の日間賀島がよさそうだったが民宿や旅館は苦手なのと離島は医療が脆弱なので万が一コロナを持ち込んだら最悪なので諦める。

次に三重ならむかし仕事で松阪市に通っていた時に食べまくった松阪牛でも食べてお伊勢参りもいいがさしの入った牛肉は身体が受けつけなくなっている(嘘

でも個人的には赤身牛肉買ってきて自分で焼いて食べた方がいい。

面白いと思ったのが名古屋駅周辺んにあるホテルで素泊まりだと約6000円で5000円の豪勢なひつまぶし定食が付いて12000円のプランだ。

1000円はどこに消えた?なんて考えたらいけない。

3300円で高価なうなぎ定食を食べられるのはいい。

ただ名古屋駅で泊まってもやることもないので食べたらそのまま帰りたい。

だから他にいい宿泊施設が見つからなければのキープにした。

愛知、三重、岐阜と探し回るのだがじゃらんで面倒なのは△県〇地方みたいにエリアを絞らないと検索ができないこと。

せめて県単位で検索できるようにして欲しかった。

そして愛知、三重、岐阜と探して見つけたのがホテル花更紗だ。

東海県民だとさらに2000円割り引いてくれるプランがあったので本来15000円の定価がGOTOとじゃらんクーポンを組み合わせて4000円になる。

岐阜県中津川市にあり料理も美味しそうに見えるし温泉もあるしお得感がある。

朝飯がおいしいというレビューも載っていた。

それにホテル名に20代の頃に読んで好きだった漫画の戦国じゃない方のBASARAの主人公と同じ名前が入ってる。

よし、ここを明日1泊予約しよう!

それから行き先を考える。

目的と手段逆転はいつものこと。

ただ中津川といわれても知人が子供とキャンプに行ったという情報くらいしかない。

そこで地図を見ると馬籠、妻籠の近くだ。

ああ、中山道の宿場町だ。

いいじゃないか。

ここ回ろう。

全長8kmで3時間程度で横断できる。

折りたたみ自転車で走りたいが思った以上に勾配があるのでハイキングにする。

それに天気がダメなようでしまなみサイクリングのように雨の中走るのは厳しい。

その代わり前日はホテル手前の恵那峡周辺でポタリングすることにした。

あと一般道走ると3時間以上かかるから途中の駅の道で休憩は必須。

約50km地点にあるからそこで昼食にする。

1日目に恵那を自転車で回る。

でも降水確率が80%まで上昇してるので恵那峡を傘で歩くことになりそう。

そしてホテルにチェックインし翌日は馬籠宿の駐車場に止めてハイキングして妻籠まで行ってバスで戻って帰宅する計画にした。

1日目

9:30出発

11:00道の駅で休憩して食事

12:00道の駅出発

13:00恵那峡駐車場

15:00恵那峡出発

16:00ホテル着

2日目

8:00頃出発

8:10馬籠駐車場着、歩き

14:00妻籠着

14:22バスで馬籠へ戻る

15:30 馬籠着

18:30 帰宅

ざっくりこんな流れ。

公共交通機関の旅行だったらいつものように無計画で行き先や時刻表をググりながら進んだ方が面白いがクルマだとそうもいかないので旅程をある程度決めておく。

クルマなのでいくらでも荷物を持っていけるが今回は着替えとスマホとジンバルカメラと扇風機があれば十分だ。

足はサンダルよりもスニーカーかと思ったけれど暑いのでスポーツサンダルにした。

勾配があるとはいえ平地8kmなら大丈夫だ、多分。

予定より少し早めに出かけてガソリンを入れる。

天気は思っていたよりいいが当日も恵那は雨の予報だ。

朝なのに車の温度計で外気温はすでに31度だ。

国道363号線から県道33号線でまずは岐阜県の道の駅を目指す。

いわゆるワインディングロードで道がウネウネしてて自転車乗りが猿投グリーンロードを目指し狭い道をつっ走っているので車のすれ違いに自転車が重なると超危険だ。

かなり注意して走った。

でも越県して岐阜に入った標高高めな道路は気温が26度と涼しいので窓を空けて走れば気持ちがいい。

愛知の郊外道は信号待ち加味して時速30km/hで計算できるので10:30に道の駅到着した。

観覧車と見間違うほど大きな水車がランドマークだ。

まだ11時前で少し早いがお腹が空いているのでお店に入る。

2軒あり左が地場の食材売り場と食堂で右が屋台だ。

左のお店のおふくろの味定食山菜おこわ(850円)を食べた。

早い時間に並んでいる客はおばさんやおばあちゃんばかり。

一組だけ年下は子連れのお母さんかな。

これなら味は折り紙付き(๑´ڡ`๑)

田楽と玉子が乗ってる皿だけでも観光地価格なら400円しそう。

すごいコスパ定食だ。

これを食べるためにこの駅にやってきてもいい。

どれか一品がめちゃくちゃ美味しいわけではなく全体的に平均以上においしいのでぺろり😋

食べ過ぎだが体脂肪率を13%に絞ってきたので大丈夫だ。

本当は12時頃まで居るつもりだったが早飯だったのと思いの外暑いのでそのまま恵那向かう。

257号線をひた走り恵那市街を抜けて恵那峡駐車場にたどり着く。

無料パーキングがいい。

周りは思った以上にアップダウンがあるので折りたたみ自転車はきついかと徒歩で散策した。

でも気温が32度あるのであまり移動したくもない。

木曽川沿いの避暑に来てる気持ちなのに気温が30度以上あると騙された気分だ。

ぶっちゃけ車でクーラーキンキンでワインディングロードをドライブしてる方が快適で楽しい。

おそらく恵那峡最大の目玉であろうの遊覧船に乗ろうかと思ったが、

船は結構乗ってるし緩やかな川下りしてもどうなんだろうという事でやめる。

ダムまで行くジェット船もあるらしいが乗り場がよくわからないし暑さで思考が働かない。

周りを散策しても30分もあれば十分だ。

弁財天様見たらSHIROBAKOまた観たくなってきた。

この記事アップする翌日が劇場版再上映の最終日だ。

まだ2時間余裕があるので今度は恵那峡展望台に車で移動する。

本当はこの場所を拠点にして自転車でいくつか移動するつもりだったが自分の脚力ではこのアップダウンの勾配は無理だ。

橋を越えてすぐに右側なので通り過ぎそうになる。

絶景だ。

しかし暑すぎなので10分滞在が限界だった。

毎度の如くドンドン計画前倒しになりまだ13時だ。

16時チェックインなので移動時間を加味してもあと2時間ある😥

それにしてもこの暑さで明日に馬籠妻籠8km歩くと干からびそうだ。

もうスタバでいいので涼んでいたい。

グーグルマップで探すとスタバは恵那市街まで戻らないと無い。

とりあえずホテルに向かう途中で喫茶店見つけて入ろう。

と思ったが行けども行けども何も見当たらない。

そこで途中のスーパーでアイスを食べてマップをチェックする。

近くに中津川公園がある。

公園なら平地だろうから時間まで自転車でこの辺りをポタリングしようと移動した。

ガラガラの公園駐車場で自転車を取り出して組み立てる。

そして走り出すと違和感が。

リアタイヤの空気圧が足りないのでふわふわしてリムに軽く擦れてる感じがする。

これで走るとチューブが破損する。

諦めて車に戻す。

さあてどうしよう?

ホテルに近いのは中津川市ふれあい牧場だ。

でもウサギとふれあう齢でもない。

ホテルまでは国道19号なので道路沿いになにかないかと探すとマクドがある。

マクドまで移動して休憩する。

ドライブスルーはものすごい並びだ。

でも中はコロナ対策で1パーティションに一組という配置なのでガラガラ。

ゆっくりできる😄

この時点でスマホのバッテリーが50%しかない。

設定見ると2時間も使っていないのに。

このままだと必ずスマホで調べながら移動する海外旅行だと昼頃に電池切れだ。

早めに機種変しないと。

中華スマホの難点は短命バッテリーだ。

そういえば午後から80%の降水確率だったはずだが未だピーカンだ。

40%まで下がっているがそれでも降る気配はない。

さすがに晴れ男の面目躍如だ。

しまなみ海道では土砂降りで天気の子の天野陽菜並の能力が突如消えたかとがっかりしたが連れに自分より強力な雨男がいたようだ。

マック※で休憩して時間になったのでホテルに移動する。

※東西両方の呼び方を使ってバランスをとっておく。因みに愛知県はマックが多い。

駐車場が小さいので適当に停めて出迎えてくれた従業員さんに鍵を渡してチェックインする。

建物はかなり年季が入ってる感じだ。

表を撮り忘れたがどこかの古い公民館か事務所って感じでナビを使っていないと通過している。

部屋はホテルの中で一番狭い洋室だがそれでも十分広い。

国内でこれだけ広い室内は太平洋フェリーで1等客室に泊まったとき以来か。

海外だと安くても物価格差で豪華な部屋に泊まれることはある。

クーポン無ければこんな豪華な部屋に泊まる可能性ゼロだったのでGOTO様様だ。

併設されている温泉施設とホテル内にある温泉も使えるがユニットバスもついている。

そして夕食。

着席すると予め料理がある程度並んでおり温かいものは後から仲居さんが運んでくれる高級旅館方式だ。

そしてうまい。

刺し身が先に置いてありマグロがドス黒かったので、むかし社員旅行で大広間で浴衣で並んで座敷に座って食べたあのレベルかと思ったが全然おいしい。

(๑´ڡ`๑)

いい刺し身だし飛騨牛はA4に間違いないし鮎も養殖かも知れないがコクがあってうまい。

大きなナスの入った「丸なす恵那そぼろ田楽揚げ」がヤバい。

ハモに関しては一時期食べまくっていたので味にうるさいが食べられる。(褒め言葉)

デザートは普通だったが料理は旨かった。

サービスもいい。

客は数組しか見なかった。

泊まってる客より従業員の方が多いから赤字だな。。

内部留保無くなるとホテルや旅館もバタバタ倒れるぞ。

ビール中瓶が700円なのは仕方ない。

数本飲んで少しはホテルに貢献しようと思ったが食べ過ぎてお腹が破裂しそうだったので一本しか飲めなかったのは申し訳ない。

酔が冷めるまで待って地下の天井のある不思議な露天風呂を軽く浴びて寝た。

ここまでで使った金額はホテル代込で5786円だ。


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